『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』非現実を受け止める覚悟や騙される覚悟があるなら今すぐ観るべし!
上映時間 | 129分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
監督 | ジョン・M・チュウ |
音楽 | ブライアン・タイラー |
配給 | サミット・エンターテインメント(アメリカ合衆国) KADOKAWA(日本) |
公開日 | 2016年 |
主な出演者 | ジェシー・アイゼンバーグ(J・ダニエル・アトラス) マーク・ラファロ(ディラン・ローズ) ウディ・ハレルソン(メリット・マッキニー) ダニエル・ラドクリフ(ウォルター・メイブリー ) デイヴ・フランコ(ジャック・ワイルダー) リジー・キャプラン(ルーラ) ジェイ・チョウ(リー) サナ・レイサン(ナタリー・オースティン) マイケル・ケイン(アーサー・トレスラー) モーガン・フリーマン(サディアス・ブラッドリー) |
どうも、バンコです。
極上のエンターテイメントショーの名に相応しい作品、映画『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』。
娯楽映画としては、もう、最高の作品で、その日一日を幸せに終えたい、いい気分で終えたいという方にはおすすめの作品です。
今回のマジックは前作よりも一段とグレードアップしてて、見どころ満載&ストーリーもハッと驚くような展開になってて、129分の時間があっという間でした。
前作(『グランド・イリュージョン』)同様、「フォー・ホースメン」には終始魅了されっぱなしで、彼らがショーをはじめるたびにどのようなマジックでボクらを楽しませてくれるのか、観てるこっちはワクワクがとまりませんでした。
今回「フォー・ホースメン」の紅一点である女性メンバーのメンツも変わり、これまた一段と華やかな「NEW フォー・ホースメン」が誕生しています。
独特な世界観をもつ個性豊かな女性キャラは注目です。
では、今からは『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』を鑑賞した感想です。
あらすじ
アトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)がリーダーのマジシャン集団、フォー・ホースメン。イリュージョンショーを繰り広げては不正に搾取された金を奪取してきた彼らが、再び出現し注目を浴びる。しかし、新たなショーでハイテク企業の不正を暴こうとするが、何者かによってイリュージョンは失敗に終わる。その裏に、ウォルター(ダニエル・ラドクリフ)という天才ハイテクエンジニアの存在があった。
引用;シネマトゥデイ
感想
非現実的なものをすんなり受け入れられる人なら楽しめる作品!
そうそう、これこれ。
心から楽しみたいなら、この精神に限ります。
本作には、確かにありえないマジックがいろいろと繰り広げられています。
服だけを残して体が雨に消えていくマジックだったり、大量のトランプを噴射したあとに姿が消えるマジックだったり、スペードのエースの連続隠し&受け渡しマジックだったりと。
でもね、「そんなのありえないだろう」とか、「どうせCGだろう」とか、そんなことをいちいち気にしていたら、楽しめるものも楽しめません。
気持ちは十分わかります。
ツッコミたい気持ちはとりあえず片隅に置いといて、目に映るものを受け入れ純粋に楽しまないと、お金も時間も損ですから。
現実的にはありえないことを観たとしても、けしてその物事を頭で考えないこと。
いち観客として楽しむ、その気持が何よりも大切です。
掴みどころのない個性キャラだけど、ヒロイン役で出演している女優がいちいち可愛い!
前作のアイラ・フィッシャーに代わり、本作にはヒロインのルーラ役としてリジー・キャプランが出演しています。
彼女が初登場するシーンは、この人なにかテンションがおかしいとかそんな風に思えましたが、段々見慣れていくうちに、その個性もなんだかキュートに感じられました。
実際、ルックスは悪くありませんし。いや、むしろ可愛いです。
美人から美人キャストの起用なんて、まったくにくいことしますよね。
ボクから言わせてみれば、これこそが最大にして最高の『グランド・イリュージョン』なんじゃないかと思います。
意味不明かな。ハハ。(笑)
個人的には、アイラ・フィッシャーのエロいスタイルは魅力的でしたが、リジー・キャプランが演じるルーラのおてんば加減にも魅力を感じました。
騙されてなんぼの世界!
ボク自身、この手の映画を観ると結構なぐあいでムキになるタイプでして、絶対に見破ってやるぞ!と意気込むも、結局は見破ることはできず製作陣の術中にハマってしまうことがほとんどです。
本作もそのひとつで、意外な展開にたっぷりと騙されてしまいました。
だからといってこれが悔しい気持ちになるとかではなくて、前作の『グランド・イリュージョン』に続いて今回も騙されすぎて逆にスカッとしました。
もう、最高ですわ。この作品。
マジックだけでなくストーリーも凝ってて、かなり見応えがありました。
本作を観て思うのですが、騙されないと思っている人ほど騙されやすい、そんな気がします。
もし、俺は私は、絶対に騙されないぞ!と思っている方は、ぜひ本作で試してみてください。
ほら、騙されなかったぞ!となったとき、そのときはこっそりボクだけに教えてください。
さいごに
待ちにまった本作を観ることができ、すごく充実した時間を過ごすことができました。
笑いあり、驚きあり、哀しみありと、本作は感性豊かに楽しめる作品でもあります。
何も考えず純粋に映画を楽しみたい、そんなときに観られるといいと思います。
また、日常にちょっとした刺激が欲しい方にもおすすめです。
「フォー・ホースメン」が繰り広げる世紀のイリュージョンに、たんまりと酔いしれちゃってください。