2022-03-31

王道は邪道!下らなさすぎて逆におすすめB級サメ映画10選

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世の中にはなぜか下らない映画がたくさん存在している。たぶん、下らなさすぎて逆にそういうのが好きなマニアの人たちがいるせい。しかも、そういう映画に限って大抵サメ絡みの作品が多い。なぜだか理由はわからない。

必ずと言っていいほどサメとビキニの姉ちゃんのセットものが多く、映像のクオリティーも雑なもん。物語なんて破綻しているのが当たり前。真剣に取り組んでいるか完全に開き直っているかのどちらかで、よっぽど心に余裕がない人じゃない限り、怒りの感情を抱いてしまうようになっている。

まさにそんな地雷的な映画と言われている、THEキングオブ・B級サメ映画を今から紹介していきたいと思う。

まともな感覚をしていると、まず幸せになることはなく、120%の確率で時間の無駄になるので、すべて自己責任で鑑賞していただきたい。

おすすめのB級サメ映画10選

10.『シャーク・プリズン 鮫地獄女囚大脱獄』

出典:U-NEXT

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公開日:2015年

監 督:ジム・ウィノースキー

ジャンル:ホラー、アクション

出演者:ドミニク・スウェイン、トレイシー・ローズ

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地を這い沼を這い川を這うサメがお掃除係として、刑務所を脱獄した巨乳の女囚人たちを襲う、ある意味正統派の映画。脱獄した女囚人があたかも正義のように見えるが、よく考えたら彼女らは悪者であることに気づく。

気づきにくいのは、完璧なまでに仕上げられた準備ばっちりの化粧とタンクトップにデニムショートパンツという謎の組み合わせに、囚人であることを忘れてしまう。

そして、女囚人たちをよく見ると、けっこう歳がいっていることに気づき、食べられてもしかたないと冷ややかな感想を抱いてしまう。本当に残念。

予告編

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9.『ビーチ・シャーク』

出典:Amazon

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公開日:2011年

監 督:マーク・アトキンス

ジャンル:アクション

出演者:コリン・ネメック、ヴァネッサ・リー・エヴィガン、ブルック・ホーガン、エリック・スコット・ウッズ、ジーナ・ホールデン

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『トレマーズ』のサメ版みたいな映画。ビキニの姉ちゃんが登場するのはいいとして、パーティーというわりには人数が少なくて、小規模な作りに笑えてくる。

集客ができなかったことが丸見えで、頭数が揃っただけの寄せ集めのエキストラの演技力のチープさは絶叫レベル。

当の役者の演技力といえば、悲鳴が雄叫びに聞こえてくるというB級らしさ全開で立ち向かってくる。素人が開き直ると、このような作品ができあることを体系している。

予告編

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8.『メガ・シャーク VS グレート・タイタン』

出典:U-NEXT

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公開日:2015年

監 督:クリストファー・レイ

ジャンル:ホラー、SF

出演者:イリアナ・ダグラス、パトリック・ボーショー、ブロディ・ハツラー

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ジャケットをご覧の通り、完全に「進撃の〇人」をモチーフにしたと思われる類のやつ。

これ、シリーズの第4作にあたる作品で、こんなものがこの世の中にあと3つもある。それがいいか悪いかの判断は人に任せる。

目の前に起きることすべて疑いの心をもつことなく、受け入れていくことをおすすめする。がっつり真剣に観ると案外楽しめるけど、軽めに観てしまうと大火傷してしまうので安易に手を出すのだけはやめよう。

予告編

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7.『ロボシャークVS.ネイビーシールズ』

出典:U-NEXT

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公開日:2015年

監 督:ジェフリー・スコット・ランドー

ジャンル:アクション、冒険

出演者:アレクシス・ピーターマン、マット・リッピー、ナイジェル・バーバー、バネッサ・グラッセ

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サメをメカにするという話の展開がもはや破綻している、この世で唯一無二の作品。

残念なことに、笑いをとりにいこうとするわざとらしさが目立つ場違いな演出やそこそこ完成度の高いCGには、幻滅でしかなかった。目指してほしいところはそこじゃない。もっと下の下。

圧倒的なチープさと理解不能な脚本をできれば実現してほしいという期待しか我々はない。

B級映画のちょっと上を目指しているような気がして、中途半端さかげんにモヤっとしてしまった。それでも、SNSの下りとスタバとビル・ゲイツの雑なパロディはよかった。讃えたい。

予告編

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6.『ゴースト・シャーク』

出典:Amazon

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公開日:2013年

監 督:グリフ・ファースト

ジャンル:ホラー

出演者:マッケンジー・ロスマン、デイヴ・デイヴィス、スローン・コー、ジャイミ・ボーン、エイミー・ブラセット、ショーン・C・フィリップス

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ありとあらゆる水の場面で悪霊と化したサメが現れては人間を豪快に食い散らかしていく。一にも二にも暴れては、水いっぱいでさえ飲むことが許されない。サメ映画界最強のサメといっても過言ではない。水の呼吸のオンパレード。

そんなサメの倒し方がわからないと悩む人々。……確かに。

突然ハリーポッターのような魔術の話題をもってくるのでウケた。チートにはチートで対抗するしかないという下りに、まさかの爆死という。ことごとく期待を裏切られてしまう。

予告編

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5.『ゾンビシャーク 感染鮫』

出典:U-NEXT

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公開日:2015年

監 督:ミスティ・タリー

ジャンル:ホラー、SF

出演者: キャシー・スティール、スローン・コー、ベッキー・アンドリュース

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これぞ、大雑把映画。物語は雑だし、CGも雑。初代プレステの映像を見せられている気分になる。

それなのに、メインの登場人物だけはしっかり作り込まれていて、美女のキャスティングには感謝でしかない。よくぞやってくれた。

救いようのないラストには、もう一度やり直せと言いたくなる。

予告編

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4.『シャークネード』

出典:U-NEXT

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公開日:2013年

監 督:アンソニー・C・フェランテ

ジャンル:ダーク、コメディ

出演者:タラ・リード、アイアン・ジーリング、ジョン・ハード、キャシー・スケルボ

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まともな感覚じゃ、まず観れない。破綻している、下らない、バカバカしいと思って観る心が大事。

基本ありえない出来事の連続なので、いちいちツッコミを入れていたら次々と入れなくちゃいけなくなるので、それこそ時間の無駄になってしまう。

鑑賞者がなによりもやるべきことは、誰かにおもしろおかしく伝えるためにネタとして観ること。そう考えると幸せになる。むしろ、それしかない。それが嫌なら予告編を観て満足するしかない。

予告編

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3.『ジュラシック・シャーク』

出典:U-NEXT

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公開日:2012年

監 督:ブレット・ケリー

ジャンル:サスペンス、アクション、SF

出演者:エマニュエル・カリエール、クリスティン・エメス、セリーヌ・フィリオン、アンジェラ・ペアレント、ダンカン・ミロイ

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駆け出しのYouTuberでも、まずこんな映像のつなぎ合わせはしない。それくらいひどい映像のクオリティーに白目を向いて悶絶する。レベルでいうとそんな感じ。

ビキニの姉ちゃんは登場しているものの、美女という美女も見つからない。しかもくっさい演技ばかりを見せられるので、むしろこのレベルをかき集めたことに凄味しか感じない。

ゾウの8倍以上の体重があったとされているメガロドンのやっすいCGも、卒業制作で作られたかのような出来栄えで、まったく迫力のかけらもない。

上映時間79分もの間、鑑賞者の脳へ直接ダメージを与えてくるので観終わった頃には間違いなく重症化している。

予告編

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2.『デビルシャーク』

出典:Amazon

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公開日:2015年

監 督:ドナルド・ファーマー

ジャンル:ホラー

出演者:アンジェラ・ケレック、ボビー・ケレック、チャニング・ドッドソン、マディソン・コーニー

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これのなにを評価すればいいのかわからなくなる。次元を超えたサメ映画ここにあり。70分の映像がいつまで経っても終わらないあのしんどさ。

高校の文化祭でお披露目するかと思わせるクオリティーには、死刑に近い感覚をおぼえる。

サメ映画の最大の見せ場であるサメが人間を襲うシーンでは、まるでサメの水泳をただただ見せられるだけで人間との直接的な絡みが一切ない。しかも完璧なまでに徹底されている。製作者の意図は何か。常識を超えている。

ここまで人間との絡みのないサメ映画も珍しすぎる。ビキニの姉ちゃん以外見どころのない、究極のエンタメ作品が誕生したことを確信する。

予告編

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1.『ハウス・シャーク』

出典:Amazon

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公開日:2017年

監 督:ロン・ボンク

ジャンル:パニック、ホラー

出演者:トレイ・ハリソン、ミッシェル・マーチャント、ウェス・レイド、ウェイン・W・ジョンソン

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在宅ワークになったのはなにも人間だけじゃなく、タイトル通りサメも在宅で働く。働くといっても、サメ映画でおなじみ人間を襲う。そして、食べる。

いかにも段ボールと紙粘土で作られたかのようなサメのビジュアルには、製作者の血と汗と涙の結晶だと思うと、むしろ愛せる。製作時間がかかって大変だったろうに……。

なぜサメが家を歩いているのかさえも説明がつかず、劇中で次々と登場する人々は意味不明な言動を発したあと、必ず死ぬ。ある種の混沌した物語にただひたすらに付き合わされるため、あれよあれよと正気を失ってしまうのは確実。上映時間2時間で、これ以上の悲劇はない。

理解不能な地獄絵図を見せられているんじゃなくて、もしかするとこちらの理解が足りていない、そう思えてくるサメ映画史上もっとも難解な作品であることは間違いない。

予告編

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まとめ

いかがでしたか。印象に残る作品には出会えたでしょうか。

「うん?、全部?」……そのお気持ち、すごく共感に値する。

中身が薄いのは当たり前、というかこの手の業界では常識で、得るものは一切ない。期待などしていたら痛い目をみるどころか、正しき映画を嗜む目と心が蝕んでしまうのでやめましょう。

時間を無駄にしてしまうことを前提に、定期的に集中力の電池切れと戦いながら自分にムチ打っていくことになるのが目に見えているので、どれも覚悟をもって観ていただきたい。

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