『ドライブ・マイ・カー』だけじゃない!最優秀主演男優賞の西島秀俊が出演する映画おすすめ10選
第45回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた西島秀俊が出演するおすすめの映画について、数々の作品のなかから10作品をまとめてみたので紹介をしていく。
もちろん、同じく日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた『ドライブ・マイ・カー』は、言うまでもなく素晴らしい作品であるため今回は除いた形となっている。
どれも負けていないくらい素敵な作品なので、ぜひチェックしてみてほしい。
西島秀俊主演のおすすめ映画10選
10.『サヨナライツカ』
[box class=”glay_box”]公開日:2010年
監 督:イ・ジェハン
ジャンル:恋愛、ドラマ
出演者:中山美穂、西島秀俊、石田ゆり子
[/box]中山美穂と西島秀俊の絡みを観てるこちらが恥ずかしくなるほど、まぢで官能的な作品。エロい、本当にエロい。そして、きれい。
本作の見どころは、結婚前の男を愛してしまった女性と、その愛に溺れる男の不甲斐なさが抱く、矛盾な感情がご都合主義で描かれているところ。
タイミング悪さに異性と出会うのは世の中にごまんと存在しているので、その中でも「本当の愛とはなんぞや?」を問う形で男女それぞれの視点で観てみると面白い内容となっている。
予告編
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9.『セイジ−陸の魚−』
[box class=”glay_box”]公開日:2012年
監 督:伊勢谷友介
ジャンル:ヒューマンドラマ
出演者:西島秀俊、森山未來、裕木奈江、津川雅彦
[/box]俳優であり監督である伊勢谷友介の撮りたいものを形にした映画。
監督としては、経験の少なさから素人の僕でもわかるような違和感を感じるシーンがいくつかある。それが間の長さだったり、Bロール(カーテンを映し出しているところとか)だったりする。
だけど、それらを払拭してしまうほど、物語はダークで重いテーマが描かれている。主人公セイジは妹を守りたかっただけなのに、それが叶わなかったのを理由に自責の念に駆られてしまう。
そんな他人に心を開かず孤独に生きてきた人が、とある少女との出会いを通して運命が動き出していく様が見事に文芸作品として成立している作品である。
予告編
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8.『劇場版 MOZU』
[box class=”glay_box”]公開日:2015年
監 督:羽住 英一郎
ジャンル:アクション、スリラー
出演者:西島秀俊、香川照之、真木よう子、池松壮亮
[/box]なによりも特記すべき点は、キャスト陣のメンツ。むっちゃ豪華。やばい。
もともとは刑事ドラマとしてシリーズ化されたものを映画化した作品になる。その劇場版では、大規模同時多発テロをきっかけに娘の雫の死の真相を追っていく様が描かれている。
西島秀俊と香川照之がやたらタバコを吸うシーンが多いせいか、基本、煙たがられていますけど、ド派手なアクションや組織の黒幕にたどり着くスリル感は楽しめた。
テレビシリーズを観ておかないと話についていけないので、ドラマを観てから劇場版の鑑賞をおすすめする。
予告編
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7.『CUT』
[box class=”glay_box”]公開日:2011年
監 督:アミール・ナデリ
ジャンル:ドラマ
出演者:西島秀俊、常盤貴子、笹野高史、菅田俊、でんでん、鈴木卓爾
[/box]出来損ないの映画監督による、映画づくりに対する狂気的な愛と美しさを描いた作品。
借金返済のために殴られ屋をはじめ、来る日も来る日も殴られて、しまいには顔の原型を留めていない状態にまでなってしまう。故にこちらまで痛みが飛んでくるので、目を覆いたくなるシーンが満載。
「映画のために死ね!」
まさにこのキャッチコピーを体系化している過激な内容が描かれているで、観る人選ぶ作品でもある。
予告編
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6.『クリーピー 偽りの隣人』
[box class=”glay_box”]公開日:2016年
監 督:黒沢 清
ジャンル:スリラー、ミステリー
出演者:西島秀俊、竹内結子、川口春奈、東出昌大、香川照之
[/box]得体の知らない恐怖が鑑賞者を包み込むクレイジーな作品。
物語は、引っ越し先の隣人と関わったことで奇妙な出来事が起こりはじめ、やがて家庭をも崩壊寸前にされてしまうといった、甚だご迷惑な内容が描かれている。
しかも怖いのが、家族ぐるみで交流が深まったかと思いきや、その家族の娘から「あの人、お父さんではありません。全然知らない人です」と告げられたあかつきには……。えっ!ってなるでしょ。
ストレートに描いていないぶん、理解できないで終わってしまうため、観るほうもきちんと意図を汲み取る必要性がある。
予告編
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5.『奥様は、取り扱い注意』
[box class=”glay_box”]公開日:2021年
監 督:佐藤東弥
ジャンル:ドラマ、アクション
出演者:綾瀬はるか、西島秀俊、広末涼子、本田翼、中尾明慶
[/box]Mr.&Mrs. スミスの伊佐山夫婦版の映画。とは言っても、テイストは違う。
ドラマの最終回で夫の勇輝が帰宅した妻の菜美に銃口を向けるという衝撃的な場面で幕を閉じときには悶絶しそうでしたが、映画ではその後の展開を描いている。
その内容というのが、とある出来事がきっかけで記憶を失った菜美と、菜美と共に名前を変えて海辺の地方都市で新しい生活を送る勇輝の姿を描いたもの。夫婦喧嘩と言うには物騒すぎるし、国家レベルの陰謀を大袈裟に絡ませた内容はチープすぎるのもあって、リアリティーのかけらもない。
だれど、注目するべき点は綾瀬はるかと西島秀俊の演じている最強夫婦のみに注目して観るべき作品。そんな2人が体を張って繰り広げるアクションシーンは見どころ。
予告編
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4.『Dolls』
[box class=”glay_box”]公開日:2002年
監 督:北野武
ジャンル:ドラマ、ロマンス
出演者:菅野美穂、西島秀俊、松原智恵子、三橋達也
[/box]世界のキタノの隠れた傑作作品で、3つの愛の物語を描いている。
まず、なんといっても、色彩豊かな映像に魅了されてしまう。また同時に、そんな色彩からも強いメッセージが込められていることに気づかせてくれる。セリフ自体は少なく、映画の余白を楽しむような作風にはいつ観ても新しい発見がある。
純愛と狂気の紙一重の部分がテーマとしては印象深く、観る人の捉え方で良くも悪くも変わってしまう作品でもある。
菅野美穂の、まさにドール人形にでもなってしまったかのうような神がかった演技には、ぜひ注目してみていただきたい。
予告編
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3.『真木栗ノ穴』
[box class=”glay_box”]公開日:2007年
監 督:深川 栄洋
ジャンル:サスペンス、ミステリー
出演者:西島秀俊、粟田麗、木下あゆ美、キムラ緑子
[/box]お隣に引っ越してきた美女の姿を覗くという、西島秀俊の変態ぶりが炸裂するだけの映画と思いきや、違った。穴は深くはないけど、奥は深い。この作品。
文学的な雰囲気を醸しているので、自然と惹き込まれた。前半はエロス全開で、後半からはミステリアスがブレンドされていく展開には、驚きと湿りっけのある恐怖が交差する。
段々現実なのか妄想なのかわからなくなり、残り30分ぐらいから途端に面白味が増していく。不思議な物語ではあるものの、小説家にフォーカスされた内容ともあり興味深く観れて楽しめた。
予告編
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2.『人魚の眠る家』
[box class=”glay_box”]公開日:2018年
監 督:堤 幸彦
ジャンル:ドラマ、ミステリー
出演者:篠原涼子、西島秀俊、坂口健太郎、川栄李奈
[/box]ただ言えることは、号泣必須。離婚間近の夫婦に突然訪れた娘の意識不明の状態を巡って、究極の選択肢を迫られる様が描かれた作品。
子どもの脳死をテーマに、ずっしりと重くのしかかるので、子がいるなら観るに耐えない内容にはなる。実際自分の子がもしそうなってしまったらと考えると、ゾッとする。答えなんて出ない。
本作では生きる目的と同時に考えさられるのは、死に対する意味。答えの出ない問題に直面させられたとき、その家族が出した答えに深く考えさせられるはずだ。
予告編
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1.『ラストレシピ 麒麟の舌の記憶』
[box class=”glay_box”]公開日:2017年
監 督:滝田 洋二郎
ジャンル:ドラマ
出演者:二宮和也、西島秀俊、綾野剛
[/box]戦時中の満洲国で天皇を出迎えるために作られたレシピを巡って、仕掛けられたストーリーによりレシピを探し当てるという物語が描かれている。おいしそうな料理が次と出てくる作品。故に、お腹が空いているときに観ると、ある意味地獄。
自分自身に置き換えて、最後に食べたい料理は何だろうと考えたときに、なぜかチャーハンが頭に思い浮かんだ。きっと綾野剛(役:柳澤健)のせい。むっちゃ、美味しそうだった。中華料理好きにはたまんねぇーです。
長い伏線の回収をいい意味で裏切ってくる展開はよかった。自分の生い立ちを振り返るなかで、実は色々な人達に支えてもらっていたことを知るシーンは、思わずうるっときた。
予告編
[btn class=”simple”]『ラストレシピ 麒麟の舌の記憶』を今すぐ観る[/btn]まとめ
いかがでしたか。気になる作品には出会えたでしょうか。
今回、俳優・西島秀俊が出演する作品をまとめるなかで、どちらかというとシリアスな役柄が多いんだなと思った。
年々渋みが増してきており、男前度が絶賛上昇中ではありますが、役者としての深みが感じられる。彼がいるというだけで、影響力や存在感がハンパねーです。
どの作品も西島秀俊ワールドが炸裂しているので、ぜひ興味のあるものがあれば鑑賞していただけたらと思う。