映画『美女と野獣』エマ・ワトソンが見れたらそれだけでお腹いっぱいと思える作品
上映時間 | 129分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
監督 | ビル・コンドン |
音楽 | アラン・メンケン |
配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
公開日 | 2017年 |
主な出演者 | エマ・ワトソン(ベル) ダン・スティーヴンス(野獣) ルーク・エヴァンス(ガストン) ケヴィン・クライン(モーリス) ユアン・マクレガー(ルミエール) |
どうも、バンコ(@banco_oc)です。
エマ・ワトソンの美しさが再確認できたものとしては最高の作品でした。
ただ、それ以上でもそれ以下でもありません。
物語に関しては、展開が早すぎることもあってかベルが野獣に恋をするくだりは若干物足りなさを感じました。
展開がわかりきっているんだから、もっと愛を育む時間があっていいかと。
じゃなきゃ、伝わりにくいですから。
2人の距離感が縮まっているのかどうなのか、いまいちわかりにくて共感することができませんでした。
映像のほうは文句なしによかったです。美しかったです。
歌にダンスに素晴らしいものがありました。
でもディズニー映画らしい仕上がりで、ある意味期待通りといった印象です。
個人的には感動的な演出がもっとほしいなと感じました。
あらすじ
ディズニー・アニメーション不朽の名作『美女と野獣』がついに実写映画化。魔女の呪いによって野獣の姿に変えられてしまった美しい王子。呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、そして愛されること―。だが野獣の姿になった彼を愛するものなどいるはずがなく、独り心を閉ざし本当の自分を見失っていく。そんな絶望な日々に光を与えたのは、心に孤独を抱えながらも、自分の輝きを信じて生きる、聡明で美しい女性、ベル。このふたりの出会いがお互いの運命を次第に変えていく。
引用:ディズニー映画
感想
予告編が上手すぎて変に期待してしまった
この業界ではよくありえる話ですが、本作に限ってもそう、変に予告編で期待しすぎたあまりに本編を観てガッカリ。
映像美やエマ・ワトソンの美貌が観れるだけでも幸せといえば幸せですが。
いや、でも、やっぱりどこか物足りなさは感じていて、ボクが求めていたロマンスはそこには描かれていませんでした。
これには、すごく残念に想いました。
こういった意味での期待を裏切る形ではなく、想像を超えた演出とかを期待していたのに・・・。
ディズニー作品のなかでも不朽の名作と言われているだけあって、『美女と野獣』にかける想いがボクの心のなかに人一倍あること自体、自分でもビックリです。
そんな想いがあったなんて、この記事を書くまで自分でもまったく気が付きませんでしたから。
自身の新たな一面が知れて、なんだか結果的によかったと思えてきました。
主役級の登場人物が多すぎて魅力が十分に伝えきれていない
本作の中心的人物は、タイトルにもなっているように美女のベルと野獣であることは十分承知しています。
人間と野獣が惹かれ合うことなんて、普通に考えてあり得ない話だと思いますし。
そんな2人が徐々に結ばれていく過程は、ロマンスに溢れた素敵な物語です。
ただ、この2人を引き立てているほかの登場人物たちのキャラの濃さが仇となって、ベルと野獣の存在そのものの印象が薄くなってしまい、完全にインパクトに欠けていました。
燭台のルミエールをはじめ、相方の置き時計のコグスワース。
いつもハイテンション、衣装だんすのマダム・ド・ガルドローブ。
ルミエールの恋人でセクシー担当、羽ぼうきのプリュメット。
ここ一番というところで男気を見せてくれた、ハープシコードのカデンツァ。
そして個人的に好きなキャラクターNo.1、ティーポットのポット夫人とティーカップのチップ(息子)。
総勢7名ものキャラクターのお陰で、感傷に浸る暇もありませんでした。
キャラ濃すぎます。正直、この7名一人ひとりの物語があるのならぜひ観てみたいものです。
むしろ、描いて欲しい。
ディズニーのラブストーリーがそんなに好きじゃないってことがわかった
ロマンスに溢れた素敵な物語とは言っていますが、だからといって好きかどうかと聞かれたら答えはノーです。
だって、そんなにロマンチストな人間でもないですし、愛だとか恋だとか語るのを想像しただけでも虫酸が走りますから。
ボクに限ってそんなのありえないです。いや、ありえません。
とはいうものの、現実的にありえるラブストーリーであれば、ボクはむしろそっちのほうがまだ好きです。
本作のラブストーリーが生理的に受け入れられないのは、現実とはほど遠い物語だからです。
いや、ディズニーってそういうもんでしょ、と言われても・・・。
夢のない奴なのかもしれませんが、とにかく今回わかったこととしてディズニー関連の作品はさほど好きではなかった、ということです。
本作にエマ・ワトソンが出演していなければ今ごろ観ていなかったと思います。
さいごに
ボクの口から言えることは、エマ・ワトソンが好きなら観てもいいんじゃない?って感じです。
それ以上でもそれ以下でもありませんから。
ハリー・ポッターのハーマイオニー色が強い彼女ですが、ベルの役も完全にハマり役でした。
なによりもお色気ムンムンの彼女の姿は、それだけでも観る価値はあると思いますので。
世の男性は存分にエロい目で観ちゃってください。
女性は憧れでも抱きながらどうぞ。