映画『ジャスティス・リーグ』いろんなヒーローが集合しているけど結局はスーパーマンのための作品
上映時間 | 120分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
監督 | ザック・スナイダー |
音楽 | ダニー・エルフマン |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
公開日 | 2017年 |
主な出演者 | ベン・アフレック(ブルース・ウェイン / バットマン) ヘンリー・カヴィル(クラーク・ケント / スーパーマン) エイミー・アダムス(ロイス・レイン) ガル・ガドット(ダイアナ・プリンス / ワンダーウーマン) エズラ・ミラー(バリー・アレン / フラッシュ) ジェイソン・モモア(アーサー・カリー / アクアマン) レイ・フィッシャー(ビクター・ストーン / サイボーグ) ジェレミー・アイアンズ(アルフレッド・ペニーワース) ダイアン・レイン(マーサ・ケント) コニー・ニールセン(ヒッポリタ女王) J・K・シモンズ(ジェームズ・ゴードン) |
どうも、バンコ(@banco_oc)です。
3月23日(金)よりレンタルが開始されたので鑑賞してみました。
鑑賞してみた感想はというと、うーん、これはスーパーマンありきの作品なのかなって感じでした。
いや、むしろ、スーパーマンがいないと、何もできない、地球ですらまともに救えない出来損ない集団というのが露呈されていました。
ある意味、バットマン、ワンダーウーマン、アクアマン、フラッシュ、サイボーグたちの公開処刑を醸し出している作品といっても過言ではありません。
なんだか、可哀想を通り越して残酷のように思えてなりませんでした。
スーパーヒーローたちのパワーバランスが偏りすぎてて、いまいち輝けていないヒーローとすごく輝けているヒーローとの差が目立ってて、うーん、といった感じです。
スーパーヒーローたちの登場シーンにはワクワクしたんですけどね。
期待値が高かっただけにいろいろと残念です。
あらすじ
ブルース・ウェイン(ベン・アフレック)は、スーパーマンの捨て身の行動に影響を受け、再び人類を信じるようになる。彼は新たな相棒ダイアナ・プリンス(ガル・ガドット)の手を借り、強敵との戦いに備えて準備を進める。バットマンとワンダーウーマンとしてお互い協力を約束した彼らは、共に戦ってくれるヒーローたちを集めるが……。
引用:シネマトゥデイ
感想
ワンダーウーマンの登場シーンで流れる「Wonder Woman’s Wrath」がかっこいい
相変わらずワクワクしますね。彼女の登場場面で「Wonder Woman’s Wrath」の曲が流れると。
これ聴くとこれから戦いがはじまるって感じがして、そこがたまらなくいいわけです。
心の芯まで響く曲調ですし、アドレナリンも毎回全開です。
これ聴くと自然と活力が湧いてきて、夜も興奮して眠れないこともありました。ほんと、いい迷惑ですよ。(笑)別に変な意味ではありませんけど。
気高き美女戦士にはぴったりの曲だと思います。
このように彼女自身のことを曲できちんと表現できているのって、素直にすごいことだと思います。
何度聴いてもテンション上がりますし。
作中では、スーパーヒーローたちが悪役に苦戦しているなかで唯一まともに渡り合っていました。
そのことを考えると、やっぱ最高のスーパーヒーローです。ワンダーウーマンは。
フラッシュの配役にエズラ・ミラーが起用されているのは違和感しかない
そもそも、性格がマーベルのスパイダーマンと被っているとツッコミたくなります。
おちゃらけた感じとか、幼いゆえに不謹慎な発言や行動をとるところとか、緊迫したバトルシーンなのに緩い雰囲気を醸し出しているところとか。
映画『スパイダーマン ホームカミング』でトム・ホランドが演じたスパイダーマンとだだ被りなのが、正直許せない。個人的にそう思うだけで、ほかの人の目にどう映っているかはわかりませんが・・・。おいおい、って感じです。
で、ここから本題ですけど、過去に海外ドラマ版のフラッシュを観ているボクにとって、ぶっちゃけ、フラッシュ役はグラント・ガスティン以外考えられないわけです。
刑務所で父親とフラッシュことバリー・アレンが面会を行うシーンでは、悲しみの共感もなければしんみりすることさえしませんでした。いや、できないよ。
父親が自身のせいで息子の将来を妨げていることに対して、「私は耐えられない」とセリフをいいますが、いや、いや、いや、それはこっちのセリフです。ボクのほうがあなたたち2人の姿を見るに耐えられませんでしたから。
どちらとも違和感がありすぎて、むしろ笑いがこらえきれなかったシーンでもあります。
ブルース・ウェインがバリー・アレンをスカウトしたときに登場するメルセデス・ベンツの車がめちゃくちゃかっこいい
そのビジュアル。圧倒的なエレガントさに一瞬言葉を失ってしまうかもしれません。
これ見るだけも一見の価値はあると思います。生粋の車好き限定だけど。
ボクも詳しくはその車のことについて知らなかったので、観終わったあとすぐに調べてみました。
車名はメルセデス・ベンツAMG「ヴィジョン・グランツーリスモ」といって、もともとはゲームの「グランツーリスモ」向けにデザインされ、2013年11月のロサンゼルスモーターショーでエクステリアモデルが発表された車のようです。それを今回は映画撮影のためにインテリアを制作したようです。
ブルース・ウェインは作中で自身のヒーローとしての能力を“金持ち”と回答するシーンがありますが、まさしくそうだなと。
それにしても、この車は一体いくらするんでしょうかね?
アクアマンにはいろいろな意味でがっかり感がハンパない
だって、見た目めちゃめちゃ強そうなのに、実際の戦闘では大したことなかったですからね。無駄にテンションが高いだけの煽り屋でした。
アトランティスにあったマザーボックスなんて、あっさりとステッペンウルフに奪われる始末ですし。アウェイならまだしもホームであの有様は残念としかいいようがありません。
アトランティスの王なのに、体つきはバットマン以上にいかついのに、なにをやってんだか。
一丁前に登場シーンだけはド派手かつ豪快でしたけど。強くもなければ弱くもない中途半端なキャラクターのイメージが定着してしまいました。
これなら単独映画も期待できないというくらい、本当に残念です。
それ以上に残念だったのが、海の神が瓶を投げ捨てて海を汚してどうすんだよって感じです。
礼儀がなくて、破茶滅茶すぎにもほどがあるでしょうよ。
素直にスーパーマンの復活を喜べない
どう考えても強すぎるんですよね。スーパーマンは。
誰ひとりとして太刀打ちできていませんでしたから、ほかのヒーローたちが萎縮してしまうのも無理ないかと・・・。
ぶっちゃけ、スーパーマンがいれば周りの方々はほとんどの脅威を脅威と思わなくてよくなりますからね。
彼ひとりいれば十分な雰囲気が漂っていました。というよりも、そうだと思います。
ワンダーウーマンやアクアマンが苦戦していたステッペンウルフですら、意図も簡単にボッコボコにしてましたから。
あれでは、ほかのヒーローたちの出る幕がないといっているもんです。呆気ないにもほどがあります。
ゆえに、スーパーマンが復活した途端に結果が見えみえで面白味に欠けました。
パワーが強すぎるってのも問題ですね。
スーパーマンの唯一の欠点を挙げれば、胸毛のもじゃもじゃくらいですかね。
どうしてもそこに目がいってしまうのはボクだけでしょうか。
最も◯◯で賞
出演者のなかから、個人的に目に留まった人物を勝手にピックアップしてかっこいいで賞&美しいで賞という名目で表彰しています。
表彰の基準は様々で、見た目だけでなく役柄も重要視した上での判断となります。
最もかっこいいで賞
こてこてなイケメンってなると、個人的にはアクアマンを演じたジェイソン・モモアかなって思いますが、見た目の野蛮さにだらしなさを感じるため、ここはジェレミー・アイアンズしかいないと思い選びました。
見た目は渋いですし、いい歳の取り方をしているなあと、ある種憧れみたいなものを抱きます。
あと作中でチャーミングな表情が見られたのは好ポイントでした。
ブルース・ウェインの側近の執事アルフレッド・ペニーワース役として、相変わらずいい味だしていました。
最も美しいで賞
ここは問答無用でワンダーウーマンを演じたガル・ガドットを選びました。
むしろ彼女以外誰がいるの?って話です。
それにしてもみるたびに美しさに磨きがかかっていたので、思わず何も考えずただひたすら傍観してしまいました。
しかし、いつからですかね。彼女のことを美しいと思いだしたのは。
『ワイルド・スピード』にジゼル役として出演していた頃は、美しいだなんて思ったことはありませんでしたから。
じゃあ、『バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016年)のときかといえばそうでもなくて、単独映画でもある『ワンダーウーマン』から彼女の美しい魅力に引き込まれてしまったと思います。
ダイアナ・プリンスのときでいるときはいちいち衣装がセクシーですし、本作でもその辺は見どころポイントです。
さいごに
蓋を開けてみれば、いろいろとツッコミどころ満載でしたが、DCコミックスのスーパーヒーローたちが一度に見れる点だけを考えると、かなり贅沢な作品になっていると思います。
細々としたツッコミどころに関しては、大目に見てあげるか寛容な心で鑑賞されるとよいと思いますし。
要は、DCコミックスが好きかそうでないか、それが大事ではないでしょうか。