映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』なんでもいいから劇場で観るべき、これは!
上映時間 | 136分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
監督 | F・ゲイリー・グレイ |
音楽 | ブライアン・タイラー |
配給 | ユニバーサル・ピクチャーズ(アメリカ合衆国) 東宝東和(日本) |
公開日 | 2017年 |
主な出演者 | ヴィン・ディーゼル(ドミニク・トレット) ドウェイン・ジョンソン(ルーク・ホブス) ジェイソン・ステイサム(デッカード・ショウ) ミシェル・ロドリゲス(レティ・オルティス) タイリース・ギブソン(ローマン・ピアース) クリス・”リュダクリス”・ブリッジス(テズ・パーカー) スコット・イーストウッド(リトル・ノーバディ) ナタリー・エマニュエル(ラムジー) エルサ・パタキー(エレナ・ネベス) カート・ラッセル(ミスター・ノーバディ) シャーリーズ・セロン(サイファー) |
どうも、バンコです。
シリーズ第8作『ワイルド・スピード ICE BREAK』を劇場で観てきました。
前作のような感動的な場面はありませんでしたけど、アクションは段違いにスケールアップしてました。
このシリーズが好きなら、テレビ画面とかではなくて大きなスクリーンで観るべきです。
できれば今すぐにでもこの画面を閉じて劇場に足を運ぶべし。(まだ観ていない人はね)
あらすじ
誰よりも仲間を愛し大切にしてきたドミニク(ヴィン・ディーゼル)の裏切りにより、彼らの結束は崩れようとしていた。だが、彼の行動には謎のサイバーテロリスト(シャーリーズ・セロン)が関与していることがわかる。レティ(ミシェル・ロドリゲス)やローマン(タイリース・ギブソン)らはドミニクを取り戻すため、最大の敵デッカート・ショウ(ジェイソン・ステイサム)と手を組むが……。
引用:シネマトゥデイ
感想
『ワイルド・スピード』にはどうしても超えられない壁がある!
率直な感想は、これからも『ワイルド・スピード SKYMISSION』を超えることはないということを悟りました。
いや、別に今作が面白くなかったという話しではありません。
これはこれで十分面白かったです。
懐かしの人物も登場してましたし、ゾンビの集団ではなく大量の車が押し寄せてくるシーンはありえなさすぎて笑えました。
1台の車相手に、どんだけ車を破壊させちゃっているんだよ、と思うことも。
今回もずいぶんと製作費がかかっていそうな勢いでした。
で、話を戻しますが、感動という点においてはすごくうるっときた『ワイルド・スピード SKYMISSION』にはどんなことがあっても、これ以上の感動的な作品は作れないだろうと思いました。
ポール・ウォーカーの死から早くも約4年が経過し、彼の遺作となった作品ですからその分思い入れも人一倍強くあります。
引きずらないと思っていたとしても、やっぱりポール・ウォーカーのいないワイルド・スピードはどこか寂しさがあります。
このシリーズを観る度にブラインとしての彼の姿が思い出されるため、改めて存在の大きさというのを知りました。
アクションシーンは前作よりも断然見応えがあってよかった!
カー・アクションを売りにしている作品ではありますが、ホブスことドウェイン・ジョンソンやデッカードことジェイソン・ステイサムが登場したあたりから、車によるアクションだけでなく普通に人対人の格闘シーンも増えはじめました。
ドウェイン・ジョンソンはパワー型、ジェイソン・ステイサムはスピード型のアクションといった感じで、どちらとも前作を上回るような内容でした。
今となっては名物化しているこの2人のいがみ合いは、今作ではド派手な感じでプリズン・ブレイクしてました。
相変わらずヴィン・ディーゼルは、体術によるアクションは疎い感じになっていますけど。
でもまあ、カー・アクションのほうではしっかりと魅せてくれていますからよしとしますかね。
まったく、つるっぱげ親父たちの勇姿には見惚れてしまいますわ。
壮大かつド派手で非常識なスケール!それこそが『ワイルド・スピード』
普通だったらありえなさすぎてつまんないと感じることもこのシリーズに限っては、むしろありえないぐらいがちょうどいいと思っています。
ただ単に車のレースで競い合わせて「はい!お終い」とか、そんな展開をいつまでも続けてたってつまらないですからね。
どんどんありえないものを生み出してほしい、そんな期待すら抱いてます。
車でどでかい金庫を運ぼうとも、車で空を飛ぼうとも、ビルから大量の車が降り注いだとしても、このありえなさが『ワイルド・スピード』の醍醐味であります。
シリーズを重ねるにつれて現実とかけ離れた内容が繰り広げられていますが、そうでなければ全然楽しめませんから。
たとえ潜水艦に追われようとも、困難にぶつかりそれを乗り越えていこうとするファミリーの姿がいちいちかっこよくてしかたありません。
『ワイルド・スピード ICE BREAK』でも描かれているテーマ「昨日の敵は今日の友」からの学びが深い!
今までもそうですが、1作目の『ワイルド・スピード』から8作目の『ワイルド・スピード ICE BREAK』にかけて一貫して描かれているのが、このテーマ。
今作でもその点が感じられる展開になっていて、ショウ兄弟のジェイソン・ステイサムとルーク・エヴァンズがファミリーの一員になったことは、今後の『ワイルド・スピード』シリーズに大きな影響をもたらしそうな予感がします。
命を賭けてまで戦い合い本来なら一生憎むべき相手にも関わらず、目的が同じ打倒サイファーというだけで仲間になるなんて、受け入れがたい事実ではあります。
けど、戦った者同士にしかわからない、これはある意味”絆”というのがそこに存在しているのは、ごく自然なことなのかもしれません。(ボクは命を賭けてまで戦った経験がないので、この絆がどれほどのものなのかわかりませんが)
わからないからこそ素直に受け入れることはできないですからね。
こう考えると鳥肌が立ってしまった!けどそれは間違いだったって話!
クライマックスでドミニクが赤ちゃんに名付けたファーストネームを聞いて思わず鳥肌が。
というのも、ボクのなかでこのような考えが過ぎったからです。
「もしや、出演しているこの赤ちゃんはポール・ウォーカーの実の子どもなのでは?」
だとしたら、これはかなりすごいことだぞ。
エンドロールで余韻に浸りながら考えれば考えるほど、ボクの瞳から一粒の涙がこぼれ落ちそうになりました。
やばい、感動的。
そのあと事実確認のためネットで調べてみると、余韻に浸っていたあの時間は一体なんだったんだろうかと思えるような現実を突きつけられました。
検索で出てきたのは、ポール・ウォーカーの実の子どもは”メドウ・ウォーカー”というひとり娘でした。
おいおい、美しすぎるだろ。この娘。
こんな娘を残してこの世を去るなんて、父親のポール・ウォーカーも心配でたまりませんでしょうね。
きっと今ごろ、あの世で見守っているに違いありません。
18歳の年頃のようで、まったくもってボクの予想は大ハズレ。
違ってましたね。あはは(涙)
願望だったんですけど、ポール・ウォーカーの実の子どもだったらすごくよかったのに。
でも劇中に登場する赤ちゃんが、どこかポール・ウォーカーに似ていると思ったのはボクだけでしょうか。
さいごに
今作では新たにシャーリーズ・セロンが加わり、ますます魅力的な作品になりつつあります。
高級車やビキニ姿のセクシー美女には、相変わらずテンションがあがってしまいましたけど。
シリーズ第10作まで製作されることが决定しており、次回作にも十分期待がもてそうな作品になっています。
ぜひ劇場でワイスピを楽しんでいきましょう。