Kodak GOLD200で写す日常写真 | Film Photo Collection
暖色系の色が特徴的と言われている「Kodak GOLD200」。感度が200である為、室内で使用するぶんはやや厳しいといった印象。
使う場所を選ぶフィルムではあるものの、10月から12月の季節にかけてはよさそうなフィルムだと思い、お気に入りのNikon EMへ装填をして使ってみた。
「Kodak GOLD200」作例
空
その時々のシチュエーションで、まったく色味加減が異なっていることに驚く。
くっきり鮮やかに写っているものもあれば、ややかすみがかったものも確認される。たぶん、絞りやシャッタースピードの問題ではあると思う。
感覚的なものに頼りきっている部分もあるため、まだまだ勉強不足は否めない。「ホンマに、シャッター切ってなんぼの世界ですわ」といったものをしみじみ痛感してしまう。
花
素人の私の目から見ても、暖色系の色味が全体的に強いことがわかる。
はっきり言えば好みが真っ二つにわかれてしまうフィルムだと思う。この手の色味は好きな人は好きだけれども、嫌いな人は嫌いなような気がする。
ちなみに僕は「SUPERIA X-TRA 400」の色味のほうが断然好み。同じフィルムという部類でもノスタルジックさが感じられないのが残念。
家族
いろいろなシチュエーションでの撮影をやってみた。ぷらっと散歩がてら公園へ行ってみたり、その最中であったり。自宅で過ごしているときの自然な姿を撮ってみたり、お食い初め(百日祝い)の特別な日を記念写真として残してみたり。
じじばばの家では親戚と写真が撮れたりして、宝物級の写真を手に入れた。めちゃめちゃ嬉しかった。そのほか、九州国立博物館や宗像大社へ行ったときに写真をバシバシ撮った。
フィルムは思い出を積み重ねるような感覚がするので、死ぬまでやめられない……と、思う。
室内
全体的にかすみがかった印象。やっぱり室内での撮影は絞りとシャッタースピードの設定の判断が難しい。これぐらいで大丈夫だろうと思うことでも、室外ならOKでも室内では大抵NGだったりするので。
ただ現像から出来あがった写真を見て驚いたのは、小さな光加減でも意外とイケたということ。検証段階ではあったのでこれはこれでありかなー、と。
次回こそは、といった気持ちでまた室内撮影を挑戦してみたい。
まとめ
実際に使ってみて想像以上に暖色系の色味が強く、GOLDのごとく黄金カラーの名に相応しいフィルムであることがわかった。どれも優しい色味でどこか心温まるような写真が仕上がる。
これで金塊とか撮ったらどんなものになるのか、現実世界では無理でも妄想を膨らませながら楽しんでいる。次回は「Kodak GOLD200」で紅葉を撮るのもいいかもしれない。
ちなみにパトローネのデザインはめちゃめちゃかっこいいのでインテリアとしても活用できたりする。