『梨泰院クラス』人生にとって大切な信念や愛の形を学ぶことができた作品

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ジャンルテレビドラマ
ロマンス
原作クァンジンのウェブ漫画『梨泰院クラス』
公開日2020年
製作国韓国
話数全16話
配給Netflix
主な出演者パク・ソジュン(パク・セロイ)
キム・ダミ(チョ・イソ)
ユ・ジェミョン(チャン・デヒ)
クォン・ナラ(オ・スア)
キム・ドンヒ(チャン・グンス)
アン・ボヒョン(チャン・グンウォン)
総合評価
『梨泰院クラス』:

 

いやー、まぢでよかった。本当によかった。

たくさん泣きましたし、いろいろ泣けた。

人生において大切なことも学べましたし。

毎回感情に訴えかけてくるものがあったので、演じるほうもだけど観てるほうも喜怒哀楽がハンパなかったです。

久々に観てよかったなと心から思えたドラマでした。

侮れませんね、韓国ドラマは。なかなかの名作です。

ハマリすぎて、2周目突入してます。

あらすじ

大都市ソウルの中でもひと際ホットな街で、小さな飲み屋を開店させた前科者の青年とその仲間たち。成功をつかむため、大物相手に無謀ともいえる戦いを仕掛ける。

引用:Netflix

 

感想

1話目からドハマリしたのは、『人間レッスン』以来のことで。展開はえなー、と思いながらも、1話目の終わり方は見事でした。次に観たくなるような工夫が施されています。

物語の内容はとてもシンプルで、基本のテーマは「復習」です。

面倒見のよさそうな中年男性が管轄している施設で、話題作りのためだけに支援先を変更するという会社の方針に不信感を抱きながらも、今の自分にできることをやろうとします。

物資の供給とか、手料理の提供とか、洗濯物干しとか……。できることならなんでも。施設育ちの女性は支援が絶たれる悲しさよりも、頼りになる心強さを感じていました。

一方で警察官の夢を抱く青年は、転校することになりその学校には施設の女性と中年男性が働く会社の会長の息子がいることがわかります。

みんなが仲良くできる関係であれば問題はありませんでしたが、ものの見事に相性は合うことはありませんでした。

 

むしろ、会長の息子に至ってはイジメっ子のゲス野郎で、教師ですらイジメの行為を黙認するという、学校でありながらも完全なる奴隷社会が成り立っていました。

見かねた青年は拳を一発食らわせますが、のちにその行為は悲劇を生む結果となってしまいます。

そう、暴力にはじまり、会長から妥協案として土下座を要求され、自分は間違った行いはしていないと父の教えでもある信念を貫き、青年は退学、父親の中年男性は責任をとって退職を余儀なくされました。

突然の出来事。

たったそんなことでと思うかもしれませんが、大丈夫です。僕もそう思いました。こんなことがあっていいものなのか。

そもそも平然とイジメが繰り広げられているのにも関わらず、韓国トップの外食企業の圧力によって学校側はなにも対応できないという不毛精神こそが、その時点で究極のクサレ社会を生み出しているような気がしました。救いようのない社会ってのが本当に悲しい。

しかし、どんな理由であれ暴力はいけないことを諭す父親。同時に自らが成しえなかった信念を貫いたことに誇りを抱いていました。

退学・退職を経験したふたりは、このことをきっかけに飲食店を開くことになります。

悪夢も終わってみればあとの祭りみたいなものですが、順風満帆な人生を歩んでいた矢先にまたしても悲劇が起こってしまいます。

その悲劇とは父親の訃報。これからというときにまさかの展開で、実はこの件には会長の息子が絡んでいました。

自ら築き上げた会社を守るために替え玉を使ってまでも示談で解決しようとする会長。

画策もいいとこで。許せない、本当に許せない。腐れ外道らに嫌悪感以上の感情が煮えたぎっていましたが、青年の気持ちもけして穏やかではありませんでした。

会長の息子が関与していることがわかってからは、なぶり殺しの刑をお見舞いするところで1話目の終了となります。

 

はっきり言えば1話目からどっしりくるものがありました。まー、その分刺激的だったのでドラマの魅力にグッと引き込まれましたけど。

主人公やヒロイン、脇役を固めるキャラクター、そして主人公の人生最大の宿敵となる相手の描き方がうますぎて、ほかのドラマを観てもいまいちハマれない自分がいて困ってます。

特にチョ・イソとチャン・デヒのこのふたりは僕の中で完全にツボでした。

チョ・イソなんていうのはIQ160以上の天才という設定で、一方でソシオパスの精神疾患を患っている人物です。この時点でもはや魅力的、ゾクゾクします。

自身の頭脳を活かしてインフルエンサーから飲食店のマネージャーへ就任し、最終的には株式会社の専務理事にまでのぼりつめます。どんだけサクセスストーリー歩んでんねんって話ですけど、ドラマなのでこれが当たり前のように起きてしまいます。

 

しかも、面白いことに恋敵を意識してからは、ドラマの旨味成分が一気に増してすすればすするほどいろいろな意味でみたされました。

一途な気持ちがブレるんだけれどもブレないところとか、目の前で女性として見られないとか平気で言われちゃって心が折れても諦めない、そういう姿に貫き通す覚悟みたいなものを学べたような気がします。

あと適度に気分転換をすることも大事だなー、と思って。現実逃避でどこか知らない都市へ行ってしまうあの風習というのは女性特有のあれなんですかね。わかんけど。

とにかくこのヒロインは、僕が知る中でどのヒロインよりも超魅力的な存在に映っていました。『ドラゴンタトゥーの女』のリスベットと同等かそれ以上で。

ルックスで言えばオ・スア役のクォン・ナラのほうがめちゃめちゃ可愛いです。比較対象としては完封負けもいいとこ。

だけど、誰かのために人生を賭けて生きる姿なんていうのはなかなか真似のでないことですし、かなり美しいことなんだな、というのがわかりました。

自分が一番可愛いと思っている人が多いご時世であそこまで献身的になれる人間なんてこの世にいるんかいなと思いながらも、愛とはなんぞやの部分を知るいい機会になんだかんだでなりました。

ほんと素晴らしかったですし、普通にチョ・イソのキャラクター性が好きでたまりません。

2周目を観る理由ってのも、彼女のことがみたいがためにみているもんです。それくらい夢中にさせる魅力がたっぷりと詰まったキャラクターです。

 

中卒、前科持ちの青年が巨大な外食企業と人生を賭けた戦いを繰り広げるわけですが、その相手となるチャン・デヒの悪役ぶりといったら、それはもう忌々しい感情のオンパレードでした。

人を見下したような高笑い、スープやお茶をすする音、菓子をボリボリ食べる音、指を鳴らす音、そのどれもがいちいちうざったくて癇に障る類のもので終始イライラ。

早くこんな奴やっつけちまいなよと思いながらも、主人公の青年にとっては皮肉にも憧れの存在でもありました。

 

屋台からはじまった店を国内No.1の外食企業までに成長させたのは紛れもない事実。やることなすこと悪趣味だし性根のない奴ではありましたが、本物の実力の持ち主であったのは確かでした。

圧倒的な権力と内外から圧倒的な支持を得ているチャン・デヒでしたから。鬱陶しいくらい青年らの前に立ちはだかっていました。

ちょっと過信しているところとかはアホやなーと思いましたけど。

実の息子に鶏の絞め方を強要するシーンでは、ケラケラと笑いながら獲物を捕えようとする姿はかなり不気味で。正直、気色悪かった。

これ、幽遊白書で言うところの仙水が人間の醜さを知ってショックを受けてしまった、それくらい悪の要素が詰まっていたと思います。

それを体系化してたわけですから、ある種名演技。すごいとしか言いようがありませんでした。なんだかんだで、ドラマの盛り上がりに欠かせない強烈なキャラクターであったのは間違いありません。

心から憎めないのが悔しいです。

 

最も○ ○で賞

出演者のなかから、個人的に目に留まった人物を勝手にピックアップしてかっこいいで賞&美しいで賞という名目で表彰しています。表彰の基準は様々で、見た目だけでなく役柄も重要視した上での判断となります。

 

最もかっこいいで賞

パク・セロイ役を演じたパク・ソジュンを選びました。

理由は見たらわかるやろう的なもので、かっこいい。役柄に関して言えば、髪型以外は全部かっこいい。

生き様とか、信念とか、自分の気持ちに正直になったりするところとか。照れると髪を撫でるクセとか可愛い一面もありましたし、なにより自分にないものばかりもっているキャラクターではあったので惹かれない理由がなかった。

どうしてこんなにもかっこいいのか、憧れ以上に妬みの心もじんわりと芽生えてくることもあって。こんな人のもとで働くのは大変そうとは思いますけど、どんな壁が立ちはだかろうと絶対乗り越えられます。普段「絶対」なんて言葉はこの世にはない死語だと思っていましたけど、この男を見たらわかります。

存在しうるな、と。

他人の問題を自分事のように捉えて考えてくれる懐の深い人間性も兼ね備えていますし。パーフェクトヒューマンとはまさにこの男のことを指しているんじゃなかろうかと思います。

今、目の前に働けるチャンスがあるのなら、『千と千尋の神隠し』の千尋ばりに「代表、働かせてください」と頭を下げて言うな。絶対、言うな。

名前:パク・ソジュン(박 서준)

生年月日:1988年12月16日 (年齢 31歳)

出身地:韓国

身長:185 cm

体重:69 kg

血液型:AB型

Instagram:@bnsj2013

Twitter:@ BNSJ2013

主な出演作
映画パーフェクトゲーム(2011年)
悪のクロニクル(2015年)
ビューティー・インサイド(2015年)
ミッドナイト・ランナー(2017年)
ディヴァイン・フューリー/使者(2019年)
ドラマドリームハイ2(2012年)
シットコム ファミリー(2012年-2013年)
金よ出て来い✩コンコン(2013年)
眠れる森の魔女(2013年)
温かい一言(2013年-2014年)
魔女の恋愛(2014年)
キルミーヒールミー(2015年)
彼女はキレイだった(2015年)
花郎(2016年)
サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜(2017年)
キム秘書はいったい、なぜ?(2018年)
梨泰院クラス(2020年)

 

最も美しいで賞

生き様のチョ・イソかルックスのオ・スアのどちらを選ぶかで迷いましたが、総合的に見たときにオ・スア役のクォン・ナラを選びました。

理由はなんだかんだ言って超可愛いですし、役柄に対しても共感できる部分が大いにありました。

自身の立場を守るために保守的になる行動とか考え方とか、わかるーってかなり納得。

本当は青年の近くにいたんだけど、裏切っているわけでもなくて、ただどうすればいいのか自分でもわからない状態であったと彼女の心境を思えばそう感じました。

会長と青年の間で板挟みになっているもどかしい状況には同情せずにはいられませんでした。これは本当に切ない。

最終的には飼い主に噛み付くような真似をして、一番つらい立場にあったであろうそんな彼女の姿を見て美しいと思わないわけがありません。

とことん不器用な人なんだなと思いました。

名前:クォン・ナラ(권나라)

生年月日:1991年3月13日 (年齢 29歳)

出身地:韓国

身長:171cm

体重:50kg

血液型:A型

Instagram:@ hvnara

主な出演作
ドラマ『ずる賢いバツイチの恋』(2014年)
『タンタラ』(2016年)
『あやしいパートナー』(2017年)
『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』(2018年)
『親愛なる判事様』(2018年)
『ドクター・プリズナー』(2019年)
『梨泰院クラス』(2020年)

 

さいごに

『梨泰院クラス』の最大の欠点は、面白いのはいいですがほかのことが手につかなくなってしまうほど確実にプライベートに差し支えてしまうところです。8月はほとんど時間を費やしていたように思います。

時間の管理ができると思っても、はっきり言って制御不能です。だって、次が気にあってしかたありませんから。どんどん観たくなってしまいます。

あまり僕はしなんですが、珍しく2周目を観ています。人生のバイブル作品と言っても過言ではありません。そのくらいドラマの世界観がお気に入りです。