2022-03-11

映画『キングスマン:ファースト・エージェント』スマートな強さの原点はここにあり!物語の衝撃的な展開があっぱれな作品

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上映時間131分
製作国イギリス
アメリカ合衆国
監督マシュー・ヴォーン
音楽ヘンリー・ジャックマン
配給20世紀スタジオ
ウォルト・ディズニー・ジャパン(日本)
公開日2021年
主な出演者レイフ・ファインズ(オーランド・オックスフォード公 / アーサー)
ジェマ・アータートン(ポリー・ワトキンズ / ガラハッド)
リス・エヴァンス(グリゴリー・ラスプーチン)
マシュー・グッド(モートン)
トム・ホランダー(ジョージ5世 / パージヴァル)
ハリス・ディキンソン(コンラッド・オックスフォード)
アーロン・テイラー=ジョンソン(アーチー・リード / ランスロット)
ダニエル・ブリュール(エリック・ヤン・ハヌッセン)
ジャイモン・フンスー(ショーラ / マーリン)
チャールズ・ダンス(ハーバート・キッチナー)
総合評価
『キングスマン:ファースト・エージェント』:

 

前日譚と言われても……。ねー。

いや、わかっているんです。これがキングスマン誕生の秘話だってことは。でも、僕のなかのキングスマンが若干のモヤモヤを感じているので、意義を唱えたい。

以下、感想を読んでいただきたい。

あらすじ

1914年、謎の組織が密かに世界大戦を操ろうとしていた。それを察知して人類破滅の危機に立ち上がったのは、英国貴族のオックスフォード公とその息子コンラッド。国家に属さない最強のスパイ機関を組織し、彼らは戦争を止めるべく奔走する。

引用元:Google

 

感想

うーん、紳士らしさはあった。けど、ちっともスマートな強さはなかった。いや、わかる。十分わかる。いきなり、2015年に日本で公開されたキングスマンのハリーの強さを求めてはいけないってことは。

ハリーのスマートな強さが異常すぎた。ただそれだけの話だし、前日譚であのスマートな強さを描くのもおかしな話だと思う。

仮にもオーランドの息子コンラッドの存在は、彼こそスマートな強さを身につけいく男として、「よっしゃー!きたかな」と僕を期待させるものだった。うん、過去形なのは、あの潔い展開とも言うべき流れがすべてを変えてしまったからだ。

有無を言わさぬほどの衝撃的な展開だったので、一瞬立ちくらみになった。座って観てたけど、それと同じような症状を発症した。

まぢで、ありえん。絶対ありえん。なぜに?誰がこんな展開を許した?

あかんでしょー、あれは。誰も望んでいなかったはず。トラウマ級のシーンだったので、間違いなくあの映像が脳裏に刻まれてしまったのは間違いない。来年また思い出すかもしれないし、再来年もなにかの拍子で思い出す気がする。

コンラッドは英国への愛国心から軍の入隊を強く希望していましたが、父親であるオーランドからは頑なに止められていた状況で。結局はオーランドの反対を押し切って戦争へ参加をすることになるわけですけれども……。

途中まで戦争映画の『1917 命をかけた伝令』や『ハクソー・リッジ』を彷彿させるような展開に、一体どうなることやらと思っていた矢先の衝撃的な展開だったので、久々に味わう虚無感。眠気もぶっ飛んでしまう、おったまげた展開を一体どこぞの監督がこんな真似をしたかと思って調べてみたら、『キングスマン』の監督を一貫して務める、ほかには『キック・アス』や『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』の監督を務める方と知り、ありえるなと納得した。

誰も予想できなかったような展開を考えれば、ある意味賞賛レベル。すごいと思う。あんな真似、誰もできないと思う。マシュー・ヴォーン監督だったからこそ、できたことで。潔さと引き換えに得たものは、諜報機関キングスマンの誕生と思えば確かに気持ちの整理がつく。

オーランドも政府に期待せず独自の諜報機関を作ろうと思うきっかけになったわけですし。物語の展開の上手さは、誰かしらスマートな強さがなくても許せてしまうほど見事だった。

誓いを破ったと言っても、オーランドの強さでさえ魔法使いラスプーチンの華麗なる剣技を前に手こずっていたぐらいですから。側近のショーラもだらしないしまつ。唯一の救いだったのは、一番頼りだったポリーの存在。ここぞというときに一番の活躍を見せてくれていた。基本、銃をぶっ放していたと思う。

一方で気になったのが、オーランドとポリーの関係。オーランドが酒に溺れていた状態のときに、なんとか立ち直ってほしいポリーは、死別した妻の肖像画を目の前に彼にキスをするシーンがある。

あのキスは奈落の底に落ちてしまった彼を奮い立たせるものだったってことはわかる。キスだけじゃなく、いろいろな言葉や態度で訴えかけていたので、彼女の気持ちは十分伝わるものだった。

けど、キスを最後に我に返って復活するって、ほかに奮い立たせるものがあったんじゃないかと、変な想像をしてしまった。まー、いろいろ考えると、オーランドもスケベなオヤジにしか見えなかった。

紳士たる者、一度のキスで欲情に走るなかれ。

 

最も○ ○で賞

出演者のなかから、個人的に目に留まった人物を勝手にピックアップしてかっこいいで賞&美しいで賞という名目で表彰しています。表彰の基準は様々で、見た目だけでなく役柄も重要視した上での判断となります。

 

最もかっこいいで賞

コンラッド・オックスフォード役のハリス・ディキンソンを選んだ。選んだ理由は、世の女性はまぢで甘いマスクにやられてしまうと思う。普通にかっこいい。

だけど見た目は筋肉質ではなく、どちらかというとなよってしているので、弱々しくは見えてしまう。残念ながらスマートな強さを身につける段階にはいたりませんでしたけど、存在感は抜群だった。

作中ではバシッとやる役柄だったので、肝が据わっている行動を見せられたときは震えた。感動もの。まさにかっこいい男の名にふさわしいと思い選んだ。

そんな彼を一躍有名にしたのが、2017年に公開された映画『ブルックリンの片隅で』。フランキー役を演じ、ゴッサム・インディペンデント映画賞のブレクスルー・アクター賞とインディペンデント・スピリット賞の主演男優にノミネートされ、ロンドン映画批評家協会賞のヤング英国/アイルランド・パフォーマー賞を受賞した。

私生活では、2014年からシンガーのローズ・グレイと交際している。Instagramには恋人とのツーショットが度々アップされている。

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名前:ハリス・ディキンソン(梁 朝偉)

生年月日:1996年6月24日(25歳)

出身地:イギリス

身長: 183 cm

Instagram:@harrisdickinson

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おすすめ作品3選
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  • 『ブルックリンの片隅で』(2017年)

ブルックリンの片隅で19歳の若者が性の苦悩と模索を続ける物語。自分の性的指向を自覚するテーマが描かれている。”SNS”と”LGBT”が複雑に絡み合う話題作として注目を浴びた。

超能力を持った子どもたちが、未来を懸けた戦いに挑む姿を描いた近未来SFアクション。電気を操る能力を持った女の子や自由自在に物を動かす能力を持った男の子など、魅力的な超能力をもったキャラクターが登場するので、X-MENやマーベルが好きな方にもおすすめ。

「眠れる森の美女」の悪役マレフィセントを主人公に究極の愛を描いた作品。圧倒的な映像美で描く壮大でファンタジーな世界は必見。

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最も美しいで賞

ポリー・ワトキンズ/ガラハッド役のジェマ・アータートンを選んだ。選んだ理由は、単純、むっちゃ美人だったから。スタイルのすらっとして美しい。あんな美人さんが執事だったら、まぢでやばい。作中、オーランドが羨ましいって、ずっと思ってた。執事を雇えるほどの金持ちになればいいんだなって思った。

そんな彼女ですが、昔は多指症で両手に指が6本ずつあったようで、今は手術で切断をして5本指の状態にあるとのこと。

2007年にテレビ映画『Capturing Mary』でプチ女優デビューをし、同年公開された『聖トリニアンズ女学院』で本格的に女優デビューを果たしている。その後、2008年に公開された『007 慰めの報酬』でボンドガールのストロベリー・フィールズ役を演じたことで一躍有名となった。

私生活では、これまで2回の結婚、1回の離婚を経験しており、現在は2019年の舞台『Saint Joan』で共演をしたアイルランド人の俳優ロリー・キーナンと交際中。

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名前:ジェマ・アータートン(Gemma Arterton)

生年月日:1986年2月2日 (年齢 36歳)

出身地:イギリス

身長:170cm

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おすすめ作品3選
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ロンドン一頑固な爺さんが、癌を患った妻の代わりにシニア合唱団に足を踏み入れ、歌うことをきっかけに新たな人生を切り開いていく物語。家族愛や歌が素晴らしく、人生でもっとも大切なことが学べる作品。

小さなパン屋を営む冴えない中年男が、まるで小説の『ボヴァリー夫人』から飛び出してきたようなヒロインと出会い、情事を重ねていく官能的なラブ・コメディ。フランス西部のノルマンディー地方の美しい風景を舞台に、ユーモラスかつ官能的に物語を描いている。

第二次世界大戦中に、ダンケルクの戦いを題材にした映画製作に情熱を傾ける人々を描いた戦時ラブ・コメディ。戦時中でも映画を楽しみにしてくれている人々のために、感動する映画を全力で製作した者たちを描いた実話に基づく物語となっている。

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さいごに

期待してた内容ではありませんでしたが、なんだかんだで物語の展開を考えると見事と思える作品だった。モヤモヤと感じる部分はありましたけど、総合的な評価としてはグッド。いつの間にか魅了されてしまった感はある。

ところどころ笑えるシーンもあって、個人的にはパンツ一丁姿になるオーランドのくだりはツボだった。前日譚として非常に完成度の高いつくりになっているので、気になる方は鑑賞をしていただけたらと思う。

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