Netflix映画『カーター』これだけは言える、食事中の鑑賞は厳禁な作品
上映時間 | 132分 |
製作国 | 韓国 |
監督 | ユング・ビョンギル |
配給 | Netflix |
公開日 | 2022年 |
主な出演者 | チュウォン(カーター・リー) キム・ボミン(チョン・ハナ) イ・ソンジェ(キム・ジョンヒョク) カミーラ・ベル(アグネス) フォスター・バーデン(CIAエージェント) |
うぉー、うぉー、これは。吐く、吐いてしまう。特に昼食に限らず、食事をしながら観るもんじゃない。
巷ではドローンを使った映像がまぢでやばいとは言われつつも、やりたいことはわかる。でも、やりすぎもここまでいってしまうと、映像酔いがひどすぎて観るのも嫌気が差してしまう。
最後まで吐くのを耐え抜いて観た自分自身を全力で褒め称えたい。
あらすじ
失われた一切の記憶。耳に取り付けられた装置から聞こえる謎の声。自分が何者かもわからないまま動き始めた男はやがて、危険極まりない人質救出任務に乗り出すことになる。 Netflix映画『カーター』独占配信中
引用元:Filmarks
感想
昼時、ご飯でも食べながら観てやろうと軽い気持ちで観た。けど、そんな安易な行動に、まさかここまで苦しめられるとは思いもしなかった。
映画とは関係ないのだけれども、昼食はインスタント界の巨匠サッポロ一番みそラーメンを食べた。スルスルと喉を通り、食道を通過し、胃へ着地する。そこからは胃液によってじっくりと麺の原型を留めない状態になる作業がはじまるのだけれども。
カーターによって……いや、もっと詳しく言えば映像によって、カメラアングルによって、僕の体のなかで通常運行に支障を来してしまう事態へと発展してしまった。
確かに切れ目なく流動的に流れる映像はすごい。武術で言うところの太極拳みたいで、流れが美しい。
一人称視点のアクションも、まるで『悪女/AKUJO』(2017)みたいで普段のアクションシーンよりも何十倍も臨場感を味わえて楽しめた。監督は僕たち鑑賞者を楽しませようと、いろいろな要素を盛り込み、魅せる映像をつくってくれた。
……けどね、やりすぎも大概にしてほしい。上空から地上、地上から上空。カメラアングルが右へ行ったかと思ったら次は左へと、直線的なものではなく、奥行きを感じさせるような動きで、ぐるん、ぐるん、と、映像が右往左往と流れる。
耐性があるうちはよかった。酔いもぐっと抑えられた。まだ大丈夫、観れる。
だけど、映像に緩急とブレの要素をつけられてしまうものだから、僕の体内へ一度格納されてしまったサッポロ麺が上にいくか下にいくかの戦いをはじめてしまった。
絶対に負けられない。なんとしてでも負けられない。パソコンを汚さないためにも、ある意味意地との戦いだった。
やべー、想像以上に麺がすすれねー。気づけば、はじまって30分が経過してしまった。おかげで、スープをたらふく吸ってしまったサッポロ麺は伸び放題。何倍にも膨れ上がるしまつ。
午後からの仕事、食べなきゃやれねー。生きていくための生存本能を奮い立たせるのにやっとだった。
ちまちまとなんとか完食した頃、記憶喪失の男が拐われる少女を助けるシーンへ突入。車にバイクに、まー、いろいろと大変な出来事が……。
これぞ、THEご都合主義のありえないアクション劇を見せられ、それでも一捻りも二捻りも加えられた映像に夢中になり、頭ではわかっててもつい観てしまう。しかし、リアルを再現するためにブレは最高潮に達してしまう。
このとき僕の体内でも異変が生じ、限界を悟ってしまったのか瞬く間に人差し指は停止ボタンへ。
勝てなかった。負けた。でもなぜだろう、負けてよかったと思えてしまうのは。パソコンを汚す事態に発展していないから?……たぶん、そう。その通りだと思う。
その後昼食を済ませ落ち着いてから、2回に分けて観るはめとなってしまった作品は里にも先にもこれしかない。
最も○ ○で賞
出演者のなかから、個人的に目に留まった人物を勝手にピックアップしてかっこいいで賞&美しいで賞という名目で表彰しています。表彰の基準は様々で、見た目だけでなく役柄も重要視した上での判断となります。
最もかっこいいで賞
カーター・リー役のチュウォンを選んだ。選んだ理由は、どう考えてもCGによるアクションだとわかってても、それでも身のこなし方はまぢでかっこよかった。あと肉体美の仕上がりもGOOD。
普段の甘い顔とはまた違った、たくましいギャップの姿には男らしさが感じられる。これは適役じゃなかろうか。作品自体の評価は低いですけど、役自体はめちゃめちゃよかった。
[box class=”glay_box”]名前:チュウォン(주원)
生年月日:1987年9月30日(35歳)
出生地:韓国
身長:185 cm
Instagram:@zu.wonmoon.jun.won
[/box]おすすめ作品3選
[aside type=”boader”]エリート警官と女泥棒のカップルが繰り広げる完全犯罪ロマンス作品。現実ではありえないファンタジー要素が詰まっているため、ただの恋愛映画に飽きている方におすすめ。
夢も希望も持たない高校生がファッションの魅力に目覚め、恋と友情、そして人生を賭けて挑戦する姿を描いた作品。ファッションセンスはある意味見どころ。笑
妹を殺された男が、不思議な予知能力を持つ女性の手を借りながら犯人を追い詰めていく様を描いた作品。1999年の釜山で実際に起きた出来事から着想を得た問題作。
[/aside]最も美しいで賞
アグネス役のカミーラ・ベルを選んだ。選んだ理由は、完全に見た目。まぢで美しすぎる。やばい、久々見つけたわ、こんなお美しい女優さん。
彼女を見つけられただけでも価値のある作品だった。映像酔いもひどいですけど、彼女に酔いしれてしまう度合いもほんといろんな意味でえげつない。
出演時間が少なかったのは残念。この美しさ、もっと活躍しててもいいと思う。
[box class=”glay_box”]名前:カミーラ・ベル(Camilla Belle)
生年月日:1986年10月2日 (年齢 35歳)
出身地:アメリカ合衆国
身長:173cm
Facebook:@Camilla Belle
Instagram:@camillabelle
[/box]おすすめ作品3選
[aside type=”boader”]- Dot. ドット(2005年)
家族の抱える秘密、友情、信頼、裏切りなど、”幸せ”の裏側に隠された闇を暴いた衝撃の問題作。この頃のカミーラ・ベルの可愛さが尋常じゃない。
『夕暮れにベルが鳴る』のリメイク作品。アメリカの都市伝説をモチーフとした、電話の音に追い詰められる恐怖を描いている。若かりし頃のカミーラ・ベルは最強の可愛さを誇っている。
政府の陰謀論に立ち向かう超能力者たちの戦いを描いた作品。キャプテン・アメリカでおなじみのクリス・エヴァンスが主演を果たしている。
[/aside]さいごに
これは、ある種の監督の挑戦でもある作品。斬新な点で言うところの、切れ目のない映像のように見せるために編集し、飽きがこないようにカメラアングルは縦横無尽に駆け巡り。些細な点にもリアルさが追求され、非常に凝り固まっていた。
映像酔いする方には、まず120%おすすめすることはない。それでもどうしても観てみたいといった方には、酔い止めは必須であることはお伝えしておきたい。