映画『スパイダーマン:ホームカミング』これがあのスーパーヒーロー?ぶっちゃけ微妙な作品
上映時間 | 133分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
監督 | ジョン・ワッツ |
音楽 | マイケル・ジアッチーノ |
配給 | ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント |
公開日 | 2017年 |
主な出演者 | トム・ホランド(ピーター・パーカー / スパイダーマン) マイケル・キートン(エイドリアン・トゥームス / バルチャー) ジョン・ファヴロー(ハッピー・ホーガン) ゼンデイヤ(ミシェル・ジョーンズ) ドナルド・グローヴァー(アーロン・デイヴィス) タイン・デイリー(アン・マリー・ホーグ) マリサ・トメイ(メイ・パーカー) ロバート・ダウニー・Jr(トニー・スターク / アイアンマン) |
どうも、バンコ(@banco_oc)です。
12月に入ってからというものの、話題作が次々とレンタルを開始していることもあって、よく映画を観ているような気がします。
お陰様で仕事の渋滞がハンパないです。
「映画『エイリアン:コヴェナント』見た目とかやってることは普通に怖くて気持ち悪いけどクセになる作品」や「映画『トランスフォーマー 最後の騎士王』世界観とかは壮大だけどわかりにくいところも多い作品」と続いて、これまたシリーズ作品になりますが。
MARVEL作品に限っては、内容がたとえ面白くなかろうが必ず観ると決めています。
だって、問答無用に好きだから。
と言いつつ、感想のほうはしっかりと書いていきたいと思います。
あらすじ
15歳の高校生ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、まるで部活動のようなテンションでスパイダーマンとして活動していた。まだ若い彼の才能に気付いたアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、ピーターを真のヒーローとして育てようとする。スタークに新しいスーツを新調してもらったピーターは、意気揚々と街へ乗り出し……。
引用:シネマトゥデイ
感想
ヒロインが何と言っても微妙すぎる
これはたまたまなのか、それとも必然なのか詳しいことはわかりませんが、なぜだかMARVEL作品にはたいして魅力的なヒロインというのが出演することはほとんどありません。
本作に登場するヒロインも驚くほど微妙なんですよね。
正直、今回のスパイダーマンには釣り合っていないような気がするのはボクだけでしょうか。
いや、きっと、どこかでボクと同じように思っている人はいるはずです。
大変失礼なことを言っているのは承知の上です。
でも、せめてもっとマシな配役を考えてほしいものです。
じゃないと、観る気が100%失せますから。
ストーリー上、次作はどうなるかわかりませんが、『アメイジング・スパイダーマン』でヒロイン役のグウェン・ステーシーを演じたエマ・ストーンや『スパイダーマン 3』でグウェン・ステーシー役を演じたブライス・ダラス・ハワードような魅力的な女優の起用を期待したいと思います。
未熟なスパイダーマンは観てられない
15歳の高校生という設定だから仕方がないといえば、仕方ないとは思いますけど。
でも、でも、でもですよ。
あまりにも行動とか言動とかが幼稚すぎて、これがあのスーパーヒーローなのかという疑問すら浮かんできます。
ボクのなかでのスーパーヒーローといえば、強くて頼もしいというのがセオリーなんですが、見事に真逆の展開でした。
ドジすぎていちを笑えるシーンがあるのはあるのですが、ある意味常識破りのスーパーヒーローと言えます。
作中では、トニー・スタークがピーター・パーカーの突拍子もない行動に見かねて度々注意を促す場面がありますけど、まるで親子関係のようで。
心配そうに見守るトニー・スタークがいい父親に見えましたから、今回ばかりは誰もが認めるいい仕事をしたんじゃないかな。トニーは。
それにどうしても違和感を抱いてならないことがありまして。
スパイダーマンの強さが発展途上なのはわかりますけど、ドローンとかAIとか最先端のテクノロジーに頼って戦うのはどうなのかな、というふうに思いまして。
今の時代らしさをそこで表現されても、あれじゃテクノロジーのすごさが際立っててなにがスーパーヒーローなのかいまいち微妙な感じではありました。
いつになったら配役とやらは安定するのやら
これまでのスパイダーマンは、トビー・マグワイアが演じたり、アンドリュー・ガーフィールドが演じていたり、と。
今回のトム・ホランドで計3回目の新生スパイダーマンが誕生しました。
そりゃ、バットマン(10人)やスーパーマン(8人)とかの配役の変更と比べるとけして多くはないのですが、それはあくまでDCコミックスのスーパーヒーローたちであって、ほかのMARVEL作品では配役の変更はほとんどありません。
まあ、MARVEL作品のほとんどが比較的新しいってのもありますが、あんなにもころころと変えられてしまっては、今までの作品はなんだったの?と若干虚しくなってきます。
いろいろと事情があるのはわかりますが、できることならひとつのことをこつこつとやっていってほしいものです。
歴史や未来を作り上げるのも仕事のうちだと思っていますから。
これから先、トム・ホランド演じるスパイダーマンがどのような成長をみせ、活躍してくれるのか。
トニー同様、父親目線で温かく見守っていきたいと思います。
さいごに
個人的に過去最低のスパイダーマンと評していますが、これはこれからの期待を込めた意味での感想でもあります。
現時点ではそうであっても、次作ではまた一段と成長したトム・ホランドの姿が観られればいいかなー、なんて思っています。
といいつつも、次がいつになるのかわかりませんけど。
ちょうど忘れた頃に公開されるパターンかな。これは。
副題がホームカミング(帰郷及びアメリカの高校で卒業生を招いて開催されるパーティイベントの名称を意味する)というだけあって、フランクな感じで観るぶんにはいいのかなって思います。