【レビュー】iPhone 6からBlackBerry KEYone Black Editionに変えてみて実感したこと。良かったことや微妙だったことをまとめてみた
どうも、バンコ(@banco_oc)です。
『さよならボクのiPhone。こんにちは「BlackBerry KEYone Black Edition」』の記事を書いてまもなく、そろそろBlackBerry KEYone Black Editionも手に馴染んできたので、この辺できちんとしたレビューを書きたいと思います。
BlackBerry KEYone Black Editionを使いはじめてからは、iPhone 6のときと比べて良かったと思えるようなことがありましたが、同時に微妙に感じることもありました。
単に機種の問題だけでなく中身のOSもiOSからAndroidへ変わってしまい、思うようにいかず使いづらいと感じる瞬間もありました。
結局のところ、どちらにも良し悪しがあるのは当たり前なわけで。
iPhoneにしてもAndroidにしてもそれでなにがやりたいのか、その部分をはっきりさせておくことでおのずと自身にとって必要なモノが自然とわかってくると思います。
機種変更を検討している段階でiPhoneかAndroidかで迷われている方にとって、この記事が判断材料となればと思います。
レビュー
ウェジット機能で視覚的に把握できるホーム画面が素敵すぎる
iPhoneとの圧倒的な違いを実感したのが、まずこれ。
Androidにはウィジット機能があって、いちいちアプリを立ち上げなくても電源を入れて画面を見るだけで、たとえばカレンダーの予定を確認することができます。
天気予想もそう、メモも、ToDoリストも、メールも、メッセージも、とにかく欲しい情報にいち早くたどり着ける、そんなメリットがあります。
それにあれだったら、確認という目的だけでなくすぐに思いついたアイデアですら瞬時にメモに残して、忘れて思い出せない事態を防ぐことさえできちゃったりします。
これが本当にすごく便利。
書き物類は普段Evernoteを使っていますが、利便性に優れているお陰で情報整理のモレがずいぶんと少なくなりました。
書きたい内容がパッとメモにとれるので、記事の作り方にも良い変化をもたらしてくれました。
もうこの時点でiPhoneにこだわる理由が見つかりません。一度体験してしまうと戻れない感覚って、きっとこういうことを言うのでしょうね。
ほんとごめんなさい、という気持ちでいっぱいです。
仕事やプライベートに応じて、自分だけの仕様に画面がカスタマイズできるのはAndroidの最大の良さと言えます。
指紋認証の精度がiPhone 6よりもいいような気がする
はじめて指紋認証の機能がついたiPhoneを手にいれたときに、ホームボタンに指をそっと添え画面ロックが解除されるあの瞬間の感動は今でも鮮明に覚えています。
それがいつしか、認証の精度が甘いせいでイラっとするときがざらにありました。
特に指先が湿っているときなんかは、まったくと言っていいほど認証されずストレスは溜まる一方でした。
ところがBlackBerry KEYone Black Editionでは、指先が少し湿っていようが指紋が認証されないことはほとんどなくなり、その精度に驚きました。
正直なところBlackBerry KEYone Black Editionを手にするまでは、たいしたことはないだろうと思いあまり期待していませんでした。
良い意味で期待を裏切られた結果となり、この先はどうなるかわかりませんけど、予想に反して認証の精度がよく今のところはまったくストレスを感じるようなことはありません。
1日中バリバリ使っても余裕でバッテリーが持つ
手に入れてから日が浅いこともありますが、バッテリー切れの心配とは無縁の生活を送ることができています。
むしろ、2日間使ったとしても20%~30%ほどの残量がある状態です。この時点でバッテリーのもちの良さに心底驚かされます。
ボクの主な使い方としては、細かなものを省けば1日の中でLINEが大半を占めていて、続いて電話やメールのチェック、Evernoteで記事を書いたりDropboxで仕事の書類を確認したり、そのほか朝夕とニュースを読むこともあれば、あとはネットショッピングでいろいろと物色したりと。時々、動画や音楽鑑賞といった感じです。
いや、それにしても逆に疑問に感じますけど、iPhoneはどうしてそんなにもバッテリーのもちが良くないのか不思議でなりません。
だって、BlackBerry KEYone Black Editionでは位置情報サービスを起動にした状態で、なおかつバッググラウンドでいろいろとアプリが起動しているのにも関わらずバッテリーのもちがいいわけですから。
これはAndroidとしての恩恵なのか、それともBlackBerry KEYone Black Editionとしての恩恵なのかわかりませんが、とにかく充電の手間さえも省けてますます手放せない端末です。
カフェでも職場でもどこへ行ったってドヤれる
ひと昔前までは、スタバでMacBookを開いてドヤる人たちで溢れていたのは記憶に新しいかと思います。
MacBook使って仕事している俺や私ってかっこいい、みたいな感じで。
なかにはそんなことないよという人もいるかもしれませんが、ほとんどが自己欲求を満たしたいがためにやっていたという人も少なからずいると思います。一種の憧れ的なやつで。
でも今の時代そんなのは逆にダサいですし、むしろ痛い人に見られることも珍しくありません。Macユーザーが溢れかえっていて、もはやドヤれない状況というのもありますけど。どっからどうみても飽和状態ですから。
そんな時代だからこそ、カフェに入ってBlackBerry KEYone Black Editionで記事を書いていると隣の席の人から必ずと言っていいほどチラ見されることも多くあります。これのなんと気持ちいいことか。どこへ行ったてドヤれます。
珍しさでいえば、日本はiPhoneで溢れかえっているため断然目立ちます。
だって誰が欲しくて、物理キーボードがついたAndroidを買いますか。
よっぽどの物好きしか買いませんよね。それか変人かのどちらかか。
iPhone Xが発売されそちらに注目が集まっているからこそ、BlackBerry KEYone Black Editionで個性を出していきたいものです。
だってみんなと同じなんて、つまらないですからね。
大抵のアプリを引き続き問題なく使えるのは嬉しい
とはいってもiPhoneにしかない特別なアプリは使っていなくて。
有名どころのEvernoteだったりGooglephotoだったり、Dropbox、LINE、Facebook、Twitter、Messengerなどのアプリは普通に使えています。
この点は機種が変わろうが、OSが変わろうが全く問題なく使えるので何気に助かっています。
macOSとWindows間では、使えるアプリにもずいぶんと制限がありますので困惑することも度々ありますから。
できることならノートパソコン間のOSでも、早くこの次元にたどり着いてほしいと思う次第です。
特にWindowsでは美しい物書きアプリが少ない、というか見つかりません。そもそもないのかな。
Alternoteのようなアプリがあれば、今よりもっとWindowsを愛せるんですけどね。
物理QWERTYキーボードを1ヶ月程度使っても慣れない
物理キーボードというだけあって、ガラゲーを使っていた頃と同じ感覚が味わえて懐かしい気持ちにはなるんですが、これが一向に慣れません。
そもそもガラゲーとはキーの羅列が違ければ、キーの数も違います。
あの頃のように両手を使ってささっと、早ワザで入力することなんて夢のまた夢です。
現状ハイフンはどうやって入力するんだったかな、コンマはどうだったかな、アットマークはどうだったかな、日本語と英字の変換すらも未だに正確に覚えられていませんから、ほんと困ったものです。
いちいち手間がかかってしかたありません。
面倒ではありますが、長い目で慣れていくしかないと割り切っています。
スクリーンキーボードで入力するよりも圧倒的にスピードが遅くなってしまい、そんな自分自身に苛立つこともありますが、正直いって後悔はしてません。
だって物理QWERTYキーボードじゃなければ、この端末を買っていませんから。
ただし、その辺が割り切れないという方は、物理QWERTYキーボードだけに憧れて買うのは控えたほうがいいと思います。
標準搭載のBlackBerryキーボードが使いづらいので別途アプリのインストールは必須
物理QWERTYキーボードに慣れていないなかでのこれは、ほんとやめてほしいのひと言です。
使いにくさは尋常じゃありませんから。
だって変換決定の役割がスペースキーになってて、変換に関してはキーではなくスクリーンタッチに割り振られています。
いや、これ、普通におかしいですから。違和感しかありません。
このおかげで使いはじめた当初は、ダブルでストレスが溜まりました。ああ、ハゲるかと思ったわ。
でもボクにはBlackBerry KEYone Black Editionを壁や床に投げつける勇気もなく、素直に使いやすいキーボードアプリについて調べました。
たどり着いたのが、「Wnn Keyboard Lab」というアプリ。
こちらを使いだしてからは、変換の問題等いくつか解消されました。
標準搭載するべきアプリはむしろこちらなのでは、と思う次第です。
物理QWERTYキーボードのスクロール機能は必ずしも必要ではない
いや、むしろ、これは不便に感じることさえあります。
キーボード上下の幅がお世辞にも広いとは言えないので、スクロールしていると指がホームボタンに触れてしまって、瞬く間にホーム画面へ戻ってしまいます。
調べ物をしているときやショッピングサイトで物色しているときにこの現象が起きてしまうと、苛立ちはハンパじゃありません。すごく腹が立ちますから。
ボクはキーボードのスクロール機能は極力使わず、スクリーン上で行うようにしています。
そっちのほうがスクロールの感度もいいですし。
キーボードはあくまで、文字入力やショートカットでアプリを起動するためのもので、あとは指紋認証とかもですが、スクロール機能に関しては期待禁物ということで。
ステータスバーをタップしてもページ最上部には戻らない
これにはすごくガッカリ。
こんな便利な機能がAndroidにはないのかと思うと、ほんと残念としか言いようがありません。
一気に上部へスクロールして戻ればいい話だけれども、それでもステータスバーをタップして一発で戻れる機能はあると便利に思います。
iPhone時代には当たり前に使えていたこの機能に、ありがたみを感じました。
専用のアプリをインストールさえすればAndroidでも実現可能にはなるみたいですが、できることならはじめから備わってほしかった機能のひとつではあります。
その辺は、Android側も見習ってほしいものです。
まとめ
- ウェジット機能で視覚的に把握できるホーム画面が素敵すぎる
- 指紋認証の精度がiPhone 6よりもいいような気がする
- 1日中バリバリ使っても余裕でバッテリーが持つ
- カフェでも職場でもどこへ行ったってドヤれる
- 大抵のアプリを引き続き問題なく使えるのは嬉しい
- 物理QWERTYキーボードを1ヶ月程度使っても慣れない
- 標準搭載のBlackBerryキーボードが使いづらいので別途アプリのインストールは必須
- 物理QWERTYキーボードのスクロール機能は必ずしも必要ではない
- ステータスバーをタップしてもページ最上部へ戻らない
iPhoneはシンプルで直感的な操作が可能なため、簡単で使い勝手がいい端末です。それにMac Book間との同期も容易なので、仕事の面でずいぶんと助かる場面も多くありました。
ただ、シンプルゆえに長年使っていくなかで物足りなさを感じることもありました。
一方Androidは操作が複雑な面もありますが、カスタマイズ性に優れているため自分仕様に施すことができます。
アプリをいちいち開かなくても必要な情報が得られますし。
アイコンデザイン等のカスタマイズも含めて、ファッション感覚で楽しめるのはAndroidにしかない魅力のひとつです。
結論としては、iPhone 6からBlackBerry KEYone Black Editionに変えて良かったと思いますし、これから自分色にどんどん染めていきたいと思っています。
人とは違った端末を持ちたいという方は、ぜひBlackBerry KEYone Black Editionを手にとってみてください。