2020-04-10

劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』海賊、海軍、王下七武海、革命軍、CP-0の全部盛り作品

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上映時間101分
製作国日本
監督大塚隆史
音楽田中公平
主題歌WANIMA「GONG」
配給東映
公開日2019年
主な出演者田中真弓(モンキー・D・ルフィ)
中井和哉(ロロノア・ゾロ)
岡村明美(ナミ)
山口勝平(ウソップ)
平田広明(サンジ)
大谷育江(トニートニー・チョッパー)
山口由里子(ニコ・ロビン)
矢尾一樹(フランキー)
チョー(ブルック)
磯部勉(ダグラス・バレット)
総合評価
『ONE PIECE STAMPEDE』:

 

日本一売れている漫画ONE PIECE。

国内で知らない人はほとんどいないんじゃないかと思う漫画で、1999年にアニメがテレビ放送されてから20年が経ち、記念にと制作されたのが劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』になります。

その内容はというと、海賊の、海賊による、海賊のための、世界一の祭典「海賊万博」がデルタ島で開催され、集結した海賊たちによるお宝争奪戦が描かれているという、過去最多の200名以上のキャラクターが登場するオールスター作品。

今回のルフィたちの敵は、「ガシャガシャの実」の能力者ダグラス・バレット。元ロジャー海賊団の一員で、「“鬼”の跡目」と呼ばれた最強の男です。

予告編を見てもらうとわかるのですが、動画の最後にカンペみたいなもの(尾田栄一郎さんの直筆かな?)にヤベェのでてきます!!の宣言通り、本当にヤベェの出てきました、といった感じです。

あらすじ

「祭り屋」と呼ばれる万博の主催者ブエナ・フェスタからの招待状を手にしたルフィたち麦わらの一味。導かれるまま会場に着くと、華やかなパビリオンが所狭しと並び、世界中から海賊たちが群がる、大きな盛り上がりをみせていた。そこには勢揃いした“最悪の世代”キッドやベッジ、ホーキンスにボニー、さらにはバルトロメオ、キャベンディッシュの姿も! 全員の目的はただ一つ、万博の目玉「海賊王(ロジャー)の遺した宝探し」。

宝を手に入れ名を上げたい海賊たちによるお宝争奪戦の火蓋が切られた!

引用:Amazon.co.jp

 

感想

面白い、面白い、めちゃくちゃく面白い。

なにが一番面白いかって、オールスター戦なので滅多に見られないメンツが一堂に揃っているわけですから、いちいち展開が気になるわけですよ。

どうなる、どうなる、この先一体どうなってしまうだ……と。興奮さめやらぬ展開で、相変わらず盛り上げ方がうまいのなんのって。しかも今回はお祭り野郎のブエナ・フェスタたる者を登場させて、人々だけでなく僕まで熱狂してしまいました。

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!」

少しでも盛り上がり感を出すために意味もなく叫んでみました。

 

で、一番の盛り上がり沸点となったのは、ダグラス・バレットの登場。この男の強さといったらそれはそれは血統書つきのトリプルS。

……て、よく意味がわからんから。僕もそう思います。

とにかく、すごく、すんごーーーーーく強いってことです。

海賊王ゴール・D・ロジャーの元船員という肩書きだけでブルってしまうのもおかしくない話で、王下七武海のバギーいわく「ラフテル行きのポーネグリフなんかを手にするよりも逃げたほうがいい」……だってさ。

対峙したことはありませんが、十二分にしてその意味がわかってしまいます。最悪の世代と言われている猛者たちが赤子のようにあしらわれている姿を見ているわけだし、「これはさすがのヤベェな!」と思わないはずがありません。

皆さま20周年記念とめでたいときにもれなくフルボッコされていましたから、災難中の災難とはまさにこのことで。

 

覇王色の覇気対決は、めちゃめちゃかっこよかったです。

でも、なんで幾度となく死線をくぐり抜けた圧倒的な強さを誇っているバレットと、たかだが2年ぐらいの修行を積んだルフィと覇気の力が互角なんだ、と疑問ではありました。

ルフィも確実に経験は積んでいると思いますけど……ねーぇ。

当時のレイリーと対等に渡り合える実力の持ち主というわりには、もうちょっと強さを誇示してもらいたかった気がします。映画特有の尺の問題が関係しているんでしょうけど、見せ方って大事だよなーて思う。フルボッコ以外になにかを望む僕って罪な男ですかね。

もちろん、ルフィには勝ってほしいという気持ち反面、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で起こった惨劇、圧倒的な絶望感を味わったあとですっきりするような展開をどちらかといえば望んでいました。

ほかの作品に求めるのは酷な話であることはわかってはいるんですけど、体が勝手に欲してます。

 

バレットの暴れっぷりはもしかして島全体を破壊してしまうんじゃないかと、それぐらいの勢いがありましたが、ところであれはなに?あれっていうのは、ガシャガシャの実の能力でつくられた変なロボットみたいなやつですよ。

言葉悪いですけど、あきらかにみっともない形をしてましたよね。あれ、強いの?て話ですけど、一瞬クレヨンしんちゃんに登場するカンタム・ロボかな、と本気でそう思いましたから。

てっきりあれでバスターコール止めるんやかーとか想像が働いてワクワクドキドキ、心臓はバクバクしてました。けど、ルフィどまりって、なにその展開。

ときめかないし、残念なんですけどー。

何度も言いますけど元海賊王ゴール・D・ロジャーの船員なんですから、島のひとつやふたつ、バスターコールのひとつやふたつ、己の拳で潰しましょうよ。いや、むしろ潰してください。僕ら野次馬が望んでいるのはそういった展開です。

でも、そんなことしたらONE PIECE自体の勢力図が崩れてダメになりますかね。めっきり観る専門ですので、その辺よくわかんねーです。

 

奇跡の共闘について、ハンコックの登場、そして活躍ぶり、登場時間もほかのキャラクターと比べて多いような気がしてよくぞ描いてくれたと褒め称えてあげたい。

て、一体誰を?て話ですが、ルフィ、サボ、ハンコック、バギー、スモーカー、ルッチ、ローらが共闘するなかでもハンコックは特に強さが際立っていました。これがなによりも嬉しいところで、見た目の美しさもさることながらハンコックだからこそ許される上から目線の言葉遣い、高飛車な性格、なんでも許されてしまいます。

恐るべしハンコック。バレット・ロボ(勝手に命名)の腹部に痛快な蹴りの一撃を喰らわすんですから、これからもずっと注目していたいキャラクターのひとりでその強さに惚れぼれします。

作者の尾田 栄一郎さんはいいキャラクターを生み出してくれたとほんと思いますよ。

感謝、感激。(ちょっと古い表現でしたかね。苦笑)

 

最も○ ○で賞

出演者のなかから、個人的に目に留まった人物を勝手にピックアップしてかっこいいで賞&美しいで賞という名目で表彰しています。表彰の基準は様々で、見た目だけでなく役柄も重要視した上での判断となります。

 

最もかっこいいで賞

うーん、これは選ぶの難しいんですけど。理由としては今回映画で描かれた活躍だけでなくキャラクターとしての私情が挟んでしまうので、あれもこれもと考えてしまい非常にむずいです。

なにも考えないのであればルフィの一択ではありますが、キャラクターの個性だけを考えるとロロノア・ゾロは捨てがたいですし。今回なにげに活躍していたウソップはある意味かっこいい存在でした。

敵役ではありましたが、なんだかんだいってムッキムキでいかついダグラス・バレットのデザインも強さの象徴といった感じでよかったです。

トラファルガー・ローは前半から謎のボロボロ状態で登場するという噛ませ役の扱いを受けていたのはいただけませんでしたが、ゾロと同じく好きなキャラクターのひとりに頭を悩ませます。

海軍では独特な話し方をする藤虎が何気に好きだったりします。戦い方もかっこいい。

王下七武海のジュラキュール・ミホークに限っては出番こそ少なかったですが、存在そのものがもはやかっこいいを象徴しています。

元だけれども王下七武海に所属していた時期は大嫌いでしたが、今回に限ってはオーラが渋くてかっこよかったのがクロコダイルです。

革命軍のサボも登場しますが、エースの能力を引き継いでいる時点でなにをしてもかっこいいと思うわけで、ご覧の通り事態は一向に終息する気配がありません。

てなわけで、今挙げた全員ってことでよろしくどうぞー。

 

最も美しいで賞

ここでニコ・ロビンとボア・ハンコックの2強問題にぶち当たるのですが、どちらにするか悩ましいところです。

だってどちらもお美しいのですから、絶世の美女ですよ、お二方は。スタイル抜群だし、おっぱいでかいですし。性格でこそ真逆のキャラクターではありますが、むしろ立ち位置の時点で違いますから、どちらにもいい面があって辛いです。

どうしよう、どうしよう、とテンパっていますが、最もかっこいいで賞と同じようにどちらも選べば話は早いのですが、二兎を追う者は一兎をも得ずといった言葉があるように男らしくここはひとつに絞るべきかなー、と思いまして……。

で、最終的に選んだのはボア・ハンコックになります。理由は僕のM気がほのかに騒いでしまった、ただそれだけの話です。

 

さいごに

みんなが集うとどうしてこんなにも面白くなるのか、それは普段ありえないような顔ぶれだったり、展開だったり、演出だったり……まぁ、いろいろと理由はあって、劇中にはおもしろ要素が至るところに散りばめられています。

さすがONE PIECE、さすが大塚 隆史さん、さすが尾田 栄一郎さんといったとこでしょうか。観る者をわくわくにさせる天才ですよ。

すごかー。

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