2020-04-29

映画『海獣の子供』映像美はめちゃめちゃすごい、でも2回観ても物語は理解できなさそうな作品

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上映時間111分
製作国日本
監督渡辺歩
音楽久石譲
配給東宝映像事業部
公開日2019年
主な出演者安海琉花(芦田愛菜)
海(石橋陽彩)
空(浦上晟周)
総合評価
『海獣の子供』:

 

「ジュボーン」

「ブクブクブクブクブク」

「ボォコボォコボォコボォコボォコ」

「ザァザァザァー」

物語の内容はともかく、なにかあったらやたら海へ飛び込むしその勢いで海の音で癒されるし、ヒーリング映画のようでした。

肝心の内容はというと、小難しいセリフが四方八方行き交って理解に苦しむってのもありますが。

つまりあれ、あれかな。宇宙は人間みたいに未知な部分が多いし(逆も然りだけど)、海は海で神秘に満ち溢れている……。

だからなんだと言いたい。

あらすじ

光を放ちながら、地球の隅々から集う海の生物たち。

巨大なザトウクジラは“ソング”を奏でながら海底へと消えていく。

<本番>に向けて、海のすべてが移動を始めた―――。

自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、夏休み初日に部活でチームメイトと問題を起こしてしまう。母親と距離を置いていた彼女は、長い夏の間、学校でも家でも自らの居場所を失うことに。そんな琉花が、父が働いている水族館へと足を運び、両親との思い出の詰まった大水槽に佇んでいた時、目の前で魚たちと一緒に泳ぐ不思議な少年“海”とその兄“空”と出会う。

琉花の父は言った――「彼等は、ジュゴンに育てられたんだ。」

明るく純真無垢な“海”と何もかも見透かしたような怖さを秘めた“空”。琉花は彼らに導かれるように、それまで見たことのなかった不思議な世界に触れていく。三人の出会いをきっかけに、地球上では様々な現象が起こり始める。夜空から光り輝く流星が海へと堕ちた後、海のすべての生き物たちが日本へ移動を始めた。そして、巨大なザトウクジラまでもが現れ、“ソング”とともに海の生き物たちに「祭りの<本番>が近い」ことを伝え始める。

“海と空”が超常現象と関係していると知り、彼等を利用しようとする者。そんな二人を守る海洋学者のジムやアングラード。それぞれの思惑が交錯する人間たちは、生命の謎を解き明かすことができるのか。

“海と空”はどこから来たのか、<本番>とは何か。

これは、琉花が触れた生命(いのち)の物語。

引用:Amazon.co.jp

 

感想

いやね、よかったですよ。

言い回しがくどいセリフに対するストレスは感じつつも、その後すぐに脳波に優しいヒーリングサウンドが流れてチャラになるあの構成は。

観てる間ずっと地肌が潤うような感覚が体感できて、脳みそもそうだけどお肌にもいいんじゃないかと思いまして。

もしかして化粧水いらず?本作自体が化粧水の役割を担っている?そんなことはけしてありませんが、この感覚は『アクアマン』以来なのかなー、と。

まぁ、『アクアマン』の場合は物語も主題歌もキャスティングも演出も全部よかったですが。

本作はやっぱり一度観ただけでは理解に苦しむので。かといって、情報処理が追いつかず消化不良の部分があるので、すぐに2回目を観ようとは思えませんでしたけど。てか思えないです。

考えている次元が違うというか、あまりにもかけ離れているので少し落ち着いたあとに2回目を観てみようかなと思います。

じゃないと頭ん中パンパン。この次観ようと思っても心の準備や覚悟が必要に感じて変に構えてしまいます。

 

というのも、海中の怖さだったりとか海の生物の怖さだったりとか、海と空の怖さだったり……そもそもイラストの目が怖すぎて、あれはどこかで見た感じかと思ったら『アリータ: バトル・エンジェル』でした。

ギョロ目の感じがどうも受けつけず、でも段々慣れてはきます。

けど、なにかを見透かされているような気がしてなんか嫌です。慣れはするけど好きにはなれません。

 

で、で、で、耳を疑ってしまったのが海と空はジュゴンに育てられた子供という設定にまず驚き。

狼に育てられた人間の話は聞いたことありますけど、ジュゴンって……。

息どうやってするの?

ずっと泳いでおくの辛くない?

夜はどうやって寝るの?

服の入手先は?

ご飯は?

移動は海中?

寒くないの?

慣れ?……なことあるかい!

もうね、違和感しかなくて、海や空は人間でもない動物でもないなにかと言われても、じゃー、なんだよ、て話です。

きっと宇宙人だとか言うんでしょうけど、だったらE.T.を出しなさい。そしてスティーブン・スピルバーグに許可を取りなさい。

じゃないと心の底から納得できませんから。

 

けど、やっぱり、映像美はすごい。

すごいって言っても想像以上だし、びびり上がります。

特に誕生祭シーンの映像は壮大すぎて言葉にならないというか、これが言葉にしてはいけない映像なのか、とただただ驚くばかり。本当にやばいやつなんでぜひ一度は観てほしい。

理解しようと思ってもそもそも無茶な話なので、ひたすらすごいアニメーションを浴びているような、よくわからないけど感覚的にすごいってことがわかります。

それだけを感じることさえできればそれでいいのかな、なんて思います。劇中のセリフにある「大切な事は言葉にしない方が良い」て、そういうことなんでしょうから。

 

最も○ ○で賞

出演者のなかから、個人的に目に留まった人物を勝手にピックアップしてかっこいいで賞&美しいで賞という名目で表彰しています。表彰の基準は様々で、見た目だけでなく役柄も重要視した上での判断となります。

 

最もかっこいいで賞

性格には難ありだけれども、見た目(ビジュアル)的にはこの子かなと思いました。

選んだ相手は空になります。海はどちらかと言えば、ゲイっぽい見た目だったのではじめから選択肢にはなくて、琉花と空がはじめて出会う海辺のシーンにて金髪をなびかせている空の姿は妙にかっこよくて、やっぱ色白に金髪は反則やわー、て思いました。

劇中での空は稚魚のごとく繊細に取り扱われていましたけど、海とは違ってまた不思議な雰囲気を醸し出していました。

彼ら2人は最後の最後まで未知な存在でしたが、特に空に関しては海以上に未知の部分が感じられて……そういう存在って、それだけでかっこいいみたいなところありますよね。

瞳の潤いの画力がホンマにパネェーです。

 

最も美しいで賞

これを挙げるなら、海の生物みんな美しい存在でした。

水族館や海中のシーンで色々な種類の魚が登場するので、わかる人にとってはいちいち興奮してしまうくらい次々と大量放出されていました。その数、ポニョの比ではありませんでした。そもそも、ポニョ自体に多くの魚が登場するのかはわかりませんが、これだけは言えます。

「水族館のイメージを完璧に覆されました」

今まではきれいな空間程度にしか捉えていませんでしたが、ところがどっこい。(かなり古い表現になってしまいました。すみません)

いやね、普段見ることができない水族館の裏側が描かれていたときは、うわー、これリアルやわー、と思った何数秒か先で豪快にキラキラ光るクジラを見せられて……神秘的すぎやろ、これ。

完全に過剰表現というのはわかっていますが、一気に世界観に引き込まれてしまいました。異世界すぎる。たとえそうでなくても水族館へ行きたくなりました。

で、結局選んだのは誰?てなりますが……光るクジラが一番きれいだったよ、そういうことです。

 

さいごに

最後の終わり方……なに、あれ。

今まで観ていた映像はなんだったの?

あれほどスケールの大きい映像を見せられていい夢心地を感じていたのに、ひどすぎます。

一気に現実に引き戻されたような気分で拍子抜けしてしまいました。

あれでいいの?

あれがいいの?

仲直りしたかっただけじゃん。

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