Leicaを持って子どもとおでかけ。場所は「北九州市小倉」
約30年と生きていますが、小倉って街が一体どんな街なのか未だによくわかっていません。
ごくたまに遊びに行く程度で、食べ物でいえば焼うどんやかしわうどん、建物でいえば小倉城やリバーウォークがすぐに思い浮かびます。あと夜になると飲み屋街のイメージとかも・・・。笑
こんなこと言うとあれですけど、福岡と比べて街全体的におしゃれ感がないというか小汚い印象を受けます。治安の悪い噂は絶えませんし、個人的には小倉に対してあまりいいイメージはもっていませんでした。
そんな小倉の街へ久々に足を運んでみて、小汚いイメージで遠慮がちだった考えも払拭され、むしろ歴史を感じさせる味わい深い街であると捉え方も変わりました。
カメラが趣味になるとこうも見え方や捉え方が違ってくるのかと、ただただ驚きです。
小倉の魅力を知り写真に収めてきましたので、興味のある方はどうぞ。
あえてモノレールを利用して小倉駅へ
最近、我が家の殿が電車好きともあって、それならと思いモノレールへ乗って小倉駅を目指しました。乗車場所はモノレール小倉線の終点の企救丘駅から。
パーキングはありませんでしたが、心優しい警備員の配慮のもと車は小倉競馬場専用の駐車場へ停めました。しかも無料で。
切符の販売機、切符、改札口、駅ホーム。殿にとってはどれもがはめてづくし。これはやばいぞ、興奮間すること違いなしと思いきやモノレールが到着したときだけテンション高めで、それ以外は至って平常心を保っていました。
きっと眠たかったのでしょう。ときどきぐづることがあって、周りに迷惑が掛かっていないかとヒヤヒヤしましたが。
何年か前に、赤ちゃんの泣き声がうるさかったと言って舌打ちをして話題になった嫌なニュースがありましたよね。そんな輩がいなくて安心しましたよ。いや、まじな話し。
小倉駅へ到着し、そこからまったくノープランだったので、とりあえず商店街を散策しました。いつぶりかは覚えていませんが、久々いいものですね。商店街を歩くのって。
新しく見るお店もあって、なかにはそういえばこんな店あったなあとか、新鮮な気持ちや懐かしい気持ちになりました。変わるものもあればいつまでも変わらないものもあって、その変化に時代というのが感じとれて妙に嬉しくなりました。
昭和レトロの旦過市場が予想以上に素敵すぎた
商店街を突き進み、小腹が空いてきたこともあって食べ歩き兼昼食をと思い旦過市場へ行ってみました。中へ入ると、多くの観光客で賑わいをみせていました。
商店街といってもここのエリアだけ妙に雰囲気が違いました。久々歩いているとワクワクしました。古めかしい建物がずらっと並び、撮影欲が刺激されるほど雰囲気がドストレートでした。
個人的には、新旦過横丁入口を抜けた道が一番好きでした。もう、あの雰囲気は最高です。毎日でも行きたい、そう思えるような素敵な場所でした。
今まで小倉にこんな素敵な場所があったなんて、足を運んでみてほんとよかったと思いました。
あとで調べてわかったことですが、今回訪れた旦過市場のほとんどの建物は昭和30年代築の超年代ものなんだそうです。どおりでめちゃめちゃ古めかしかったわけです。いい雰囲気を醸してましたし。
昭和レトロの雰囲気抜群の旦過市場も、近年は県内外の観光客から注目されてて、間違いなくインスタ映えしそうな場所です。レトロな写真好きなら絶対行くべきです。美味しいご飯も食べれてかなりおすすめです。
えっ?まさか!?異色の共存
旦過市場の特徴のひとつに、商店街の天敵と思われがちなスーパーマーケットと協力し合って商売を行なっています。このこともあとで調べてみてわかりました。確かに、旦過市場に覆い被さるかのように丸和の建物があったのはそういうことかと納得しました。
丸和の建物は昭和22年(1947)にできてから今まで、旦過市場との長い歴史の中で共存共栄しています。一見すると相対的な存在であるのに、協力し合い互いに成長していった大型店と市場の関係性にドラマが感じられて、すごく素敵だなあと思いました。
いつか機会があればインタビュー記事にしてみたいと思いました。
そして、旦過市場に行ったら外せないのが大學堂。このお店だけ異質を放っていたので気にはなっていましたが、いまいちなにがなんだかわからなかったので、とりあえずこんなお店もあるんだなあという程度に捉えていました。でも調べてみてびっくり。
なにやら北九州私立大学の学生さんと共同経営を行なっているお店で、2008年に設立されたことがわかりました。
そこで話題となっているのが大學丼という食べ物。白飯をよそった丼を片手に、市場で販売されている具材をトッピングしてオリジナルの丼を作るといったものです。白飯は200円で、あとは好きな物を好きなだけ買って食べるといった斬新なスタイル。発想が面白いと思いました。
事前に知ってればよかったものの、まあ、次回訪れたときににでもやってみようと思います。
お気に入りの写真1枚
ボク自身、映画好きなこともあって、商店街に映画館があるというだけでテンション上がりました。写真を見るだけで、小学生の頃に黒崎商店街の映画館へよく父に連れて行ってもらった記憶が蘇ってきます。ほんと懐かしさしか感じません。
会場は狭く座席が少なかったので立って観ることもありました。今の時代では考えられませんが、今となっては良い思い出です。
大型ショッピングモールのなかにある映画館ではなく、たまにはこういったところで映画を観るのもまた違った楽しみができそうです。