映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』うーん、物足りなさが否めなかった作品
上映時間 | 129分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
監督 | ジョン・ワッツ |
原作 | スタン・リー スティーヴ・ディッコ |
主題歌 | 凛として時雨「Neighbormind」(日本語吹替版) |
配給 | ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント |
公開日 | 2019年 |
主な出演者 | トム・ホランド(ピーター・パーカー / スパイダーマン) ジェイク・ジレンホール(クエンティン・ベック / ミステリオ) サミュエル・L・ジャクソン(ニック・フューリー) ゼンデイヤ(ミシェル・ジョーンズ/MJ) ジェイコブ・バタロン(ネッド・リーズ) |
たとえるなら嵐が過ぎ去ったあとのオフムービーみたいな感じ、でした。内容自体は嫌いではありませんでしたが、かといって好みでもありませんでした。
エンドゲームであの出来事があったあとですから、ヒーロー業を休業して恋愛を優先したくなるピーターの気持ちもわかります。まだ若いですし。今までが非現実の連続でしたから日常生活を満喫したくなるのもわかります。
でもね、でもね。これはヒーロー映画であって、けしてお遊びではないんだよ。
いやね、別に批判している気はさらさらありません。けど……。うーん、スパイスが足りねー。
あらすじ
“ホーム”であるニューヨークを離れ、舞台はヨーロッパへ。ピーター(トム・ホランド)は親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)やMJ(ゼンデイヤ)たちと2週間の夏休み旅行へ出かける。
そこでピーターの前に突如現れるのは、S.H.I.E.L.D.の長官、ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)だ。「出番だぞ。私と共に戦う覚悟はあるか?」とピーターに告げるが・・。
引用:Filmarks
感想
頭では理解しているつもりではあります。これがアベンジャーズではないってことを。あくまで単体映画であって、オールスターが集まってどんちゃん騒ぎをするようなことはけしてないというのもわかっています。
でもね、でもね。完全に麻痺しちゃっているんでしょうね。なにかが足りないと感じるんです。
そのなにかっていうのが刺激なのか驚きなのかわかりません。アベンジャーズにはじまり、エイジ・オブ・ウルトロン、インフィニティ・ウォー、エンドゲームと完璧すぎたのがいけないとわかってはいます。
インフィニティ・ウォーでは描かれている内容があまりにも衝撃的すぎて、言葉どころか魂すら一瞬失ってしまいましたから。おおげさかもしれませんが、至って真面目な話です。
宿敵サノスとエンドゲームで決着がつき、そのあとにもってこられたスパイダーマンの立場を考えればかなりかわいそうではありました。
だって、かなりハードルが高かったと思いますから。やりづらさの極みだったと思います。
今後ぼくが心配しているのはなにもスパイダーマンだけでなく、今後単体映画で製作が決定しているスーパーヒーローの方々も含まれています。
『ブラックパンサー』並にスケールが大きければ、個人的な満足度も沸点まで上昇するとは思います。でも今回正直にいって『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』規模のものであればどうなのかなー、と思う節はありました。
そもそものテーマが、ティーンの心を描いた青春映画だったらまだ許せます。けど、そうじゃありませんよね。……いや、わかりませんが。
比べること自体がおかしいのかもしれませんが、エンドゲーム後の一発目の作品というだけで、比べないように抑制するほうが難しいってものです。
そう考えてしまうと、スパイダーマンはアベンジャーズ一員どころか被害者ってことにもなりますよね。ほんと、いじめに近いことするよなー。こんなことするの、誰か知りませんけど。
なにが自分と合わなかったのかは先ほど言いましたが、ほかにも引っ掛かっていたことがありまして……。
今回登場するヴィランのビジュアルの酷さといえば、それはもう言葉になりませんでした。球体の頭をしたマントを羽織ったヒーローだなんて、ダサいにもほどがあります。
確かこんな姿をしたキャラクターを昔の映画で見たような気がします。はっきりとその作品を覚えていませんが……。そんときも同じようなことを言っていたような気がします。
どっからどう見てもダサいですからね。ある意味ぼくの想像を遥か彼方超えていたので二度言いました。
ただ悔しいことに騙されてしまったのは人生最大の屈辱でした。できりことなら闇に葬ってあげたいくらい、それくらい屈辱的でした。ピーターに対してもそうですが、こちら側としても若干おちょくられている感じがしてなぜか歯がゆかったです。
そんな相手でも唯一心を動かされてしまったのは、戦いの場面で裏舞台がわかったときの映像です。やることも考えていることも人間離れしているなーと思いました。超人レベルとまではいきませんが。その映像を観た瞬間にすべてを悟りました。
だからなのか、と……。
単体映画とかじゃなくて、ソーもキャプテン・マーベルもほかのヒーローたちもどおりで動かないわけです。
最も○ ○で賞
出演者のなかから、個人的に目に留まった人物を勝手にピックアップしてかっこいいで賞&美しいで賞という名目で表彰しています。表彰の基準は様々で、見た目だけでなく役柄も重要視した上での判断となります。
最もかっこいいで賞
ジェイク・ジレンホール演じるミステリオ(クエンティン・ベック)を選びました。
ビジュアルだけを見ればミステリオンはダサかったです。ただ、球体マスクを取ればヒーローとしてけっこうさまにはなっていました。戦い方も嫌いじゃありませんでしたし。手の平を裏返すまではかっこいいと思いました。
ピーターがトニーからいただいたサングラス「E.D.I.T.H.」をかけたときは、トニーの面影を感じるところもあって一瞬体中がざわざわとなりました。似てるし、なるほどここでトニーの代役を据えた形としたわけだと本気で思いました。
が、その後思わぬ展開へと発展し、まんまんと騙されてしました。
それまでは本当によかったんですけどねー。ピーターも信じていましたし。この場合、ヴィランでなければよかったのかなと思いました。
最も美しいで賞
ヒロインのMJが好みではなかったので誰にしようか悩みましたが、そういえばいました的な流れで今回は選びました。その人物とはコビー・スマルダーズ演じるマリア・ヒルになります。
役柄としてはフューリーと行動を共にしているだけで、これといって重要なポジションを演じていたわけではありません。出演時間も短かったですし。いてもいなくても正直どちらでもよかったのでは?と思うところもありました。
これ言ってしまうと悲しいことになりますけど。短い出演時間なりに大人の色気オーラは確実に全開でした。
つるっぱげのフューリーの横にただ立っていただけなのに、凛としたあの姿勢を見ちゃうと、もうやばかったです。引き立て役のフューリーがいたからこそよかったのかもしれませんが。
確かに性格的に強そうな印象しか感じられませんが、こんな美女を人生のうち1回ぐらいは部下にもってみたい、というM気全開の本能が働きます。そうなれば、きっと毎日淡々と罵られるでしょうけどね。
さいごに
ぼくが観たかったのは、ピーターとMJとの恋の駆け引きでもなければB級作品に出てきそうなヴィランの姿でもありません。あくまでスーパーヒーロー・スパイダーマンのかっこいい姿が観たかったわけです。
今のトム・ホランドもけして悪くはありませんが、トビー・マグワイアがスパイダーマンを演じていた頃のほうが好きでした。今のは年齢が若いゆえに、どうしてもおちゃらけ度がいき過ぎた内容になってしまうので受け入れがたいってのが正直な話です。
[voice icon=”http://yoikagen.com/wp-content/uploads/2016/09/IMG_2634.png” name=”バンコ” type=”l”]この際せっかくの機会と思って、スパイダーマンを演じた歴代主演俳優にランク付けを行ってみました。トビー・マグワイア(初代)>トム・ホランド(3代目)>アンドリュー・ガーフィールド(2代目)の順番になりますかね。スーツになると間違いなく、断トツでトニー特性のスーツが1番かっこいいですけどね。あのかっこよさは文句のつけどころがありません。[/voice]