2020-06-29

Leica M4という選択

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Leicaといえば、M型。

そんな言葉があるように、いつかは僕もLeicaのM型を手にしたいという想いが日を追うごとに増してきた時期があった。

想いが積もり積もってしまったのは、諸先輩方のM型Leicaに対する偏愛記事をたくさん読み漁ったのがきっかけだ。

どれもがM型に対する優しい言葉で綴られていた。

人生が劇的に変わるというのは表現的に言い過ぎな気もするが、ゆっくりと手に馴染んでいくかのように生活の一部となり、カメラで写真を撮るという行為自体を楽しませてくれる、そんな魅力がM型にはあることがわかった。

じゃぁ、どうしてM4なのか。

結論自体は至ってシンプル。

「露出計が内蔵されていない、完全機械式だから」

そんな理由で購入を決めたと言っても過言ではない。

これは嘘でもなんでもない本当にただそれだけだ。

あと価格的にちょっと背伸びをすれば届きそうだったという点も非常に大きい。

M型のデジタルライカは永遠の憧れ

本音を言えば、現行の最新モデルのM10が欲しかった。

でもどう考えても買えない。買えるはずもない。

カメラ本体だけでうん百万円近くする代物にそう軽々と手が出せるわけがない。懐へ飛び込む勇気もない。危険すぎる。

中古だって気休め程度の価格設定でローンだって躊躇してしまうようなお値段。

どんな仕事でどんな働き方をすればそうやすやすと買えるようになるのか、悩んだ。めちゃくちゃ悩んだ。そして、答えが出ないまま現実世界へ引き戻され、スタートラインへ立たされてしまった。

人生ゲームでいうところの戻るマス目があるように、M型Leicaを買おうかどうか悩んでいるときは基本それの繰り返しになる。

だからある日を境に悟ってしまう。悩んでも考えても今の僕には100%買えないってことを思い知る。

 

どうしてもM型のデジタルライカが欲しかった

いや、ちょっと待てよ。なら型落ちのM9やM8ならどうなの?と淡い気持ちがふわっと浮かび上がる。

「それだ!」、と道が切り開かれたかのように瞬く間に気分が上昇する。そして無我夢中でネットで調べまくる。

だけど期待とは裏腹に調べれば調べるほど同時に不安が募ってしまう。

その不安とは、M9でいうところのCCDセンサーの腐食問題とそもそも品質のよい状態のものが出回っているのが少ないという問題。

M9についてはCCD交換済みというのはほぼ必須条件みたいなもので、M8についてもそもそも発売されたのが2006年の品物(M9は2009年)なので、どちらにしても購入するのであればオーバーホール済みは必須条件になる。

そんな状態のいいものが都合よくあるかいなと、探せど探せど運よく見つかるわけもなく……。

「よっしゃー!見つけたぞー!」となっても30万円以上は大体してた。

 

M型のデジタルライカが高いのはカメラ本体だけではない

まぁー、M10と比べればなんとか頑張れば届きそうな値段と思いつつも、僕のなかで徐々にLeicaという存在が遠いものになっていた。

こんなにも近くにいたいと思える存在なのに、追っても追っても逃げられてしまうこの感覚。恋なのか……。

僕のなかで不安と焦りが募り段々惨めな気持ちになった。

あかん、このままではまったく釣り合わない。

理想を追い求めるべきじゃなかったのかもしれないと思う反面、でもそんなことはないと認めたくない自分が心の中にいた。

葛藤している最中、なんとか身の周りの品々を売り払ってお金に換えれば大丈夫だろうと言い聞かせ何度もシミュレーションをした。

甘く見積もりしてしまうのはいつもの悪い癖で、30万円なら確実にいけると思った。根拠のない自信に満ちあふれていた。

でもね、実は答えはすぐ足元に転がっていた。

間違いない。たとえカメラ本体が買えたとしてもレンズまで手が出せない。

終わった。

そんなこんなんでデジタルライカの道を正式に諦めることになったわけですが、フィルムライカであれば割と手の届きそうな範囲だったので、M4の決断から購入に至るまでは思いのほか早かった。

 

M型のデジタルライカは所有してからもお金がかかってしまう

実際、デジタルライカを買うとなると故障は1番の心配事になる。

修理やメンテナンスにうん十万円するというのはLeicaではよくある話みたいで。車でいうところの車検みたいなもの。

頻度こそ違えど、仮にメンテナンス費用に毎回10万円が必要にでもなればその度にローンを検討しなくちゃいけないと考えると確実にナンセンスだった。購入に踏み切れなかった1番の理由かもしれません。

フィルムライカもまったく故障しないというわけではありませんが、シリーズによっては故障のリスクを低く抑えることができる。

それが完全機械式のM4になる。

 

MはMでもLeica M4は最高のフィルムカメラ

同じような条件のM1、M2、M3を選ばなかった理由はいろいろある。

見た目と機能面で大きくわけて3つある。

細かい点ではあるが巻戻しノブの形状が異なっている。

M4のクランク式のメリットとしてはフィルムの巻き戻しがすばやくできるようになること、それにクリップオン式専用露出計のMRメーターを取り付けたまま巻き戻しができるようになるといった点だ。

あまり実感できない点ではあったが、前よりかはよくなっているというのは理解できた。

続いて巻上げレバーのストロークについては、M3にはダブルストロークとシングルストロークの2種類あることがわかった。

「そんなの、いちいち探すのが面倒くさい」、このひと言がM3を選ばない理由を決定づけた。

最後の条件はファンダーフレームのバリエーションになる。

M4にはM3とM2に搭載されたファインダー枠をすべて搭載し、35mmから135mmまで対応になった。つまり全部盛りといった意味と解釈しているので、M4以外の選択肢はないと思った。

レンズを使い分けるかどうかは先々の話として、ないよりもあるに越したことはない。備えの問題だ。

それに、あと、やっぱり最終的には「少しでも新しいものを」と思った。

 

さいごに

細かな点を挙げるとキリがありませんが、まぁー、こんな感じでM4を選んだ理由について書いてみました。

いろいろと理由を並べてきましたが、なんだかんだいって自分が一番使いたいもの、一番好きになったものを選んでいけばいいと思います。

Leicaなんだし。

慎重になっていっぱい悩むのもいいと思いますし、逆に勢いも大事なときがありますので。

それまでにいろいろな偏愛記事を読み漁って、Leicaと自分自身のこれからのカメラ人生において共通点をたくさん見つけてみてください。

そのときに本当の意味で今の自分自身にとって必要なLeicaが見つかると思います。

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