映画『蜘蛛の巣を払う女』ドラゴンタトゥーの女とは絶対に比べてはいけない作品

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上映時間 117分
製作国 アメリカ合衆国
スウェーデン
イギリス
カナダ
ドイツ
監督 フェデ・アルバレス
音楽 ロケ・バニョス
配給 ソニー・ピクチャーズ・リリーシング(アメリカ合衆国)
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(日本)
公開日 2018年(アメリカ合衆国)
2019年(日本)
主な出演者 クレア・フォイ(リスベット・サランデル)
スヴェリル・グドナソン(ミカエル・ブルムクヴィスト)
レイキース・スタンフィールド(エドウィン・ニーダム)
シルヴィア・フークス(カミラ・サランデル)
スティーヴン・マーチャント(フランス・バルデル)
総合評価
『蜘蛛の巣を払う女』:

 

ドラゴンタトゥーの女』の公開から約7年の歳月を経て、ようやく続編を観ることができました。

どれほどこの日を待ち望んでいたか。劇場で観ればよかったのですが、なんせ続編が製作されるなんて知りませんでしたし。むしろ中止になったって話を聞いたもので。まったくもってノーマークでした。

口コミでけっこう言われているように、確かにルーニー・マーラとダニエル・クレイグの最強コンビを上回ることはできませんでしたが、本作は本作でいい個性を出していたと思います。

アクションシーン多めですけど、前作を観ている人でも観て損はないと思います。

あらすじ

冷え切った空気が人の心まで凍てつかせるストックホルムの厳しい冬。

背中にドラゴンのタトゥーを背負う天才ハッカー、リスベット・サランデルに仕事が依頼される。

「君しか頼めない――私が犯した“罪”を取り戻して欲しい」

人工知能=AI研究の世界的権威であるフランス・バルデル博士が開発した核攻撃プログラムをアメリカ国家安全保障局から取り戻すこと。

それは、その天才的なハッキング能力を擁するリスベットにしてみれば簡単な仕事のはずだった。

しかし――、それは16年前に別れた双子の姉妹、カミラが幾重にもはりめぐらした狂気と猟奇に満ちた復讐という罠の一部に過ぎなかった。

引用:映画『蜘蛛の巣を払う女』オフィシャルサイト

 

感想

ルーニー・マーラとダニエル・クレイグの残像がどうしても邪魔をする

前作『ドラゴンタトゥーの女』を観ていない人が羨ましいです。だって、ルーニー・マーラとダニエル・クレイグの頃を知らないのですから。

この2人は反則的なくらい本当に役柄にマッチしていたと思います。しかも2人並ぶと妙にお似合いですし。

原作を読んでいないのでもともとキャラクターのイメージなんてもっていませんでしたが、これぞリスベットこれぞミカエルであるとフィーリングで感じるものがありました。

まあ、そのおかげもあって、ルーニー・マーラとダニエル・クレイグに完全に確立されれてしまいましたが。

クレア・フォイやスヴェリル・グドナソンが、役柄になりきれていなかったわけではありません。

ルーニー・マーラとダニエル・クレイグがあまりにもハマり役すぎだった、ただそれだけです。努力も並大抵のものではなかったみたいですし。

実際に乳首にピアスを開けたり、アザを体につくって撮影に望んだりするなど、そもそも心構えの時点で異常ではありました。

役作りといっても普通やらないと思いますが、普通ではないリスベットというキャラクターにどれほど近づけるか。見た目や気持ちの面でルーニー・マーラが上回っていたということになるのかなと思います。

今回リスベットを演じたクレア・フォイはどちらかといえば、系統でいえば『エイリアン』で有名な女優のシガニー・ウィーバーと実力派の怪演俳優のウィレム・デフォーを足して2で割ったような容姿をしていて、リスベット役にいまいちピンときませんでした。

馴染めていないというか、きれいにつくりすぎていました。もっとひと皮剥けるべき。もちろん、スヴェリル・グドナソンにも同じことが言えます。

泥臭さが感じられるくらいがちょうどいいと、わたしはそう思いますけどね。

 

アクションシーンが多いわりには・・・

弱い。誰が?って、リスベットですよ。こんなに浅はかだったかなと思うぐらい、立ち向かっては負けての繰り返し。

ハングリー精神は認めますが、天才ハッカーでありながらもう少し計画的に動いてほしかった。これ、願望です。

仲間に世界的にも有名なハッカーがいたにも関わらずどうしてかなー。

リスベットもオーガストにスマホを渡したのは、あれは計画的?それともただ単に素?なのかな。隠れ家を特定されてしまい何度もピンチを招く事態が起きてしまうのは、解せませんでした。

リスベットというキャラクターに溺愛しているからかもしれませんが、観てるこちら側はけっこう辛いものがありました。

どうして同じ誤ちを繰り返すのか。感情が苛立ちに変わることが容易なくらい、もっとスタイリッシュであってほしかったです。

じゃないと、こっちは『ドラゴンタトゥーの女』を観ているんですから。「あれ?昔のリスベットのほうが強かったような……。少なくともきちんと計画的に動いてはいた」と、わざわざ過去のものと比較しては評価をしてしまいますから。まったく、がっかりさせないでくださいよ。

ところでリスベットはいつ接近戦に強くなったのかな。描かれてねー。

 

リスベットの身の回りの些細な変化が気になる

年齢に応じて、持ち物が変化していくのはなにも驚くようなことではありません。持ち物の変化はむしろごく自然なことで、心と一緒で好みもその時々で移り変わっていくものです。

本作のリスベットに関していえば、彼女が所有するモノで微妙な変化が見られていました。たとえば、気になる点としては3つ。

1つ目はパソコンで、前作ではMacをメインに使っていましたが、本作では政府の人が使ってそうな分厚いパソコンを使っていました。

あれ?脱Mac?

どういう心境の変化なのか。ストーリーよりもそちらのほが気になります。

続いて2つ目はバイクで、前作では「ホンダCL350」を乗り回していましたが、本作では「ドゥカティ・モンスター797」に乗るなど、所有物としては格上げされていました。

めちゃくちゃかっこよくて速くて……。でも個人的にはホンダCL350のほうが好きでした。リスベットらしいダークなキャラクターにぴったりに改造されていましたし。

ドゥカティはお値段を調べてみたところ数百万円する代物で、ずいぶんと仕事がうまくいっていることが証明されています。天才ハッカーですし、さぞかし儲かっていると思われます。

最後3つ目はピアスで、ルーニー・マーラとクレア・フォイが演じたリスベットを比較してみるとその違いは歴然です。

鼻と口と眉にピアスをしていない代わりに、耳にはたくさんのピアスが開いているなど。年齢とともにそろそろ落ち着いてきたかなと思いきや逆にハードになっているところもあって、イメチェンにしてはいろいろと解せませんでした。

大人びたというよりもますます幼稚さがあらわになっていました。

ほんとこれって人によってはどうでもいいことなんですが、モノ好きなわたしにとってはどうしても気になってしまう部分ではあったので記事にしてみました。

 

最も○ ○で賞

出演者のなかから、個人的に目に留まった人物を勝手にピックアップしてかっこいいで賞&美しいで賞という名目で表彰しています。表彰の基準は様々で、見た目だけでなく役柄も重要視した上での判断となります。

 

最もかっこいいで賞

新生リスベットの誕生を素直に喜べませんが、それでもわたしの永遠の憧れといってもいい人物ではあります。つまり、クレア・フォイを選んだってことです。

本作ではリスベットの知られざる過去が描かれているため、ひとりのファンとしてはいろいろなことが知れて幸せでした。

当の本人からしてみれば、「ふざけるな、こんな恥ずかしい過去を赤裸々に暴露しやがって」と思うかもしれませんが。

意外と繊細そうですし、自分のことを積極的に話す人には見えませんから。

今回リスベットのなにがよかったのかというと、ミカエルといい感じになりそうな雰囲気のときに、冷静さを保ちベッドシーンに突入することなく断ち切ったところです。

普通ならあそこで心と身を委ねるところを、過ちを侵さなかった点は意外性があってかっこよかったです。若かりし頃のリスベットなら本能的に動いたはずです。

自分というのも守れたような気がして、お似合いの2人ではありますが、適度に保たれた一線を超えない距離感もハラハラ・ドキドキしてよかったです。

 

最も美しいで賞

ミカエルは残念ながら今回リスベットとベッドインすることはできませんでしたが、アンドレア・ペジックが演じたマリアはクラブで知り合い一夜をともにした人物でもあります。

この方見た目は女性ですが、実は男性であることが調べてみてわかりました。

えっ、どこがと思うかも知れませんが、これ本当の本当の話です。けっこうな勢いで衝撃的な事実でした。どっからどう見てもきれいな顔をした美女にしか見えませんでしたから。

まあ、もともときれいな顔立ちをしていたのもありますけど。

女性以上に女性らしさがあるというか、見る角度によってはワンダーウーマンのガル・ガドットに見えないこともないかと……。

職業はモデルで、雑誌やテレビを媒体に活躍の場を広げているようです。抜群のスタイルといい、男性と見抜けなかったのにはそれなりの理由があります。静止画ではなく、ぜひ動画でご確認ください。

 

さいごに

ドラゴンタトゥーの女』の続編ではありますが、キャストの入れ替えや監督も違うってなると、また別の作品として観られるのがいいかなと思います。続編と思って過度に期待をしてしまうと、その分失うものも大きいのかなと思いますし。

前作を観ていないほうが逆に楽しめる一風変わった作品ではあります。少なくともその辺はリスベットで判断されるかなと思います。

 

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