Netflixオリジナルドラマ『アイアン・フィスト』を正式に評価&レビューをしてみた。
どうも、バンコ(@banco_oc)です。
以前このブログで、「Netflixオリジナルドラマ『アイアン・フィスト』のファーストインプレッションが最悪すぎて笑えない話。」という記事を書きました。
あれから数日間かけて、ようやくシーズン1を観終えることができました。
『ディフェンダーズ』が配信されるまで、なんとか間に合いました。ふー、やれやれ。
とはいっても、まだ『デアデビル』と『ルーク・ケイジ』は観てませんけど。観る予定もありませんけど。
とりあえずは今回も『ジェシカ・ジョーンズ』のときと同様に、『アイアン・フィスト』を正式に評価&レビューしていこうと思います。
[kanren postid=”1688″]『ジェシカ・ジョーンズ』の作品とは打って変わって、以前の評価よりも星が1つ増えました。
その理由は…
単純に面白かった!ただそれだけ
『ジェシカ・ジョーンズ』に感じたなかだるみ感が本ドラマにはなく、あんなことやこんなことがあったりと最後までいろいろと楽しめました。
GIZMODOの記事で書かれていたように、4話目以降からアクションもストーリーの展開も、ほんと急激に面白かったです。
信じてよかった。
途中で観ることをやめていたらと思うと、ゾッとします。いや、まぢで。
シーズン2の製作がサンディエゴで開催されたコミコン2017で発表されたらしく、こちらも非常に楽しみです。
面白かった理由をあげてみる
ダニエルとコーリンの意外な関係性に驚いた
もう、これね。完全に期待を裏切られました。
まさかの展開でしたから。
あの展開はまったく予想してませんでした。
それだけに、その後のエピソードから面白さは倍増、倍増。
早い段階でダニエルとコーリンは恋人同士になるのですが、2人の関係性に変化が起きていく様子からは、とにかく目が離せませんでした。
複雑な関係すぎて、どちらの気持ちにも共感。ほんと、胸が苦しくなりました。
はじめは嫌な奴かと思ったけど実はめちゃくちゃ可哀想なウォード
会社の上司であり、実の父親でもあるハロルドの1番の被害者なのが、息子のウォード。
いけすかない顔をしててムカつきますが、エピソードが進むにつれて精神が崩壊する姿からは、さすがに同情心が芽生えました。
会社のトップゆえの葛藤とかありますけど、彼の場合限度を超えちゃってます。
本ドラマの登場人物のなかでも、劇的な環境の変化を1番経験しているんじゃないかと思います。
理想とかけ離れた父子関係にぜひ注目して観てもらいたいです。
最後の最後まで可哀想な人物でしたから。
タチの悪いハロルドが場を盛り上げていた
アイアン・フィストの宿敵はヤミノテなのですが、それ以上にタチの悪さを醸し出しているのがハロルドです。
何度死んでも蘇るやつですから、この時点でもうタチが悪いです。
身近な人物をああもあっさりと殺っちゃってしまう姿からは、もしかすると実の子どものウォードやジョイも犠牲になってしまうのではないかと、ヒヤヒヤしながら観てました。
黒幕的な存在はヤミノテではなくて、実はハロルドだったりします。
不気味な人物ではありますが、逆にこの作品の面白さに奥行きを与えているように感じます。
つまり、まとめると…
登場人物の関係性がすごく面白いってことです。
人間ドラマのような要素も含まれていて、人物一人ひとりに共感することもありました。
心を動かされる場面も多く、『ジェシカ・ジョーンズ』と比べて本ドラマが面白いと感じるのは、そこです。
心に響くものがあるかないかの違いです。
中盤から後半にかけて、考えさせられる深いドラマでした。
さいごに
デアデビル、ルーク・ケイジ、ジェシカ・ジョーンズ、そしてアイアン・フィストらの4名はMARVELヒーローのなかでも、見た目や技の派手さはなく比較的地味な感じではあります。
ドラマはじまりのアイアン・フィストなんて、ボロボロの装いに髭モジャモジャでしたから、とてもじゃないけどヒーローとはかけ離れた存在に見えました。
ただ、それが逆に身近に感じられるというか、もどかしさもあってすごくよかったです。
アイアンマンやキャプテン・アメリカなどのエリートヒーローとはまた違った側面をもっているといった意味で、観る価値は十分にあったといえる作品です。