2022-03-16

いま観る理由『バットマン ビギンズ』

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THE BATMAN-ザ・バットマン-が劇場公開するやいなや、今までで1番好きな歴代バットマンとして、その名が挙がっているロバート・パティンソン。Twitterを開くと、タイムラインにはその投稿が目立つ。

そんなことあるかいな!と思いつつも、僕の中の1番はクリスチャン・ベイルなのは変わっていない。彼こそ、バットマンの名にふさわしい人物だと思っている。これからも変わらないし、変わりたくない。

このようにあがらってみたものの、THE BATMAN-ザ・バットマン-を観ていないので、今の段階では正直なんとも言えない。

もしかしたらを考えると、観るのを恐れているのもあって今のところ手が出せていない。

だけど唯一言えることは、歴代バットマンシリーズで『THE BATMAN-ザ・バットマン-』が1番面白いと称賛されているなか、『バットマン ビギンズ』もやばいくらい面白いってことは全力で伝えたい。それは今回改めて観たときに確信をした。

そして僕がたったひとつ声を大にして言いたいことがある。それは、コウモリという最強の武器と象徴がありながら、なぜそれが引き継がれていないのか、怒りにも近いような疑問を感じた。

『バットマン ビギンズ』後に公開された作品には、コウモリを使った演出がなされていない。これ、普通に、なぜ?って思う。

恐怖の象徴になっているのにも関わらず。その役目はバットマンひとりで十分と思われているかもしれない。

ブルース・ウェイン自身が感じた対象はコウモリではあるけれども、それは単体ではなく複数であったはず。それも大量に。

井戸に落ちたときに、暗闇の穴からたった一匹のコウモリが出てきたところで、怖いのは怖いかもしれないけど、トラウマになるような怖さではないのはなんとなく想像ができる。まだ貞子のほうが100倍怖い。

ゴッサムシティのありとあらゆる犯罪者がバットマンに恐れたくなるのもわかる。強いし、勝てないし、取り引きとか絶対邪魔されてしまうし。

だけど、それは絶対的な恐怖にはほど遠いような気がしてならない。つまり、やってることは警察の延長線上でしかないってこと。

ゴッサムシティで日常茶飯事に起こる犯罪をなくすために、犯罪者に恐怖を植え付けたいってのはわかるけど、表面的な部分を恐怖という名の風呂敷に包んだところで、

アンダーグラウンドから出てきたジョーカーやベインのような人たちにはまったく効き目がないし、むしろ、逆効果。そうだったよね。

彼らを恐怖の渦に巻き込んでこそ本物であって、雲にシンボルを照らすのはいいとして……。なぜ、コウモリをもっと有効活用しないのか、疑問でしかない。

仮にもシリーズが新しくなる度に、最新のテクノロジーを駆使している傾向がありますし。コウモリを操れる装置とか、あると絶対戦闘時、便利だよね。大量のコウモリの中から登場するのとか、想像するだけでもむっちゃかっこいい。

強烈に印象付けるためにも過剰な演出であっても、絶対やるべきだと思う。むしろ、やってほしい。もはや願望。

そんなわけで、僕が言いたいことをまとめると、「コウモリを最大限活用した演出を取り入れてほしい」。このひと言に尽きる。以上、おわり。

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