映画『鋼の錬金術師』ひどいし、良さがひとつもないろくでもねぇ作品
上映時間 | 133分 |
製作国 | 日本 |
監督 | 曽利文彦 |
音楽 | 北里玲二 森悠也 高橋哲也 諸橋邦行 |
主題歌 | MISIA「君のそばにいるよ」 |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
公開日 | 2017年 |
主な出演者 | 山田涼介(エドワード・エルリック) 水石亜飛夢(アルフォンス・エルリック) 本田翼(ウィンリィ・ロックベル) ディーン・フジオカ(ロイ・マスタング) 蓮佛美沙子(リザ・ホークアイ) 本郷奏多(エンヴィー) 國村隼(ティム・マルコー) 石丸謙二郎(コーネロ教主) 原田夏希(グレイシア・ヒューズ) 内山信二(グラトニー) 夏菜(マリア・ロス) 大泉洋(ショウ・タッカー) 佐藤隆太(マース・ヒューズ) 小日向文世(ハクロ将軍) 松雪泰子(ラスト) |
いやー、これは、いろんな意味で震えたね。クオリティ?……ひどいってもんじゃない。
イライラが蓄積しまくって体がうずくも、うずく。うずきまくって、早く終わりよ来い!と願ってしまった。
正直いって、いろいろ残念すぎて反吐が出てしまうわ、こんなん。
あらすじ
大切なものと引き換えに物質を変成させる科学「錬金術」が存在する世界。ある兄弟が禁忌の錬金術を行い、その代償として兄は腕を、弟は肉体すべてを失う。やがて兄は「鋼の錬金術師」となり、弟と共に失った身体を取り戻すための旅に出る。
引用元:Google
感想
こりゃー、また、ろくでもねぇ代物がこの世に存在したものですなー、と言いたくなるほど生理的に受け付けない、ダメな類の実写映画だった。
いつぶりかな、こんな気持ちにさせてくれたのは……。
実写映画ではないのだけれども、『ULTRAMAN シーズン2』とか『スプリガン』を観て抱いたときと同じ感情がグツグツと煮えたぎってしまった。
あ、ちなみに、どちらもNetflixの作品で、しかともねー内容しか描かれていません。
今回実写映画の『鋼の錬金術師』にいたっては、原作漫画を読んだことのある人にとっては、もはや苦痛でしかないことは事実。なにが悪かったって、そのすべてで。脚本も演出も役者の演技も、全部がイモってた。
真面目に観てられない。たとえ、1.5倍速で観ていたとしてもダメなものはダメみたいで。山田涼介が演じたエドワード・エルリックの弱さには心底ガッカリしてしまった。
こんなに弱かったっけー?と疑問符を叩きつけてやりたいくらい、なぜかはじめから弱かった。むしろ、活躍シーンなんて皆無。どこをどう探しても活躍シーンなんてない。
錬成陣がなくとも錬金術ができるとかで驚かれておいといて、周りのほうが強いってどげやねん、て言いたい。一人じゃない、周りに支えられているからこそ生まれる強さがある、そのことを伝えたい意図は十分わかる。
でも、あまりにも背丈やルックスは完璧だったので、最後の最後で弱いエドワードを見せられても誰も喜ぶはずもない。一体誰得なんですかね、この作品は。
おかげでエドワードに似せようとして頑張った演技も、キャラクター設定のせいで完全にイモ役者に成り下がってしまった。
ついでで悪いですがイモ役者代表はもうひとりいて、それがディーン・フジオカが演じたロイ・マスタング。こいつがなぜか、いつになく嫌われキャラになってて。なんだか原作のイメージよりも70%割増しのキャラ変が発動していて、一体誰ですか、この人、て思わず言いたくなってしまう。
いくらなんでも別人すぎじゃなかろうか。
完全にミス設定で、普通に冷めてしまうし、せっかくの良さだって魅力が半減するどころか0%になってしまう世界なので、この地に落ち具合というか落差をぜひ体感していただきたい。
じゃー、この落差とやらをゲーム実況界の女神である本田翼や今回お色気を漂わせていた松雪泰子で埋められるかといえば、そうでもなくて。やはりそこは内山信二によって、埋めても埋めても埋まらないほど落差は広がる一方だった。
グラトニーというキャラクターは、けして悪くはなかった。ここに内山信二をもってくるところが普通だったというか、そうだよね、となんの新鮮味もなく、斬新なこともなく、退屈さを生んでしまっていた。願わくば、ちょっとしたおひねりがあれば、観る方も楽しめたのかなと思う。
膨大なストーリー量を133分にまとめるのは大変だったとは思いますけど、全体的に盛り上がりに欠けていた。何度、背伸びをしてしまったことか。
これを観てしまうと100%の確率でアニメ版を観たくなる。そういう僕は、只今絶賛視聴中です。
最も○ ○で賞
出演者のなかから、個人的に目に留まった人物を勝手にピックアップしてかっこいいで賞&美しいで賞という名目で表彰しています。表彰の基準は様々で、見た目だけでなく役柄も重要視した上での判断となります。
最もかっこいいで賞
エドワード・エルリック役の山田涼介を選んだ。選んだ理由は、やはりここはルックスと言いたいところ。背丈なども考慮すると、彼しか演じられるのはいないと思えるほどエドワード・エルリックの再現性は高かった。
あとは強さだけ保持してくれていたら完璧だったのに……。ほんと、悔やまれる。
しかし、どこか堂本光一の面影を感じさせるのは気のせいではないような気がしてならない。
[box class=”glay_box”]名前:山田涼介(やまだ りょうすけ)
生年月日:1993年5月9日 (年齢 29歳)
出生地:日本
身長:164 cm
公式ブログ:Johnny’s Web
[/box]おすすめ作品3選
[aside type=”boader”]松井優征による人気コミックの実写映画。原作を読んでなくても、まだこちらを観たほうが楽しめるかもしれない。出演しているそうそうたる豪華俳優陣に注目。
東野圭吾の長編小説を映画化した感動のファンタジー・ドラマ。どんな相談にも真剣に答えてくれる雑貨店を舞台に、過去と未来をつなぐ手紙によって人生が変っていく人々の奇蹟を描いている。
原作は司馬遼太郎の歴史小説で、1966年版以来54年ぶりに映画化された2021年版作品。名の知れた歴史的人物が登場し、それらを演じる俳優陣がいろいろかっこいい、まぢでかっこよすぎる。
[/aside]最も美しいで賞
ラスト役の松雪泰子を選んだ。選んだ理由は、原作の再現性の高いコスチュームから妙に色気を感じてしまった。そう感じたのは、たぶん、谷間。いや、ここは絶対谷間。あー、絶景かな、絶景かな。
当時44歳とは思えないほどの色気を放っていたので、これがコスプレの凄さなのかと改めて実感した。
ベテラン女優だけあってキャラクターへの馴染み感がはんぱねーところは見どころ。
[box class=”glay_box”]名前:松雪泰子(まつゆき やすこ)
生年月日:1972年11月28日 (年齢 49歳)
出身地:日本
身長:165 cm
Twitter:@matsuyuki1111y
Instagram:@yasukomatsuyukiofficial
[/box]おすすめ作品3選
[aside type=”boader”]昭和40年の福島県いわき市の炭鉱町を舞台に、町を常夏の楽園に変える物語を描いた作品。これを見てフラダンスを習いたくなった女性は数知れず。地域再生事業のヒントがここに隠されているといっても過言ではない。
福山雅治と柴咲コウ主演の作品。原作者は、数多くの名作小説を世に輩出してきた東野圭吾。韓国や中国でリメイクされるほど、間違いない、超絶面白い。
京都の魅力が存分に堪能できる、京都好きにはたまらん作品。観光したくもなる。それくらい見せ方がうまい。あと、なんと言っても松雪泰子の着物姿にはうっとりしてしまう。
[/aside]さいごに
実写映画を観るよりもアニメ版を観たほうが幸せになることは間違いないわけで、よっぽどのもの好きな人以外はアニメ版を強くおすすめする。実写映画はまぢで時間の無駄になってしまうので、それを覚悟に鑑賞することとなってしまう。
悪意すら感じてしまう松雪泰子の豊満な谷の間がどうしても見たいという方は、ぜひどうぞ。
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