2021-05-27

『ボイス~112の奇跡~』凄腕刑事の報われない事件を描いた、かなりいい作品

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ジャンルヒューマンドラマ
公開日2017年
製作国韓国
話数全16話
放送チャンネルOCN
主な出演者チャン・ヒョク(ム・ジニョク)
イ・ハナ(カン・グォンジュ)
ペク・ソンヒョン(シム・デシク)
イ・ヘヨン(チャン・ギョンハク)
ソン・ウンソ(パク・ウンス)
イェソン(オ・ヒョノ)
キム・ジェウク(モ・テグ)
総合評価
『ボイス~112の奇跡~』:

 

あかん、これ完全にム・ジニョク(チャン・ヒョク)ロスというやつや。こんな気持ちはじめてだし、シーズン2を観てその思いが爆上がり。あー、イカれた犬の遠吠えが恋しくてたまらない。

ト・ガンウ(イ・ジヌク)じゃ、役不足は否めない。ム・ジニョクよ、どうかアメリカから帰ってこい、そう思うのでした。

あらすじ

今、助ける―「112」のベルが鳴った時、彼らの闘いは始まる。 1分1秒無駄にしない!テンポ良く描かれる、人々を救うべく奔走する者たちのヒューマンドラマ! 多種多様なキャラクターを見事に演じ分けてきたチャン・ヒョクが、初の刑事役に挑戦!男臭さと硬派具合がたまらない刑事ジニョクを熱演。その他、ジニョクと対照的に理知的な「112通報センター」センター長・グォンジュを演じたイ・ハナをはじめ、ペク・ソンヒョン&イェソン(SUPER JUNIOR)ら、個性溢れるキャラクターが脇を固める。

引用:Filmarks

 

感想

ト・ガンウ(以下、ガンウ)って誰?そんな話にもなると思いますが、説明するとシーズン2の主人公。ム・ジニョク(以下、ジニョク)はシーズン1の主人公になる。2人とも冒頭で酷い過去を持たされてしまう。ガンウは仕事の相方、ジニョクは妻。サイコパスとやらにやられてしまう。やられると言っても、けして優しいものではない。

ひと言でいえば、酷い。やゔぁい。人間がやったと思えないほど残虐。残忍。考えられない。バカじゃないの、とさえ思う。ごめん、ひと言ではいい表せない。どっちも酷い、けど、ジニョクの立場のほうがインパクトは強かった。

ひと気のない街路で、時間帯は夜、雪が降るシチュエーションが妙に恐怖感を煽っていた。物陰に隠れ夫に助けの電話をかけるも繋がることはなく、112通報センターとのやり取りが一旦は途絶え、折り返しの着信音がまさか死の着信音になるという……。

こんなものを冒頭に見せつけられた者としては、頭が痛い。ストレスとやらで脳内に十分な負荷をかけられたような、そんな感覚に襲われた。あかんよね、この展開。なにがあかんかというと、殺し方ですよ。鉄球で頭部を何度も打ち付けて、残虐極まりない。

患部にモザイクはかけられてはいましたが、あれは間違いなく陥没をしていた。容易に想像ができて、グロい。これが俗に言うサイコパスのやり方か、と思うと背筋が凍る。ダメ、絶対。あんな人間になっては、絶対ダメ。

ここで、「張り詰めた〜♪(もののけ姫の歌)」なんて冗談は絶対言えない。妻を殺されてしまったジニョクの気持ちは想像を絶するものだったに違いない。それは確か。かわいそうとかのレベルを超えていた。ある意味、ここからイカれた犬の遠吠え伝説がはじまる。

とは言っても物語はストレートには進まない。妻を殺した犯人だけを追うような話ではなく、ジニョクは112通報センターに設置されたゴールデンタームチームのチーム長となり数々の事件を解決していく。その過程で登場する犯人たちも、ずいぶんなサイコパスだった。

まず、実母が子どもを刺す事件は見るに堪えられない。彼氏が実は違法サイト(レイプ動画)で荒稼ぎをしていたキチガイ野郎とかも登場するので、腹が立つというか、観てて段々力拳を作るようなことになっていた。衝撃的だったのは、ゴミ屋敷の老婆が姿形を変えられて管理人にさせられていた事件。まるまる同じ姿にさせられていて、本当の管理人はすでに殺害され棚の中に袋ぐるんぐるん巻で保管されていた。

もう、恐怖だよね。リアルだし、空気感も伝わるし、画面越しでよかったと本当に思う。現場に居合わせるなんて、間違いなくゲロを吐いてしまう自信がある。

これ観たら、刑事はまぢですごいと思う。命懸けてるし、命懸けないといけないそういう場面もあるし、ほとんどの人生を刑事に捧げているみたいなところがあって、尊敬の言葉以外見つからない。

ジニョク以外の主要人物や脇役の存在もよかった。112通報センターのトップのカン・グォンジュ(イ・ハナ)は、ボイスプロファイラーの持ち主で、絶対音感を武器に事件解決に導いていく人物。チーム長ジニョクの補佐役でもある。実はジニョクと同じ犯人を追っていたという話のくだりは、脚本で言うところのナイスなひねりだった。彼女も同じく、ジニョクの妻と同じに日に父親を殺されてしまい、辛い過去を持たされてしまった人物のひとり。犯人はどこまでもえげつない野郎です。

一旦、暗く重い話題から休憩を挟んで、112通報センターに所属する隊員のパク・ウンス(ソン・ウンソ)は可愛かった。ちなみに、シーズン2にも登場する。てっきり、同じ所属でIT担当のオ・ヒョノ(イェソン)と付き合うのかなと雰囲気を醸し出していたけど、違った。シーズン1ではまあまあ活躍していた彼、シーズン2では見事に左遷されていた。(本当は留学という設定)
その穴は、チン・ソユル(キム・ウソク)によって埋め尽くされていた。所詮、そんなもん。

個人的に期待したのが、シム・テソク(ペク・ソンヒョン)の真犯人説。こういう場合、身近にいる人物が一番怪しくて、親しければ親しいほど裏切られ方もえげつないので、ずっと張り込んでいましたが、これも予想とは違った展開だった。

どうやら僕は刑事には向いていないみたい。優しい心につけ込んで利用する、そっちの線だった。そんなわけで、いろいろと予想に反する展開が盛りだくさんなので、ハマりにハマった。

最も○ ○で賞

出演者のなかから、個人的に目に留まった人物を勝手にピックアップしてかっこいいで賞&美しいで賞という名目で表彰しています。表彰の基準は様々で、見た目だけでなく役柄も重要視した上での判断となります。

 

最もかっこいいで賞

ム・ジニョク役のチャン・ヒョクを選んだ。理由は言うまでもなく、ロスだから。ロサンゼルスのほうじゃない。シーズン2を観たときの損失感がハンパなかった。

やたら存在感があったように思う。叫ぶし、怒鳴るし、キレるし。キレッキレのキャラクターだった。あと、何気に武闘派で強かったのもよかった。戦い方が銃だけじゃなかったところは好感がもてた。

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名前:チャン・ヒョク(장혁)

生年月日:1976年12月20日(44歳)

出身地:韓国

身長:175 cm

Instagram:@ajincome

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おすすめ作品3選

■ 映画

まさかコ・ギョンジン(チョン・ジヒョン)のお相手のコ・ミョンウがチャン・ヒョクだってことは当時知らなったこと。ビビった。そして、また観たくなった。破天荒な女性巡査と普通の高校教師の奇跡の愛を描いたラブストーリーを観て泣きたい方はぜひどうぞ。

韓国の権力腐敗問題を扱った作品。こんなものがありふれたら終わりだと思う。韓国国家の恥部をこれでもかという勢いでさらけ出しているので、自分のケツは自分で拭かない当たり前の時代にある意味恐怖心しか生まれない。

  • 剣客(2021年)

さらわれた娘のために再び剣を抜き戦う最強の武人の話。相手が女だろうが斬って、斬って、斬りまくる、チャン・ヒョクの無双劇は必見。ジョン・ウィックが剣を持つとこうなるかもしれない。

 
■ ドラマ

韓国で平均視聴率32%、最高41%を記録した大ヒットドラマ。王朝の陰謀や切なすぎる恋の物語は、感情が縦横無尽に揺さぶられること間違いなし。

19世紀末の朝鮮王朝時代を舞台にした行商人の波乱盤上な生涯を描いていた時代劇ドラマ。復讐劇あり、ロマンスあり、「商売の神」と呼ばれる客主の頂点になる物語は必見。

チャン・ヒョク演じるのは主人公のユ・ジチョル。かっこいいパパの姿とかっこ悪いパパの姿が一度に観られる作品。薬で成功を手にするも、その代償として失うものもある、感動のヒューマンストーリー仕立てとなっている。

 

 

最も美しいで賞

パク・ウンス役のソン・ウンソを選んだ。理由はルックスの可愛さ、妹思いなところ、バイリンガルの3拍子が揃っていたから。つまり、外見・内面・スペックということになる。

これらを考えたときに少なくとも、グォンジュの選択には至らない。だって、仮に喧嘩をしたときに小言でさえいえなさそうだから。一緒に生活する上で地獄耳は厄介になりそう。そういうこと。

で、話を戻すと、ソン・ウンソの役柄は温かい家庭が築けそうな、そんな雰囲気があってイメージ的に好感がだいぶもてた。

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名前:ソン・ウンソ(손은서)

生年月日:1986年6月26日 (年齢 35歳)

出身地:韓国

身長:168 cm

Instagram:@soneunseo85

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おすすめ作品3選

■ ドラマ

北朝鮮の美人スパイと韓国のトップスターとのロマンスを描いた最高のロマンティック・ラブコメディ。ソン・ウンソは国家情報院職員の役柄で出演している。

チャン・グンソク主演の”運命的な愛”を描いた究極のラブストーリーがテーマのドラマ。ヒロインが少女時代のユナということで、ソン・ウンソの存在感はちょっと薄まっている感じ。

韓国KBSで放送され最高視聴率6.9%を記録した、悲しい恋の歴史物語を描いた作品。お互い惹かれ合っても結ばれないもどかしさは、その過程でいろいろな愛の形を学んだ。

 

さいごに

刑事系のドラマのなかでも、テーマがなかなか特殊だった。ボイスプロファイラーの設定や、112通報センターで起こった事件を取り扱って描く脚本とか。国内ドラマを含め、今までに観たことも聞いたこともない。それが逆に新鮮でしたし、常に緊迫したシーンのオンパレードで、途中で飽きることもなく最後まで観ることができた。チャン・ヒョクの演技はほんと、クセになった。胸を張っておすすめできる韓国ドラマのひとつ。

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