映画『みんな!エスパーだよ!』観て得するのは男性だけの作品
上映時間 | 114分 |
製作国 | 日本 |
監督 | 園子温 |
主題歌 | 岡村靖幸「ラブメッセージ」 |
配給 | ギャガ(日本) |
公開日 | 2015年 |
主な出演者 | 染谷将太(鴨川嘉郎) 池田エライザ(平野美由紀) 真野恵里菜(浅見紗英) |
きっかけは、只今、絶賛大活躍中の女優のひとり池田エライザさんの作品が観たいと思い、なにやらエロシーンがあるとのことで見物してみました。
結果、物語は非常にくだらなかったのですがエロさは納得のいく内容でした。池田エライザさん、これ、ほんとにいいの?黒歴史にならないかなと思ってしまうほど、でも大満足でした。
あらすじ
クラスではおとなしく、常にスケベな妄想ばかりしている、高校2年生の鴨川嘉郎(染谷将太)。転校生・浅見紗英(真野恵里菜)に心を奪われ、アプローチを繰り返すものの成果はなく、幼なじみのヤンキー少女・平野美由紀(池田エライザ)に笑われていた。ある日、突如として嘉郎にテレパシー能力が備わり、他人の心の声が聞き取れるようになる。また、美由紀をはじめ、ほかにも超能力に目覚める者が次々と現れる。
引用:シネマトゥデイ
感想
池田エライザさんの感じる演技がうまかった
エロシーンいったて、そんなたいしたことないだろうと思っていましたが、実際は想像を超える内容でした。
誰が?って、池田エライザさんですよ。
エロい、エロい。まじめにエロかったです。本当に感じているかのようで、あんな演技ができたの?と関心させられました。
ベッドシーンというと世の男性諸君にはずいぶんと語弊を招いてしまうかもしれませんが、ベッド上で発情する光景はカメラマンが羨ましいと思ってしまうほど。
そのカメラマンはぐっと抑えただろうなー、と思いつつ。心を無にしておかないと余計な欲望にまみれてしまい、耐えられないレベルですよ。あれは。
どのようなものかは本作を観てぜひ堪能していただきたいところですが、Twitterに動画があがっていたので、さくっと見たい方は下心全開でどうぞご堪能されてください。記事の最後に載せています。
おっぱりありパンチラあり、とにかくエロい
いやね、もちろん、池田エライザさん以外の女性の方もずいぶんとエロさ全開でした。
むしろどちらかといえば、ほとんどがグラビアイドル出身なので、池田エライザさんよりも上というか本領発揮してました。主におっぱいが、ですが……。
ボン・ボン・ボンのオンパレードで、すべてがエベレスト級で現実的だと目のやりどころに困るところを映画だから遠慮なく拝ませてもらいました。
カメラのアングルもあからさまに強調されるような撮り方をしていましたし。その思いっきりのよさが、逆にいやらしさを感じさせませんでした。
ナイス、おっぱいです。
浅見紗英役の真野恵里菜(嘉郎の憧れの人)
平野美由紀役の池田エライザ(嘉郎の幼馴染)
タエコ役の星名美津紀(東三河新聞記者)
ケイコ役の篠崎愛(本屋の店長)
しずか役の清水あいり(東三河高校教師)
サヤ役の星名利華(スマートボールの看板娘)
秋山多香子役の神楽坂恵(浅見教授の助手)
神谷秋子役の冨手麻妙(嘉郎の同級生)
ジュリー・バブコップ役のサヘル・ローズ(謎の美女)
三井ミツコ役の今野杏南(東三河署の捜査一課刑事)
ポルナレフ愛子役の高橋メアリージュン(高校教師)
以上美女11名、エロを極めしおっぱい星人の顔ぶれでした。
物語はくだらないけど、それが逆にいい
肝心の物語はというと、一体どんな内容なのか。これまでおっぱいについての話しかしてきませんでした。
それだと最初から最後までおっぱいの映画と勘違いをされる可能性も出てくると思います。あらすじを読んだだけでは、なにがなんだかさっぱりわかりませんし。
ずばり、本作の物語はくだらない能力に目覚めたヒーローたちがチームエスパーとなって、エロ化が進んだ豊橋で人類滅亡計画を阻止しようとする話です。
能力に目覚める条件も、ひと味ぶっとんだ内容で。
- 性交未経験者であること(要するに童貞と処女)
- 光を浴びたとき、性的エクスタシー状態にあったこと(つまりはオ●ニー中⁉)
- 能力に気づき自覚すること
この3つです。
どうでしょう。このくだらない設定は。誰も考えつかない設定ですし、むしろこの設定を考えた人は天才とも言えるのでしょうか。
どうでもいいようで、どうでもよくない話ではありますが。豊橋のエロ化が進んだおかげで、たくさんの美女の水着や下着姿を拝むことができたのは間違いありません。
くだらないことを真剣に取り組む園子温監督の姿勢について、見習うべきものがたくさんあったかなと思います。ありがとうが言い尽くせません。
最も○ ○で賞
出演者のなかから、個人的に目に留まった人物を勝手にピックアップしてかっこいいで賞&美しいで賞という名目で表彰しています。表彰の基準は様々で、見た目だけでなく役柄も重要視した上での判断となります。
最もかっこいいで賞
主人公であり、チームエスパーのリーダー的存在でもある嘉郎役を演じた染谷将太さんをここは選ぶべきだと思いますが、なんていうのかなー。
ただのアホというか、ただのエロい男というか……。ただの変人ですよ、この男は。
そんな男をかっこいいと言えるかどうかは甚だ疑問が残るだけで。ここで選んでしまっては、今まで選んできたかっこよさの定義が覆されてしまいます。
そんなリスクは到底負えないわけで。本作に限ってはかっこいい人なんていたかなー、と心当たりを探しても見つかるわけでもなく。むしろ、全員ド変態の塊みたいなものでした。
マキタスポーツさんを筆頭に、関根勤さんですら気持ち悪さの極みに達していましたし。追い打ちをかけるかのようにイジリー岡田さんの出演で、全部がエロ一色の作品であることを悟らせてもらいました。
まあ、つまり、本作には誰一人としてかっこいいと思える人がいなかった、それだけの話です。
最も美しいで賞
普通に考えたらここは池田エライザさん一択ですが、「映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』笑って泣いて悲しんで、また笑ってほっこりする作品」のときにもうすでに一度選んでしまったというのもあるため、さすがに2回選ぶのもどうなのかなと思って。ただ単につまらないし、面白くないかなー、と。
じゃあ、誰を選ぶかは、みなさん溢れんばかりのいいものをもっていて、非常に優劣つけがたいところではありましたが、一生懸命脳みそに汗をかきながら考えたすえ神谷秋子役を演じた冨手麻妙さんを選びました。
決め手は、トータル的に可愛さのバランスが一番とれていたかなと思いました。谷間なんて美しさとロマンの間をいってましたし。あれは完全にヌキにかかっていたと思います。
キャラクター的に、一番心に残っていたというのも決め手のひとつですし。普通に可愛らしいですよ、彼女。
さいごに
池田エライザさんの関心からはじまっての本作を観るきっかけとなったわけですが、思いのほか……いや、予想以上に大満足を得るかたちとなり、これを幸せと言っていいものなのか。
そんなことを言葉にでもすれば、すぐさま女性たちから冷ややかな目線を送られてしまうのは必至ですが。くだらない男心を知り尽くしている園子温監督には、このような作品を世に送り出したことには感謝心しかありません。
けしてまっさら気持ちで観られるものではありませんが、少なくとも欲望を高めエロさ全開で妄想に突っ走る架け橋となる作品です。
池田エライザ最強説
間違いありませんでした。#池田エライザ #みんなエスパーだよ pic.twitter.com/TUfYI75W64— 背骨 (@sebone1126) 2018年7月3日