『ストレンジャー・シングス』シーズン4のエディ・マンソンにまつわる小ネタを大公開
『ストレンジャー・シングス』シーズン4が5月27日に公開するやいなや、Netflix史上最大のオープニング記録を打ち立てたのは今や有名な話で。これは、まさに超ウルトラモンスター級のドラマといっても過言ではなくて。
配信開始からたったの3日間で2億8679万時間の視聴時間を記録したなんて聞いた矢先には、なかなかその凄さがわからないというか、どちらかといえばNetflixがサービス展開している93の国と地域でトップ10入りを果たし、そのうち83カ国では第1位を獲得した。こちらのほうが凄いってことが十分伝わってくるわけで。
本題になりますけど、そんなすんごいドラマに登場するエディ・マンソン(以下エディと表記)について、彼にまつわる小ネタを仕入れたので現時点でわかっていることを紹介する。
エディ・マンソンはどんな人物?
ホーキンス高校に通う4年生で、学校を2年も留年したため年齢は20歳の設定となっている。
生活スタイルは、ジョージア州グリフィンにあるフォレストヒルズのトレーラーハウスに父と一緒に住んでいる。(母親の存在は不明)
中学のときは、演芸会で「コローデッド・コフィン(腐った棺桶)」といったバンド名で音楽をお披露目した経験をもつ。そのときの容姿は、髪は短く体にタトゥーも入っていなかった。
学校では変人扱いを受けており、気の合う仲間以外誰も彼に近づこうとはしない存在。かなりのお調子者で、型にはめられることを好まない性格である。
身なりは大のヘヴィメタ好きともあり、数々のバンドからの影響を受けている装いをしている。
部活は「ヘルファイア・クラブ」に所属し、リーダーを務める。ダンジョンズ&ドラゴンズに関しては人一倍熱意をもつ。ダンジョンマスターであり、実力はかなりのもの。(ちなみにマイクも)
ホーキンス高校いちのマドンナと言われるクリッシーに、マリファナを売っていることから薬の売人でもある。
エディ・マンソンが愛してやまないヘヴィメタル・バンドの数々
メガデス
「メタリカ」「スレイヤー」「アンスラックス」と並ぶ”スラッシュメタル”の四天王に君臨するアメリカのヘヴィメタル・バンド。もともとメタリカに所属していたデイブ・ムステインが脱退し、1983年にアメリカで結成された。
バンドを結成した初期の頃はリズム・ギターのメンバーが何度も入れ替わっており、1985年にデビュー・アルバム『Killing Is my Business,And Business Is Good!』をリリースする。ベーシストのデイヴ・エレフソン、リード・ギタリストのクリス・ポーランド、ドラマーのガル・サミュエルソンと共に制作したデビュー・アルバムは、たちまちアンダーグラウンドのヒット作となった。
その後1986年に、メガデス史上最高傑作と呼び名が高いセカンド・アルバム『Peace Sells… But Who’s Buying?』で、メタル界で最も熱いバンドとして評価されている。
モーターヘッド
1975年にイングランドで結成されたロックバンド。バンドのリーダーであり、フロントマンでもあるレミー・キルミスターは、メンバーの入れ替わりがあるなかで唯一すべての期間在籍している。同氏が病気で亡くなるまでの40年間は活動しており、2015年に解散された。
代表アルバムは、1981年にリリースされたライブアルバム『No Sleep ‘til Hammersmith』になる。1987年にリリースされた曲「Rock ‘n’ Roll」はファンの間で親しまれている。
ディオ
1982年にロニー・ジェイムス・ディオによって結成されたアメリカのヘヴィメタル・バンド。同氏はもともとは、HR/HM(ハードロック・ヘヴィメタル)バンド「エルフ」「レインボー」「ブラック・サバス」の元ボーカリスト。1991年にはブラック・サバスに復帰し、翌年に脱退している。
ディオでの活動期間は、 2010年にロニー・ジェイムス・ディオが病死したのを機に解散している。
ヘヴィメタルの教祖的存在であったと同時に、人差し指と小指だけを立てた伝統的な魔除けのハンドサインを生み出した張本人でもある。
W.A.S.P
1982年にアメリカで結成されたヘヴィメタル・バンド。ギター兼フロントマンのブラッキー・ローレスが中心となってバンド編成されており、奇抜な衣装と派手なメイクが特徴となっている。
そんなブラッキー・ローレスの衣装の股間にはバズソー(回転ノコ)が装備され、ステージでは毎回血のりが飛び交うスプラッター演出だという。
過激さと下品さで聞き手を挑発して話題となり人気を確立した。「ショックメタル」「ショックロック」の先駆的なバンドとも言える。
アクセプト
1976年にウド・ダークシュナイダーを中心にドイツで結成されたヘヴィメタル・バンド。1979年に自らのバンド名を冠したアルバム『Accept』でデビュを果たす。
その後、1983年にリリースしたアルバム『Balls to the Wall』では、ビルボードTOP100にランクインされ世界的にヒットした。
代表作は6枚目のアルバム『Metal Heart』で、なかでも同タイトル曲の「Metal Heart」はベートーヴェンの「エリーゼのために」をギターソロに取り込むなどして注目を集めた。
マーシフル・フェイト
1981年にデンマークで結成されたヘヴィメタル・バンド。「ブラック・ローズ」のキング・ダイアモンドと、「ブラッツ」のハンク・シャーマンの2人によって結成された。
1983年にリリースされたデビューアルバム『MELISSA』と、セカンド・アルバム『DON’T BREAK THE OATH』によって熱狂的なファンを生んだ。
ハンクとの音楽性の違いから他のメンバーは脱退し、それぞれバンドを結成するも1992年には再結成を果たした。しかし1999年には再び解散をしてしまう。
ジューダス・プリースト
1970年にイングランドで結成されたヘヴィメタル・バンド。「ヘヴィメタル」というジャンルを切り開いた最初のバンドになる。
表現力が神レベルすぎて、世界的に最も知名度が高いヘヴィメタル・グループのひとつとなった。
ちなみに、ボーカルのロブ・ハルフォードは「メタル・ゴッド」という愛称でも知られている。
ヘヴィメタル・バンドのなかでもディオには実はすごい秘密があった
7話目で裏の世界にいるスティーブがコウモリと戦ったあと、エディは彼に対してオジーみたいだったと話しかける。そのあとブラック・サバスのオジー・オズボーンと再度言い直しますが、彼のことについて調べてみると、ディオに所属するロニー・ジェイムス・ディオとの関連性があることがわかった。(ブラック・サバスのオジーの後任者)
そして、このディオというバンドにはある秘密が隠されており、それがまるで『ストレンジャー・シングス』とリンクしていると捉えられるものだった。
その秘密は、「ディオ(DIO)」のロゴのアンビグラム(異なる方向からも読み取れるようにしたグラフィカルな文字)に隠されている。
デュオというバンド名はロニー自身の名前をつけたものではなく、イタリア語で「神」を意味したものになる。
ロゴを逆さにすると「OID」となり、ロゴに隠された文字を読み解いていくと「DEVIL」が浮かび上がる。
つまり悪魔という意味で、神と悪魔は表裏一体であることがロゴから読み取れる。少々わかりにくいところはあるが、「I」の文字には「E」が、「D」の文字には「V」「I」「L」の三文字が入っている。
これは『ストレンジャー・シングス』でいうところの、表と裏の世界を思わせる意味として捉えられてもおかしくはない。
エディが普段着用しているデニムベストの背中にでかでかと貼られているのはDIOのバックパッチであることも、まるでメタファーを感じさせるものとなっている。
must jam out with eddie munson immediately. pic.twitter.com/T6DYg4DIxE
— Stranger Things (@Stranger_Things) April 21, 2022
シーズン4Vol.2でエディの勇姿が観られることを期待したい。