ワイルド・スピードファミリーの強さをスカウターで推し量ってみた
ワイルド・スピードのシリーズには魅力的なキャラクターが次々に登場する。そう、いっぱい登場する。
ただのストリートレーサーの強盗集団から、気づけば世界を救う立場にまで成り上がってしまう。正義のアウトローとも呼ぶべきファミリーのリーダー的存在ドミニク・トレットを中心に、ひとりまたひとりと彼の魅力に引き寄せられてしまい、仲間入りを果たす方々がいる。
魅力的なキャラクターに集まるのも、これまた魅力的なキャラクターで、それぞれどれほどの強さをもっているのか、スカウターという名の完全なる僕の独断と偏見で一人ひとりの強さを推し量ってみた。
ひとえに強さといっても、単なる力だけでなく運転技術であったり、タフ度、知能、運、得意技に付け加えて愛車(そのキャラクターに一番似合っていると思う車)も選んでみた。どうか温かい目で読み進めていただけたら幸いだ。
僕から見たキャラクター像はこうだ!
レギュラーメンバー
ドミニク・トレット
強さ(力) | 100 |
運転技術 | 100 |
タフ度 | 100 |
知 能 | 100 |
運 | 100 |
得意技 | ヘッドバッド |
愛 車 | ダッジ チャージャー |
ワイスピきっての最強の男といえば間違いなくドミニクになる。そんな最強男の強さは、もちろんオール100。数々の人間離れした力技を見せられ、もはやリディックかと思ってしまうようなその強さは本物。
運転技術では、毎回奇想天外なドライビングテクニックを1回以上は披露してくれるなどサービス精神旺盛なところがある。機転だらけで、うまいという次元を超えている。
得意技は、『ワイルド・スピード EURO MISSION』でオーウェン・ショウの部下相手に見せたヘッドバッドを採用している。
愛車は彼らしいマッスルカーの代表的1台、米国クライスラーが製造した車を選んだ。
ブライアン・オコナー
強さ(力) | 80 |
運転技術 | 90 |
タフ度 | 70 |
知 能 | 60 |
運 | 80 |
得意技 | 色男スマイル、鼻折り |
愛 車 | 日産スカイラインGT-R(R34) |
ワイスピきっての色男。1作目『ワイルド・スピード』と2作目『ワイルド・スピードX2』のときはまぢでかっこいい。時折見せる、得意技のスマイルにやられてしまう。もうひとつの得意技の鼻折りは、ブライアンとはなにかとウマが合わないマイケル・スタジアック捜査官に対してのみ発動される技になる。
運転技術は、過去にレースでドミニクに勝ったことがあるものの、それは子どもが生まれ父親になるブライアンを祝福するために、わざとに負けたドミニクの粋な計らいで。ブライアンが子どものように喜ぶ傍らローマンやハンは見抜いていたことから、ひとり見抜けなかったブライアンの知能を考えると60の数値にした。
愛車は日本車が大好きなことでも有名で、プライベートでも所有していたほど。日産・スカイラインGT-Rを含め、フェアレディZ、シルビア、トヨタ・スープラ、タンドラなどを所有していた。これらの車は、オークションで競売にかけられすべて売却されている。
レティ・オルティス
強さ(力) | 80 |
運転技術 | 75 |
タフ度 | 95 |
知 能 | 70 |
運 | 60 |
得意技 | 威嚇 |
愛 車 | シボレー コルベット スティングレイ C2 (1966年式) |
ワイスピきってのタフガール。このカテゴリーはレティ以外考えられないかと。それくらい根強いイメージをもつ。同時に度胸に関しても、かなり肝が据わっているキャラクターでもある。印象的だったのが、『ワイルド・スピード EURO MISSION』と『ワイルド・スピード SKY MISSION』での一戦。
ユーロミッションではホブスの部下の元部下で実はオーウェン・ショウの仲間だったライリー・ヒックス捜査官と、スカイミッションではヨルダンの王子の私設警備隊の女リーダーのカーラとの死闘を繰り広げた。ひと回りもふた回りも自分よりも大きい相手をなぎ倒す姿は立派なもんだった。
運の数値については、『ワイルド・スピード MAX』での一件で任務失敗に終わったことがあったためそのようになった。その任務も、麻薬密輸組織のボスのブラガがオーウェン・ショウとの親交があり、そのときにはもうすでにレティがスパイであることを知られていたという、運の悪さが仇となってしまった。
得意技は見るからに近寄り難いオーラを放ってて、好きな相手(ドミニク)に近づく女の子がいれば一瞬で追い払ってしまう技をもっている。
愛車はシリーズ全体を通してドニミク同様タフな車を好んでてて、なかでも一番似合ってたなと思う車を選んだ。真っ赤なコルベットがまぢでかっこいいし、まぢでお似合い。完璧にさまになってた。
ミア・トレット
強さ(力) | 65 |
運転技術 | 80 |
タフ度 | 70 |
知 能 | 70 |
運 | 70 |
得意技 | フライパン |
愛 車 | ホンダ アキュラ NSX(2003年式) |
ワイスピきっての美女のひとりになる。ほかにもまだ美女は登場しますが、1作目のときの可愛らしさはまぢでやばかった。可愛いにもほどがある。ブライアンと並ぶと、まさしく美男美女の2人で絵になる。
僕から見たミアの能力は良くも悪くも平均的で、唯一運転技術だけは兄譲りの度胸と正確な判断能力を兼ね備えていると思い、そのような数値となった。
『ワイルド・スピード MEGA MAX』の冒頭シーンからはじまる、兄・ドミニクを輸送車から助け出す際に見せたドライビングテクニックは、可愛らしいルックスとは裏腹にかなりの大胆さを兼ね備えている。一切の迷いなくストレートに輸送車へ突っ込む、その覚悟がやばい。
『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』ではアクションに挑戦するなど、か弱い女性のイメージを絶賛払拭中。得意技のフライパン攻撃が炸裂している。
愛車については、兄・ドミニクを輸送車から助け出すときに使われた車を選んだ。このときのミアは運転にしても美人度にしても異様に輝いていた。短いシーンだけれども、ミアが登場するシーンのなかでもお気に入りになる。
ローマン・ピアース
強さ(力) | 60 |
運転技術 | 70 |
タフ度 | 75 |
知 能 | 60 |
運 | 100 |
得意技 | おしゃべり |
愛 車 | ケーニグセグ CCXRエディション(2010年式) |
ワイスピきってのお調子者キャラ。また同時に食いしん坊キャラでもある。その所以は、刑務所生活で満足のいく食事ができなかったことが影響している。初登場の『ワイルド・スピード X2』では、とにかく食べるシーンが多用されているのでいかに食いしん坊キャラなのかわかるはず。
能力値について特記すべき点は運の高さ。
『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』を境に、過去に何度も死線をくぐり抜ける場面があったのにも関わらず生き延びられているのは、運の良さが影響していることに自ら気づく。
確かに圧倒的不利な状況で銃撃を浴びせられているのに傷一つついていないとか。地雷から免れて車から脱出できたかと思ったら上から車が降ってきて、一命を取りとめたりとか。どう考えても無理だろうという装い&車で宇宙へ行ったりとか。
臆病な性格ゆえに、それがいい方向に働いて運の良さを高めているところはある。
得意技のおしゃべりは常に発揮されてて、余計なことまでお話するものだからブライアンやテズからはよくイジられる。あとたまにというか、リトル・ノーバディとはよく言い合いをしていた。おしゃべりにしてもなんでも、基本誰かがいないと彼のキャラクターは活かされない。
愛車については、超高級車がとにかく大好きで『ワイルド・スピード MEGA MAX』で手に入れた大金で世界に4台しかないとされているカーボン仕様のケーニグセグ CCXRエディション(2010年式)に乗って登場するシーンは、まぢでやばかった。ワイスピシリーズに登場した車のなかでも、かなりの高額車で普通にびびる。ちなみにそのシーンでは、テズも一緒の車をお披露目する。しかもオプションに美女をつけて。笑
テズ・パーカー
強さ(力) | 85 |
運転技術 | 75 |
タフ度 | 60 |
知 能 | 90 |
運 | 90 |
得意技 | カンフー |
愛 車 | フェラーリ FXX |
ワイスピきってのメカニック担当キャラ。もとはストリートレーサーの仕切り屋でしたが、物語にストリートレーサーの要素が薄くなってからは徐々に機械がいじられるインテリキャラへと変貌した。
能力値については、小柄な見た目とは裏腹に戦闘でカンフーを使いこなす。個人的には、このギャップが好きすぎる。
車の運転については、うまいというよりかはいつもみんなの縁の下の力持ち的な役割を担っているため、そのような数値にした。
知能の高さはメカニックの強さを活かして、追っかけてくる車をなぎ倒していくなど、いろいろな仕掛けをお披露目し楽しませてくれるサービス精神旺盛な一面もある。
運はローマン同様、無事宇宙からの帰還を果たした時点で余裕の90以上とした。
愛車はテズといえばこれだなと思い『ワイルド・スピード EURO MISSION』でお披露目したフェラーリ FXXを選んだ。公道ではまずお目にかかれないレア中のレア車で。むしろサーキット走行専用車なので、もはやF1の部類になる。そんなレア車を所有しているテズが凄すぎる。いかにも彼らしい車なのかなと。
ハン
強さ(力) | 60 |
運転技術 | 80 |
タフ度 | 75 |
知 能 | 80 |
運 | 70 |
得意技 | ドリフト |
愛 車 | RX-7 |
ワイスピきっての愛されキャラ。いつもお菓子を食べているイメージで知られている。実はこれには理由があって、昔はかなりのヘビースモーカーだったらしく、タバコをやめたのをきっかけにお菓子を食べるようになったという経緯がある。これを恋人になる前のジゼルに見抜かれていた。そのシーンは『ワイルド・スピード MEGA MAX』で描かれている。
お菓子以外にも、実は一度死んだと思われたキャラクターで、のちに復活を遂げる。このときの喜びといえば、それはもう発狂ものだった。復活の仕方も自然だった点もよかった。
能力はこれといってなにかに秀でている感じではなく、ハンというキャラクターがいるだけで、なぜか安定感が生まれる。全体のバランスを中和する役割のようなものがある。
得意技は『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』から登場したということで、やはりここはドリフトは外せない。作中でお披露目したドリフトの腕は見事なものだった。ちなみにショーン・ボズウェルからは、なぜドリフトキングのタカシと戦わないのか尋ねられるも、やる意味がないと一蹴している。憶測ではあるものの、たぶん、タカシよりもドリフト能力は上であると思う。いや、そう思いたい。
愛車はまさしくハンを象徴とするRX-7を選んだ。オレンジ&黒のボディカラーが目を引くかっこいいデザインとなっている。このデザインを手がけたのは「VeilSide(ヴェイルサイド)」という日本の会社になる。ちなみに1作目でドミニクの愛車として登場したRX-7や、2作目のスーキーの愛車S2000もVeilSide仕様となっている。
ラムジー
強さ(力) | 50 |
運転技術 | 50 |
タフ度 | 50 |
知 能 | 100 |
運 | 90 |
得意技 | ハッキング |
愛 車 | ノーブル・M600 |
ワイスピきってのハッカー&美女担当キャラ。ハッキング能力については、もはや説明するまでもなく、かの有名な「ゴッド・アイ」を開発した人物になる。ゴッド・アイというのは、世界中のありとあらゆる情報機器から瞬時にデータを入手することのできる監視プログラムで、まぢで最強。
『ワイルド・スピード SKY MISSION』と『ワイルド・スピード ICE BREAK』では、このゴッド・アイを巡っていろいろな悪党どもから狙われてしまう、その名の通り神アイテム。
美女レベルについては『ワイルド・スピード SKY MISSION』を観ていただくとわかりますが、真っ黒なビキニを着て海から出てくるシーンが鼻血ものだった。これをきっかけに、ミアもジゼルも惜しくも美女の順位を落としてしまう結果となってしまった。それくらい美しさに拍車がかかっている。
運転技術については、ぜひ『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』をご覧ください。街中崩壊事故多発で損害賠償のことを考えるとキリがないくらい、それはそれはひどいものだった。運転ド素人にトラックを運転させるとこうなることがきちんと描かれていた。
愛車という愛車のイメージはないものの『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』で公開されたノーブル・M600を背景にして写ったポスターが異様にさまになっててかっこいい。まー、自作PCを扱う姿は、それの2倍かっこいいですけどね。
リスベット(『ドラゴンタトゥーの女』の主人公)に次ぐ魅力的な女性ハッカーキャラになる。
まとめ
映画の楽しみ方といっても、ただ単に観て終わらせるのも勿体ないと思い、今回ワイスピファミリーのそれぞれ魅力的なキャラクターを使って僕目線で能力表みたいなものを記事にしてみた。誰が得するわけでもありませんが、映画の楽しみ方は無限大であることを感じていただけたらと思う。
次回はワイスピに登場する強者同士で戦わせるのもアリなのかなと、そんな企画を考えている。