映画『ザ・コンサルタント』仕事の作法を学びたかったらウルフから学べ!
上映時間 | 127分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
監督 | デヴィッド・フィンチャー |
音楽 | ハワード・ショア |
配給 | ニュー・ライン・シネマ(アメリカ合衆国) ギャガ(日本) |
公開日 | 1995年(アメリカ合衆国) 1996年(日本) |
主な出演者 | ブラッド・ピット(デイヴィッド・ミルズ刑事) モーガン・フリーマン(ウィリアム・サマセット刑事) グウィネス・パルトロー(トレイシー・ミルズ) ケヴィン・スペイシー(ジョン・ドゥ) |
どうも、バンコです。
ベン・アフレック主演の映画『ザ・コンサルタント』を観ました。
この映画からは、仕事の作法みたいなものを学べました。
やっぱりひとつの物事をやり通す「力」って大切だよね。
それがこだわりだったらなおのこと最強だし、いい仕事をするための秘訣だったりします。
そのことに気付かされた、いい作品です。この映画。
あらすじ
小さな町で会計士として働くクリスチャン(ベン・アフレック)のもとに、ある日大手企業からの財務調査のオファーが寄せられる。調査を進めるうちに彼は重大な不正を発見するが依頼は突然取り下げられ、それ以来クリスチャンは身の危険を感じるようになる。実は、彼は闇の社会の会計士として各国の危険人物の裏帳簿を握るすご腕の暗殺者だった。
引用:シネマトゥデイ
感想
ここに注目!ウルフの仕事へのこだわり
彼いわく、一度はじめた仕事はやりだしたら最後まではっきりするまでやめられない。
このことがこだわりとしてあるからこそ、15年分の取引記録のなかから不正なお金の流れを突き止めるのに、徹夜をして1日でやり遂げられました。
普通の人間なら、1年分を調べるだけで数ヶ月掛かるというのに。
いや〜、ほんと、すごいとしかいいようがありません。
これを真似できるかと言われれば、ボクは無理ですけど。
いくらこわだりといっても、こんな働き方していると体壊しますから。きっと。
人それぞれ働ける体力や、長時間働くことによる体調の変化とかあると思いますし。
ただ、時間を気にせず夢中になって取り組めるものをわかっておくことは、仕事で充実感を得たいという方には必要であると思います。
でないと一向に仕事がうまくいかないと嘆いてしまう状態に陥り、そこから抜け出すことが難しくなってしまいますから。
仕事に関して不満を抱いている方は、ウルフのこだわりを見習ってみてください。
仕事の仕方とか、なにかひとつでも学べることはきっとあるはずですので。
真似したくなるほどかっこいいウルフのルーティン
ウルフが本気で仕事をやるときのルーティンのひとつに、両手の指先にふっとひと息かける動作があります。
シンプルだけど、この何気ない動作がすごくかっこいい。まぢで。
よく活躍している有名スポーツ選手にルーティンをしているのを見ますが、仕事の場面にルーティンを取り入れてみるのも、なんだかよさげな気がします。
ウルフの仕事っぷりを見てると、ボクもなにかひとつルーティンをもっておこうと、そんな気持ちになりました。
いっそのことパクっちゃおっかな。
ウルフの質素な生活から学んだこと
それは余計なものは持たないほうが、幸せの基準だとか物事の考え方とか今よりもっと楽になるのかもしれないということ。
ほら、現代は情報過多の時代って言われていますし。
インターネットが普及したお陰で、人がもっている価値とか物とかに容易に触れることができる反面、ややこしさも増してきているような気がします。
選択肢が増えたお陰で迷う機会も多くなりましたし。
楽しいほうの迷いであればいいですけど、ほとんどは面倒に感じるストレスのほうだったりします。
朝起きて会社に着ていく洋服を選ぶ行為でさえも、ストレスがかかっているみたいですから。
選択肢の多い世の中だからこそ、必要以上に物を持たないこと。
なにか物事に集中したいときに、これってとても重要なことなんじゃないかと思う瞬間でした。
さいごに
劇場公開から注目していましたけど、予想通り最高に面白い作品でした。
なかでも本作で一番興味深かったのは、高機能自閉症をもつ人がどうやったらあんな人間に育つのか。
仕事柄、その点がすごく気になりました。
療育ではなくて障害を「肉体的な強さ」で克服させようという考えは、軍人ならでの発想だと思いましたし。(共感はできませんが)
それを実現するまでの過程って、一体どんなことをしてきたのか。
まったくもって想像つきません。
これはある種、障害の概念を覆された作品でもあります。
ウルフを研究の対象にしたい、それほど興味深くとても面白いキャラクターを作り上げたものです。