DCドラマ『Titans/タイタンズ 〈シーズン2〉』ディックへの集団リンチに心痛まる作品
ジャンル | TVアクション・アドベンチャー |
公開日 | 2019年 |
話数 | 全13話 |
配給 | Netflix |
主な登場人物 | ブレントン・スウェイツ(ディック・グレイソン/初代ロビン) アナ・ディオプ(コリー・アンダース/スターファイア) ティーガン・クロフト(レイチェル・ロス/レイヴン) ライアン・ポッター(ガーフィールド・ローガン/ビーストボーイ) ミンカ・ケリー(ドーン・グランジャー/ダブ) アラン・リッチソン(ハンク・ホール/ホーク) コナ・レスリー(ドナ・トロイ/ワンダーガール) カラン・ウォルターズ(ジェイソン・トッド/2代目ロビン) イーサイ・モラレス(スレイド・ウィルソン/デスストローク) |
コナーさえもっとしっかりしていれば、めんどくさいすべての問題は解決していたよね?
スーパーマンとレック・ルーサーの最強遺伝子引き継いでいるわけですし。ずっとそう思いながら観てたわけですが、なんせそういうわけにもいかず、人間臭さ全開で憑依させていたキャラなので生まれたての赤子を見ているかのようでかなりもどかしかったです。
社会のルールがなんだ、とっととデスストロークやりなさいよ、と思いながらも毎回展開は斜め45℃へ向かい。コリーも力を失うというめんどくさいことになるという始末。
あれだったら、ディック率いるタイタンズはかなりめんどくさい人間関係でしたよ。
かなりね。
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あらすじ
ディック・グレイソンとタイタンズがサンフランシスコで再会。そんな中、報復を目論む腹黒い宿敵が、彼らを打ち倒そうと動き出す。
引用:Filmarks
感想
なにがダークだ、どこがダークなんだ。
タイタンズって、ただ単に馬が合わない人間関係を寄せ集めただけのとんだ輩の集まりじゃねーかよ。それをダークというのならこちらからもうなにも言えませんが。
冷静にみれば、ディックへ集団リンチを行なっているだけであってそれ以下でもそれ以上でもありません。
だってね、今回登場する悪役デスストローク(スレイド)でさえも、言うならばあることを秘密にしてたわけじゃないですか。
それが原因でディック、ずっと、苦しんでたわけですし。そのことはタイタンズが解散するきっかけにもなったわけです。
スレイドは内なる存在のこと、黙ってたよね、秘密にしていたよね。それでいてディックのことをめちゃめちゃ理詰めしちゃって。
心理戦ですか。娘までも悪用するぐらいですから、こいつはよっぽどの悪党でしたよ。
で、で、で。
本来お互いのことを補うべき存在なのが仲間って認識なんですけど、タイタンズの方々はどうもその認識からは違っていたようです。悲しいよね、切ないよね。
なんせ、こぞってリーダーのディックを完膚なきまでに言葉の暴力を浴びせたりして。しちゃダメだよ、イジメは。
ドーンなんて酷いもんでしたよ。ハンクには黙って隠れてダブの活動をやってたわけですし。ディックのこと一番責めてはいけない人だと思いますけど。
仮にも以前は元彼だったわけじゃないですか。
責めてどうするの?うつ病にでもさせる気?
ハンクとのデュエット以外は、タチの悪女にしか見えませんでしたよ。
そして、解せなかったのが苦し紛れにディックが告白したあとの仲間たちの行動。
なぜ?ディックのもとから離れた?
リーダーの立場として、ヒーローとして、人として、あのときどのように行動すればよかったのかな。僕にはまったく想像できない。むしろ、みんなにはちゃんと情報が伝わっていたのかな。
デスストロークと戦う前に瀕死状態のドナのもとへ一目散に駆けつけたのはディックであって、血だらけで横たわっている姿を見て感情が煮えたぎらないわけがないですよね。
過去にガースとの因縁もあるわけですし。その場に遭遇した人にとって感情を抑制するのは無茶な話のような気がしますけど。
だって、仲間がやられていたんですから。仮にもジェリコとスレイドが会うってわかってても、デスストロークをやっちゃいたいって感情が昂りませんかね。
新メンバーは共感できないにしろ、旧メンバーならわかってあげれるかと思っていましたけど。果たしてこの場合ろくでなしはどちらなのでしょうか。
えっ、やっぱディックだって?
ジェリコを殺ったっていうのも若干事実とは異なっていましたし。正しい情報を伝えると、殺ったのは父であるスレイドでしたよね。
みんなにどんな伝え方をしたのかはわかりませんが、もしかしてディックはコミュ障なのか。どんなだけ自分ひとりで背負っているんだか。
確かに悲劇のヒロイン的な部分はあるかもしれませんが、そのことを理解していた唯一の人物がガーでした。なんて懐の広い男なんだ、って思ったね。
子どもなのに、その優しさに泣ける。ガーは唯一まともな人間だったような気がします。
今シーズン一気に好感度を上げたな、この男。
最も○ ○で賞
出演者のなかから、個人的に目に留まった人物を勝手にピックアップしてかっこいいで賞&美しいで賞という名目で表彰しています。表彰の基準は様々で、見た目だけでなく役柄も重要視した上での判断となります。
最もかっこいいで賞
ガー役のライアン・ポッターを選びました。
理由はこの男の優しさは反則でした。タイミングがずるいってものありましたが、間違いなく落ちる。
シリアスな場面でもこの子がいれば問題解決するかどうかは話は別として、無駄に雰囲気が明るくはなります。
ジェイソンがデスストロークに捕まったときはさすがに感情をむき出しにしていましたが。ディックやコナー、レイチェルを陰ながら支えていたわけですし、虎にしか変身できませんがなんやかんやで頼りになる存在でした。
[box class=”glay_box”]
名前:ライアン・ポッター(Ryan Potter)
生年月日:1995年9月12日 (年齢 24歳)
出身地:アメリカ合衆国
身長:173 cm
[/box]主な出演作
映画 | Save the Date (2013年) |
Senior Project (2014年) | |
ベイマックス Big Hero 6 (2014年) | |
Write It in the Sky (2014年) | |
Underdog Kids (2015年) | |
ドラマ | ハイスクール・ニンジャ(2011年 – 2013年) |
TITANS/タイタンズ(2018年) | |
ザ・ブック/CIA大統領特別情報官2014年-2015年 | |
ストレンジャー・シングス 未知の世界 2016年- |
最も美しいで賞
レイチェル役のティーガン・クロフトを選びました。
理由は見たまんま。そなたは美しい。
16歳にしては大人びていて、特に唇が超セクシー。もはや期待しかない。
シーズン2では実の父親トライゴンを倒したのちに見た目が変化しています。マジカル要素全開で額にジュエルを授かり、これでより原作に近づいた感じになりました。
シーズン1に比べ能力も格段に向上していて頼もしい存在です。ガーゴイルの召喚技、やばっしゅ。
[box class=”glay_box”]名前:ティーガン・クロフト(Teagan Croft)
生年月日:2004年4月23日 (年齢 16歳)
出身地:オーストラリア
身長:160 cm
Instagram:@teagancroft
[/box]主な出演作
ドラマ | ホームアンドアウェイ(2016年) |
サイエンスフィクション第1巻:オシリスの子(2016年) | |
タイタンズ(2018年) | |
明日の伝説(2020年) |
さいごに
基本的に登場人物のみんな、なにかに怒っていて、せわしい存在でした。とにかくせわしくて、いろいろと問題を抱えすぎな人もいれば逆に情緒不安定な人もいて。
言いたいことをいったもん勝ちみないなところがあったので、結論として出した僕なりの答えとしては、「作風が暗いんじゃない、みんなの性格が根暗なんだよ」。
と散々言い散らかして感想について終えたい。