映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』ありがとージェームズ・ボンド、ありがとーダニエル・クレイグ、感謝でしかないありがた作品

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上映時間163分
製作国イギリス
アメリカ合衆国
監督キャリー・ジョージ・フクナガ
音楽ハンス・ジマー
主題歌No Time To Die」ビリー・アイリッシュ
配給ユニバーサル・ピクチャーズUK(イギリス)
ユナイテッド・アーティスツ・リリーシング(アメリカ合衆国)
東宝東和(日本)
公開日2021年
主な出演者ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)
ラミ・マレック(リューツィファー・サフィン)
レア・セドゥ(マドレーヌ・スワン)
ラシャーナ・リンチ(ノーミ)
ベン・ウィショー(Q)
ナオミ・ハリス(イヴ・マネーペニー)
ビリー・マグヌッセン(ローガン・アッシュ)
アナ・デ・アルマス(パロマ)
総合評価
『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』:

 

しみじみするわー、最後のエンディングシーンはまぢで感動した。

ダニエル・クレイグにとって最後のボンド役を演じたわけですから、まさに有終の美にふさわしい終わり方だっただけに、うるっときた。007に関わったすべての人にお疲れさまと全力で言いたい。いや、ほんと、お疲れさま。

思い返せば2006年『007 カジノ・ロワイヤル』にはじまって、2008年には『007 慰めの報酬』、そんで2012年に『007 スカイフォール』ときて、2015年で『007 スペクター』が公開されて。長いようで、今だから思うけど、やっぱ短く感じる。(年数にすると、けして短くはないのだけれども)

15年も経てばそう思うのも当たり前なんでしょうけど。やっぱ、全体的に「年老いたなー」と感じる部分が多く、個人的には『007 スペクター』止まりでもよかったかなー、と思うところがあった。

あらすじ

引退したボンドは、ジャマイカで静かな日々を送っていた。そんな中、CIAの旧友フィリックスが助けを求めて彼のもとにやってくる。やがて、誘拐された科学者の救出任務についた彼は、想像を超えた過酷な状況の中、世界に脅威をもたらす黒幕の存在を追う。

引用元:Google

 

感想

「結論、若さには勝てねー」

これ、どういうことかっつうと。鑑賞中どうしても気になってしまったことがあって、それは全体的な老い。これは老いが悪いって意味じゃなくて、レア・セドゥなんていうのは、スペクターのときは「わたしは唯一無二のマドレーヌ・スワンよ!」的な雰囲気を感じさせる絶世の美女感があったのに、今回はちゃんと血の通った人間にみえた。つか、そう感じた。

鼻水垂らすシーンとかは、まぢで女優としては素晴らしい演技の分類に入ると思う。けど、こういっちゃ悪いですが、おばちゃん感があった。「あれ?」ってなった。

そうだよね、そうだよね。マドレーヌ・スワンといえども、中身は人間、ターミネーターじゃないんだから、老いてしまうのはごく自然なこと。そして、そのように見えてしまうのも至って健全な反応だってことにしときたかった。

じゃないと、イメージが駄々崩れ。いかんですよ。スペクター時のマドレーヌ・スワンがボンドガールNo.1と思っていただけに、これじゃー、僕だってヴェスパー(ヴェスパー・リンド)が忘れられないってなるし。

悲しい別れ際のシーンがまぢで今でも頭の中に残ってしまっている。それくらい印象的だった。ボンドとヴェスパーが幸せに暮らしているシーンでさえ鮮明に覚えていて、なんだかんだで1番お似合いの2人なんだと思う。

ボンドだって、その気持ちを作中でちゃんと言葉にして残していましたし。ケジメをつけてはいたけれども、それが本音であって、ちゃんと前に進もうとする姿からは単なる女たらしではない。れっきとした紳士であることに、今さながら気づいてしまった。

だよね、ボンドは数々の女性を抱いていましたが、女性なら誰でもいいって話ではなくて。ちゃんと選んでた。意中の相手を狙い定めてた。男以上に男。イケメンとか、そんな安っぽいイヤリングのような言葉では表現してはいけないような気がする。やっぱ、紳士って言葉が一番似合うし、しっくりくる。

けれども、ボンドだって中身は人間。いや、わかるよ。百歩譲って、仮にも今回のボンド、正確には007(ダブローセブン)が黒人の女性だったのにはなにかしらの意図があったことぐらいは、僕にもわかる。ハリウッドが「多様性」を重視していることぐらいは、しれっと悟れる。

でもね、これだけは言わせて……。「どうすんの?この先」お先真っ暗なんじゃないの?もしかして、もしかして。あれかな。『オーシャンズ8』の路線まっしぐらなのかな。そんなことしていいのかな。路頭に迷わない?いや、次作がそれなら完全に迷うよね。

頭が理解できても心が追いついてこない。納得がいくようで、なんだか複雑な心境にはなった。けど、強いのは確か……。うん、でもねー。

なんだかんだで、ダニエル・クレイグのボンドが一番かっこいいと思う。ほかのボンドのことは、観てないのでさほど知りませんけど。エンディングで最後の役目をまっとうするシーンを観て、泣かない奴なんていない。ヴェスパーのお別れシーンの次に切ない。感無量とはこのこと。

鍛え上げた裸体もいちをはさらけ出していましたけど、カジノ・ロワイヤルにあった海パン一丁姿で海から出てくるシーンにはどう考えても勝てねー。内なる敵は己自身って言葉があるように、過去の自分こそ強いものはない。精神的にはあれですけど、肉体的には間違いなく若かりし頃のほうが美しさが何倍も違って見えた。

若いって正義なのかもしれないですし、肌艶が違うだけでこうも魅力的に見えてしまうのかと、若さには勝てない部分があることをなんとなく知り得たような気がした。

 

最も○ ○で賞

出演者のなかから、個人的に目に留まった人物を勝手にピックアップしてかっこいいで賞&美しいで賞という名目で表彰しています。表彰の基準は様々で、見た目だけでなく役柄も重要視した上での判断となります。

 

最もかっこいいで賞

普通に考えたら、ボンド役を演じたダニエル・クレイグになる。でも今回は違った路線で選んでいきたい。それを考えたらフィリックスはまぢでかっこよかった。その役を演じたのは、ジェフリー・ライトというおっさん。

役柄的にはめちゃ地味でしたけど、いちを『カジノ・ロワイヤル』などにも登場したボンドの旧友でありCIAエージェントになる。

僕はまったく覚えていない。「誰だよ!このおっさんは?」と思ってしまった。それくらい全然わからなかった。だけど、今回ボンドとの去り際シーンはなかなかの男を見せていたので、あれはさすがに印象に残った。

見せ場は一瞬でしたけど、観る者にとっては一生心に残る名シーン級の類だったので、これは選ばないわけにはいなかいと思い選んでみた。この先は一生忘れないと思う。

名前:ジェフリー・ライト(Jeffrey Wright)

生年月日:1965年12月7日 (年齢 56歳)

出身地:アメリカ合衆国

身長: 180 cm

おすすめ作品3選

1950年代を舞台にロックンロールを生んだシカゴのレーベル“チェス・レコード”の人々を描いた実話の物語。製作総指揮を務めるビヨンセがレーベルを代表する歌姫エタを熱演したことでも話題となった作品。

熱血刑事が金で動く司法に絶望し、正義を貫こうと立ち上がるアクションムービー。サミュエル・L・ジャクソンが主演であって、ジェフリー・ライトは主演ではないことだけは言っておきたい。

列車爆破事故の犯人を見つけるために、犠牲者が死亡する8分前の意識に入り込み、爆破直前の列車内を追体験していく男の運命を描いた作品。タイムパラドックス系が好きな人にとっては、たまらないSFサスペンス仕立てとなっている。巧妙に練り上げられた先の読めないストーリー展開に思わず引き込まれてしまう。

 

最も美しいで賞

パロマ役のアナ・デ・アルマスを選んだ。パロマはパロマでもコンロじゃないほう。つまならい冗談を言ってしまった。すまん。

で、彼女のことなんですが、むーーーーーーーーーーちゃくちゃきれい。思わずため息が出てしまうほど、まぢでやばい。(語彙力もやばいとは思うけど)

真面目な話、作中で胸の真ん中がぱっかーん開いた過激なドレスを着ているのは、あれは完全なる反則行為に値する。胸が見えるか見えないかの瀬戸際が本当にきわどかった。こぼれ落ちそうでしたし、彼女のサービス精神にはやられる。

マドレーヌ・スワンがボンドガールじゃなかったら、間違いなく彼女になっていたと思うくらい、何度も言う超絶きれいだった。むしろ、彼女をヒロインにして撮り直してほしいくらいある。もしくは別ラインでもいい。今回大きな収穫と言ってもいいくらい得るものは大きかった。

名前:アナ・デ・アルマス(Ana de Armas)

生年月日:1988年4月30日(33歳)

出身地:キューバ

身長:168cm

Instagram:@anadarmas

おすすめ作品3選

家族の留守中に2人の美女を家に入れたことで、破滅への道を突き進んでいく男の姿を描いサスペンススリラー。間抜けで情けないキアヌ・リーヴスが観られるとして有名。お色気版『ファニーゲーム』なので、胸糞悪さは覚悟して観るべし。

巨匠リドリー・スコット監督の代表作でもあるSF映画の金字塔作品。SF超大作と言われており、なにより35年ぶりの続編として注目を浴びた。前作から30年後の荒廃した未来世界を舞台に、ブレードランナーとして活動する捜査官“K”を待ち受ける衝撃の運命を圧倒的な映像美とともに描いている。

ダニエル・クレイグと共演している作品。有名作家であり大富豪の男の殺人事件をめぐって、事件解決の過程で徐々に明るみになる複雑な人間模様が描かれている。色っぽさはないけれども安定の美しさを保っている。

 

さいごに

けして望むような終わり方ではなくて、だからといって悔いが残るような終わり方でもなかった。そらー、誰しもがハッピーエンドを望んでいたかもしれませんけど、ボンド自身が僕たちに見せてくれたのは、当たり前にある幸せこそが本当の幸せだってこと。特別なものは必要ない。

大切な人がいて、そんな大切な人と家庭を築いて、そこには安らげる場所があって、平凡な生活を送っていく。これは人間がもっとも大切にするべきことなんかじゃないかと思った。そのことに気づかせてくれた時点で、もはや感謝でしかない。

平凡こそが最強、平凡に生きよー。

 

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