2022-04-18

映画『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』ごめん、好きになれなかったトム・ホランド版のスパイダーマンの完結作品

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上映時間148分
製作国アメリカ合衆国
監督ジョン・ワッツ
音楽マイケル・ジアッチーノ
主題歌SixTONES「Rosy」(日本語吹替版)
配給ソニー・ピクチャーズ リリーシング(アメリカ合衆国)
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(日本)
公開日2021年
主な出演者トム・ホランド(ピーター・パーカー / スパイダーマン)
ゼンデイヤ(ミシェル・ジョーンズ)
ジェイコブ・バタロン(ネッド・リーズ)
ベネディクト・カンバーバッチ(スティーヴン・ストレンジ / ドクター・ストレンジ)
総合評価
『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』:

 

遂にトム・ホランド版のスパイダーマンの完結編。と、いうことで観てみた。率直な感想、彼が高校生であることを忘れてしまうぐらいイライラするシーンも、同情してしまうシーンもあった。

やっぱ僕のなかのスパイダーマンは、トビー・マグワイアになるかな。

あらすじ

倒した敵の暴露により、世間から悪評を受けるスパイダーマン。自分の正体が知られていない世界に戻りたいと思うようになった彼は、友人のドクター・ストレンジに助けを求める。やがて魔法の力で、彼は違う世界線で2つの人生を同時に歩み始める。

引用元:Google

感想

出典:SCREEN ONLINE

うーん、なぜかな。いまいちトム・ホランドのスパイダーマンを好きになれなかったのは。マンはマンでも、バットマン派だってこともある。

三部作の完結編にふさわしいかったかと言われれば、正直いってわからない。マルチバースとやらで世の中おおごとになってしまって、スパイダーマンが今まで戦ってきた敵も味方も全部ひっくるめて現代に来てしまって。そんな事態になったのも天才魔術師ドクター・ストレンジのせいで。彼についていちをおさらいをしておくと、本作に続くスパイダーマンからバトンを渡された事実上の張本人であり、スーパーヒーローの人になるのだけれども。

ピーターが、僕がスパイダーマンであることを世の中に知られてしまったがゆえに、恋人や友人の人生がめちゃくちゃになっているから魔術でどうにかならないかと懇願した結果……魔術実行中にああだこうだ言われてドクター・ストレンジがミスでやらかすという、ありえなさそうでありえる物語へと展開されて。

と、まー、ここまでの展開は茶番劇を見せられているかのようで、面白かったなーというよりかは、ピーターの自業自得な行動によってちょっとイラっとさせられてしまった。落ち着きがないというか、どしっと構えていないというか。まだ高校生だから仕方がない部分もありますけど、作中でドクター・ストレンジも言ってたように、ピーターがまだ子ども(高校生)であることを忘れてしまう。

スパイダーマン(スーパーヒーロー)たるものこうあるべきだという固有の考えが定着しててなかなか拭えない。でも皮肉にも、そこから面白さは増してくる。まさにこじらせ野郎による、悲劇のはじまり、はじまり。

マルチバースによる影響で初陣に登場するのが、背中に4本のアームが付いたサングラスをかけた中年オヤジのヴィラン。二陣は、筋斗雲のような乗り物に乗って登場する剃刀の如くあごがしゃくれている前身グリーンメタルのヴィラン。三陣は、頭のてっぺんからケツの穴まで全身電気ビリビリにしたようなヴィラン。四陣は、さきほどのヴィランを砂に変えたような奴で、頭のてっぺんからケツの穴まで砂にしたようなヴィラン。

そう、すべて、どこかで見たことがあるかと思ったら、過去にスパイダーマンが戦ってきたヴィランになる。とはいっても、この全員がトム・ホランド時代のときに戦ってきたヴィランというわけではなく、トビー・マグワイアやアンドリュー・ガーフィールドの時代も含まれている。だから、のちに彼ら2人も登場する。歴代スパイダーマンによる豪華集結を果たし、3人が一堂に集うという奇跡の映像に、普通ならここでテンションが「わー」とあがるのだけれども、どうもあがならなった。寝不足かな、疲れていたのかも。

無理にでもテンションをあげようとするものならば、むしろ今も昔も変わらずスパイダーマンをはじめて演じてから20年経ったあとも、ちゃんとスパイダーマンをやれていたトビー・マグワイアに驚いた。体型の維持がすごい。再びスパイダーマンを演じていること自体に感動はあった。それはアンドリュー・ガーフィールドも同様に。すごいよなー、いや、ほんと。

3人のスパイダーマンが一堂に集ったってことは、そう、先ほど紹介したヴィランたちも一堂に集って戦う。場所は、キャプテン・アメリカの盾をもった自由の女神が建築されているところで。このときトム・ホランドだけは戦う目的が、ほかのスパイダーマンたちとはひと味違う。

正しい行いによって大切な人を失う事態を招いてしまい、あのときこうしてればという自責の念にかられながらも、理解し前に進もうとするトム・ホランドの姿にはうるっときてしまった。人は誰かに支えられて生きていることに気づかされる。

ここにきてやっと、僕自身もトム・ホランドが演じるスパイダーマンを理解できたような気がする。
 

最も○ ○で賞

出演者のなかから、個人的に目に留まった人物を勝手にピックアップしてかっこいいで賞&美しいで賞という名目で表彰しています。表彰の基準は様々で、見た目だけでなく役柄も重要視した上での判断となります。
 

最もかっこいいで賞

出典:CIA Movie News TL

ピーター・パーカーでありスパイダーマン役のトビー・マグワイアを選んだ。作中では名前の被りがややこしいことから、ピーター2と呼ばれる。初代なんだし、なんで1でないのか疑問でしかありませんでしたけど。

そんな彼を選んだ理由は、スパイダーマンとしては一番貫禄があってかっこよかった。彼だけ、ウェブ・シューターではなく体内から生成して糸を出すのも個人的にはグッドポイントだった。

本作ではそれぞれのスパイダーマンが過去の過ちを精算するシーンが描かれていますが、ノーマン・オズボーンをグリーン・ゴブリンから救済するシーンにはグッときた。長年のしこりから解放される構成には、観る者にも安心とやすらぎを与える。この辺りは素晴らしいとしか言いようがない。本当によかった。

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名前:トビー・マグワイア(Tobey Maguire)

生年月日:1975年6月27日(46歳)

出身地:アメリカ合衆国

身長: 172cm

Instagram:@tobeymaguir

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おすすめ作品3選
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初代スパイダーマンになるトビー・マグワイアの出世作。内向的な性格の青年ピーター・パーカーを演じている。

チェスを題材とした作品。実在した天才中の天才と言われたボビー・フィッシャーの半生を描いている。

「何者でもないただの男がブチ切れる」をキャッチコピーに、ただの中年おやじが痛快な音楽とともに華麗に暴力を振るっている作品。

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最も美しいで賞

出典:シネマトゥデイ

ベティ・ブラント役のアンガーリー・ライスを選んだ。選んだ理由は、しれっと可愛らしい女優が映り込んだと思ったから。

作中ではピーターのクラスメイトであり、ミッドタウン高校のニュースチャンネルのパーソナリテを務めている。あまりピックアップされるような役柄ではありませんでしたが、きちんと存在感は発揮されていた。

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名前:アンガーリー・ライス(Angourie Rice)

生年月日: 2001年1月1日 (年齢 21歳)

出身地:オーストラリア

身長: 160cm

Instagram:@angourierice

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おすすめ作品3選
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ラッセル・クロウとライアン・ゴズリング共演の痛快バディ・ムービー。アンガーリー・ライスは、シングルファーザーで酒浸りの私立探偵マーチの娘役を演じている。

地球最後の日に1人の少女を救うことを選んだ男の運命を描いたSFパニックドラマ。自分だったら地球最後の日に一体なにをするんだろうなと考えさせられる作品。

1959年のシドニーを舞台に、百貨店のドレス売り場で働く女性たちの織り成すヒューマンドラマ。美しい街並み、ファッション、陽気なアイリッシュ音楽によって幸せを噛み締められる作品。

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さいごに

トビー・マグワイアやアンドリュー・ガーフィールドのときのスパイダーマンと比べると、ちょっと恵まれている環境にも関わらず自分で自分のことを不幸にしている言動や行動がいちいち鼻についてしまい、イラッとしてしまう面はおおいにあった。これは本作に限らず、『スパイダーマン:ホームカミング』や『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のときもそう。

いろいろな心境を乗り越えて心身ともに強くなろうとしているのは理解できるが、それを受け入れるだけの器が今の僕にはなかった。ただそれだけの話になる。

クレジットシーンに関しては、言うまでもなく最高の期待とともに次作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の断片を見せて終了となる。スパイダーマンからバトンを渡されたドクター・ストレンジがどんな活躍を見せてくれるのか、スカーレット・ウィッチの姿も確認できてその内容は期待で埋め尽くされる。

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