映画『ダーケスト・マインド』キャスト以外ところどころで物足りなさを感じる作品

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上映時間 103分
製作国 アメリカ合衆国
監督 ジェニファー・ユー・ネルソン
音楽 ベンジャミン・ウォルフィッシュ
配給 20世紀フォックス(アメリカ合衆国)
公開日 2018年
主な出演者 アマンドラ・ステンバーグ(ルビー・ダリー)
マンディ・ムーア(ケイト・コナー医師)
グェンドリン・クリスティー(レディ・ジェーン)
ハリス・ディッキンソン(リアム・スチュワート)
総合評価
『ダーケスト・マインド』:

 

X-MEN』のスタジオが放つ近未来SFアクション作品とのことで、この手の作品は観ないわけにもいかないと思い、観てみました。

ティーン・エイジャーが超能力を手に入れて悪に立ち向かおうとする(してる)感じが、『クロニクル』や『パワーレンジャー』などの作風と被るイメージがあったので、期待は結構高めでした。あと『ジェシカ・ジョーンズ』の要素もあったような……。

その分、超能力といってもX-MENらミュータントのような派手さはなく、10代特有の垢抜けていない感じが逆に新鮮でした。

ただ、恋の行方やアクションシーンはちょっと物足りないかなー、と……。

あらすじ

全米で謎の病気が流行。子供達の90%近くが死亡し、生き残った子供達は超能力を手に入れ、各地で事件が続発した。社会の混乱を恐れた政府は、彼らを能力別にグリーンからオレンジの5色に色分けし、強制的に収容所に入れることで事態の収拾を図ろうとする。それまで幸せな日々を送っていた10歳のルビーも、強制的に収容所へ送られてしまう。そこで彼女は自分が政府に脅威とみなされる“オレンジ”であることを知るのだった。それから6年後、収容所で厳しい生活を送っていたルビーはある日、反政府組織の一員であるケイトの助けにより、収容所から脱出。政府の脅威として追われながらも、同じく特殊能力を持つ仲間たちと共に、未来をかけた戦いに挑んでいく!

引用:Filmarks

 

感想

『クロニクル』のような新鮮味はなかった

ある意味、良いお手本のあとに本作を観てしまったというのもあって、中身の新鮮味はほとんどありませんでした。

ある日突然、若者が特殊な能力を手にして大人から狙われるはめになってしまう展開は、『クロニクル』に通ずるものがありますし。ストーリーがまるで、「○○みたいな展開だなー」と思うような節がありました。

作風が似てしまうと、過去のもので面白い作品であるとなかなかハードルも高いのかなと思います。残念ながら本作は『クロニクル』を超えることはできていないと思います。

登場人物らがこの先どうなってしまうのかという、やるかやられるかのワクワク感は本作にはあまりありませんでした。このワクワク感さえあれば、評価もずいぶんと変わったのかなと思います。

 

能力の規模が物足りない

正直、地味でした。

能力は基本的には色分けされていて、緑・青・黄色・赤・オレンジの順番に大人から危険視されています。

子どもだからといっても能力者なので、容赦なく大人は制裁を下していきます。家畜とも思えるような行為で、政府の施設で管理され逆らう者には警棒のようなもので叩きのめされてしまいます。

これがなんとも可愛そうな展開ではありますが、現状を打破しようと立ち上がるのが主人公のルビーになります。

能力は緑は知能が高く、青は物体を操れます。黄色は電気を操ることができ、赤は炎を操れます。そして、一番危険なのがオレンジで人の心を操れることができます。

ルビーはそのオレンジの能力をそなえています。

ジェシカ・ジョーンズ』で登場したキルグレイブとどこか似たような能力ではありますが、言葉で相手の心を操れることを考えると、断然キルグレイブのほうが強く能力に派手さがあると思いました。

オレンジが一番危険といっても所詮は二番煎じのような能力なので、少しがっかりです。能力自体のバリエーションもそうなんですが、もっと単純に強そうな能力にしてほしかった、そんな気持ちでいっぱいです。

ほんと、おしい作品でした。

 

甘く切ない展開、だけど……

このこともさきほどと一緒で、あれ?この展開はどこかで観たような……というようなシーンが描かれていました。

そうそうあれあれ、あれですよ。本作のラストシーンの展開。

まるで『バタイフライ・エフェクト』を観ているかのような展開で、ティーン・エイジャーの甘酸っぱい恋の行方とはいえ、観てるこちらの心がぎゅっと切ない気持ちになりました。

なぜルビーはあのような決断を下したのか、一緒に戦うという選択肢はなかったものだろうか。

確かに大切な存在だからこそ、戦いのなかで失ってしまうようなことにでもなれば耐えきれないと思いますが。

なにかの形でまたふたりが出会えれば、それはそれでそれ以上の素敵なことはありません。

続編が制作されるかわかりませんが、似たようなような展開だったので、その辺はなんの驚きや新鮮味もなくうーんといった感じでした。

 

最も○ ○で賞

出演者のなかから、個人的に目に留まった人物を勝手にピックアップしてかっこいいで賞&美しいで賞という名目で表彰しています。表彰の基準は様々で、見た目だけでなく役柄も重要視した上での判断となります。

 

最もかっこいいで賞

リアム・スチュワート役を演じていたハリス・ディキンソンを選びました。

理由はルビーに対しての一途な想いが、時に揺れ動き、時に熱く燃え上がっていたので、この人ほんとルビーのことが好きなんだなという想いが伝わってきたからです。

一途な清純派男子といった感じで、好きな子を守ろうとする姿がかっこよかったです。

それにしても彼氏彼女の関係になるまでが初々しくて、なんだか羨ましかったです。青春映画作品でもありますね。

現在22歳のディッキンソンは、2017年の映画『ブルックリンの片隅で』で、フランキー役に出演し見事にブレイクを果たしました。

そのあと演技が評価され、ゴッサム・インディペンデント映画賞のブレクスルー・アクター賞とインディペンデント・スピリット賞の主演男優にノミネートされました。また、ロンドン映画批評家協会賞のヤング英国/アイルランド・パフォーマー賞を受賞するなど、若手の俳優ながら確かな経歴の持ち主であることがわかります。

2020年にはアンジェリーナ・ジョリー主演の映画『Maleficent II』の出演も決まっているため、どのような活躍をみせてくれるのか楽しみです。

 

最も美しいで賞

ルビー・ダリー役を演じていたアマンドラ・ステンバーグを選びました。

この子はとにかくセクシーでした。

胸が強調されている部分はどうにかならないものか、そればかりが気になって物語に集中できないってのもありましたが。

まあ、特に集中しなくても大まかな内容ぐらいは、こんなぼくでも把握することはできましたけど。

この子は何歳だろうと思い調べてみると、20歳というから……あれ、全然ティーン・エイジャーじゃないじゃんと思いつつも、そんなことはどうでもよくなって。でも若いっていいよなー、と思いました。

肌にハリがあって、ツヤがあって、それでいて爆乳で。髪の毛も含めてだけど顔は完全に『ワイルド・スピード SKY MISSION』でラムジー役を演じていたナタリー・エマニュエルでした。

大人になるとこうなるんだろうなー、と。どおりでセクシーなわけです。

女優以外の活動としては、2018年のBFIロンドン映画祭では、無処理のわき毛が露になったドレスを着用した姿が話題となりました。このことは確かにすごいという言葉以外見つかりませんでした。

また同年、Wonderland誌のインタビューで自身が同性愛者であることをカミングアウトしました。

この記事で掲載されている彼女の写真を見て、当時17歳とは思えないほど凄まじい魅力を放っていただけに、不意なカミングアウトに世の男性は当時残念に思ったに違いありません。まあ、つい先ほどのぼくがそうでしたけど。

うまく言葉ではいい表せませんが、彼女にはなにか惹かれるものあるというのは間違いありません。

 

さいごに

X-MEN』のスタジオが放つ近未来SFアクション作品だからといって、そのままのイメージで観てしまうと物足りなさを感じてしまうのかなと思います。

あくまで、ある日突然子どもたちが特殊な能力を授かってしまい、悪に立ち向かうために戦う処女作としての考えをもって観ることができれば、作品の評価も変わっていたと思います。

でも、まあ、アマンドラ・ステンバーグを見れただけでも作品としての価値は十分ありましたけどね。

評価のほとんどは、それです。

 

バンコ
X-MEN』につながる展開になっているとひそかに期待をしていましたが、蓋を開けてみるとなんのつながりもありませんでした。少し残念でした。
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