2016-11-13

『世界から猫が消えたなら』映画化するのに無理があったかもしれないけど、見方を変えると面白い要素もある、そんな作品!

スポンサーリンク

[btn class=”big”]映画を観る[/btn]
上映時間103分
製作国日本
監督永井聡
音楽小林武史 (主題歌)HARUHI「ひずみ」
配給東宝
公開日2016年
主な出演者佐藤健
宮崎あおい
濱田岳
奥田瑛二
原田美枝子

どうも、バンコです。

妻が珍しく映画を観たいと言うものだから、レンタルで『世界から猫が消えたなら』を観ました。

率直な感想は、うーん、微妙・・・。

途中でうたた寝てしまったし、ボクには退屈な映画でした。頑張って観ようと、意識を保とうとしてたんですけどね。

妻いわく、小説は面白いみたいですが。

映画が微妙な感じだったので、正直小説も読む気にはなりません。

ハァ〜、久々に時間とお金を返して欲しいと思う作品に出会いました。

あらすじ

ある日、余命いくばくもないごく平凡な30歳の郵便配達員(佐藤健)の前に、自分と同じ容姿を持つ悪魔(佐藤健)が出現する。その悪魔は、彼の身の回りの大切なものと引き換えに一日の命をくれるというのだ。次々と電話や映画や時計などが消えていく中、彼は初恋の女性(宮崎あおい)と再会し、共に過ごした日々を振り返る。
引用:シネマトゥデイ

『世界から猫が消えたなら』が退屈と思えた理由

maxresdefault

物語の設定が斬新すぎて単純に世界観に入り込めない、というのが一番の原因なんじゃないかと思います。

テーマに一貫性がないというか、家族愛やら、恋愛やら、友情やら、動物愛やら、いろいろありすぎて個人的には消化不良を起こしている状態で、製作者の気持ちをストレートに受け取れない感じでした。

余命を宣告された主人公の僕(佐藤健)についても、「死」や「生」を強く意識した展開で、過去に何かしらの縁で関わってきた人たちの記憶から、自分の存在が消えてなくなる悲しさは計り知れない領域ですし。

頭では理解することができても、心がいまひとつついていけないところがあってしっくりしませんでした。

現実味のある世界観と非現実味の世界観がゴチャゴチャしていたので、もう少しシンプルに描いてほしかったです。

まあ、結局のところ個人的な意見として、映画化してはいけなかった作品。そんな風に思います。

小説を読んでいる方なら、映画を観るまでもないと思います。

これは完全に猫好き、佐藤健や宮崎あおいファン向けの映画といえます。

『世界から猫が消えたなら』のおもしろシーン!

つまならい映画といいつつも、なかには面白いと思えるシーンはあります。

面白いといってもゲラゲラ笑えるような感じではなくて、映像美のほうですが。これが意外とすごい映像で、本作のなかでは唯一楽しめたシーンでもあります。

そのシーンとは、世界から電話が消されたときの一連のシーンになります。

SoftBankが文房具店にトランスフォームする映像は、中々斬新な感じで面白かったです。

また世界から映画が消されたときも、レンタル屋が本屋にトランスフォームする映像は同じく斬新で面白かったです。

どこに力を入れているんだよ!と思いましたけど、全部が全部つまらないものでなくてよかったです。

注目する俳優は”佐藤健”だけじゃない!

演技力が高く見た目もかっこいい文句なしの男、”佐藤健”。

まさに死角なし!って感じで、女性や男性からもさぞかし多くの支持を集めていることでしょう。

だって普通にかっこいいですから。かっこ良すぎて妬みしかありませんし。

るろうに剣心』で剣心役を演じたときの彼は、反則的なかっこ良さで言葉すら失いました。

で、そんな彼が本作に出演しているってだけで、勝手に関心が集まってしまうのは仕方のないことだと思います。

しかし本作を鑑賞してると、自然と目につくんですよね。佐藤健以外の存在が。

その人物とは、”濱田岳”です。

作中では、ツタヤという愛称でレンタル屋で働く青年を演じていました。

佐藤健演じる僕とは親友の関係で、彼に相応しい映画を毎回選んではDVDを貸す役割を担っていました。

ツタヤのキャラクターが、映画『偉大なる、しゅららぼん』で登場する日出淡十郎役と同じ上から目線のノリでクスッと笑わせてもらいました。

まったくもって憎めないキャラクターで、個人的には好きでした。

佐藤健だけでなく、濱田岳演じるツタヤのキャラクターにも注目してみてください。

さいごに

1回目の鑑賞時にうたた寝してしまいましたが、後日2回に分けて最後の結末までなんとか鑑賞することができました。

個人的には苦手なジャンルの映画で総合評価としては微妙でも、映像や人物のキャラ設定とかでは十分楽しませてもらいました。

小説を読んだ妻の感想としては、様々な部分がカットされているらしくやはり物足りなさを感じたと言われていました。

それに登場人物に関しても、佐藤健と宮崎あおいのイメージではないことも。

ただ作中に登場した猫の「レタス」と「キャベツ」は可愛かったようで、十分満足したとのことです。

前述した通り、猫好きとか、佐藤健や宮崎あおいファンの方であれば、十分鑑賞する価値はあると思いますので。気になる方はぜひ観てみてください。それでは!

SNSでシェア!
関連記事


カテゴリー一覧
CATEGORY