映画『マイティー・ソー バトルロワイアル』文句なしに最高に面白い作品
上映時間 | 130分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
監督 | タイカ・ワイティティ |
音楽 | マーク・マザーズボー |
配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
公開日 | 2017年 |
主な出演者 | クリス・ヘムズワース(ソー) トム・ヒドルストン(ロキ) ケイト・ブランシェット(ヘラ) イドリス・エルバ(ヘイムダム) ジェフ・ゴールドブラム(グランドマスター) テッサ・トンプソン(ヴァルキリー) カール・アーバン(スカージ) マーク・ラファロ(ブルース・バナー / ハルク) アンソニー・ホプキンス(オーディン) 浅野忠信(ホーガン) |
どうも、バンコ(@banco_oc)です。
2018年3月7日より本作のレンタルが開始されたのを機に、期待を胸にさっそく鑑賞してみました。
鑑賞してみた率直な感想はというと…。
これ、すごく、すごく、やばいくらい面白い。いや、面白すぎるくらい、真面目にやばかったといったほうが正しいのかな。
別にどっちでもいいんですけど、とにかくマイティーシリーズのなかでも個人的には1番面白い。しかもめちゃくちゃ。
観たら、ソーやロキにも親近感が湧いて、キャラ的にますます好きになりましたし。
テンポの良さも際立ってて、最後の最後までまで楽しませてもらいました。
観終わったあと、本作の製作に関わったすべてのスタッフらに直接ありがとうと感謝の言葉を送りたくなる、それほど文句なしによかったです。
では、感想について詳しく紹介したいと思います。
あらすじ
アベンジャーズのメンバーであるソー(クリス・ヘムズワース)の前に、邪悪な敵ヘラ(ケイト・ブランシェット)が出現する。ヘラはソーの武器ムジョルニアを破壊し、ソーを宇宙の果てへと飛ばしてしまう。とらわれの身となったソーは、脱出を懸けてチャンピオンと対決することになり、彼の前に現れたのは……。
引用:シネマトゥデイ
感想
今やかっこよくて強いだけじゃスーパーヒーローは務まらない!?
今回、本作を観て感じことは、マーベル作品のなかでも比較的笑いの要素が多い『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』寄りのつくりになっていたように思いました。
椅子に拘束されて恐怖で雄叫びをあげるソーでしたが、ハッと意識が戻った瞬間周りが若干しらけているシーンとか。
ハルクから無残な形で叩きつけられるソーの姿は、あれはまぢでやばかったです。
結局のところソーにブラック・ウィドウの役目は務まらないってことですよ。いちを期待はしていたんですけど。思わず吹いてしまいました。
神様らしからぬくだけたキャラ設定が、ソーは最高でした。
ただでさえ、マーベルのスーパーヒーローのなかでも上位ランクの強さをもっているのに、ユーモアさまで身につけてしまっているんだから最強だよな。
ロキのキャラ設定も面白くて、いつの間にか惑星サカールの統治者グランドマスターの配下になってて、ソーとの関係で分が悪そうにするロキの反応が幼い子どもみたいで、むしろ可愛かったです。
女性はこんな姿にキュンとくるだろうなと思いながら観てました。
トム・ヒドルストンだから言えたことだけど。
このほかにも大笑いとまではいきませんが、クスッと笑えるシーンがたくさんあって、難しく構えず気楽に観れるストーリーになっていました。
テンポの良さが際立つ
ずるずると尺を引き延ばすことを嫌っていたのか、気持ちよすぎるくらい展開がスムーズでよかったと思います。
130分間あっという間でしたし、終盤にさしかかるにつれてもったいない気持ちも芽生え、いつまでも観ていたかったです。
それに立ち止まって疑問に思うこともなく、特に引っ掛かるようなこともまったくありませんでした。純粋に楽しかったですし、楽しめました。
まあ、悪い意味で言えば、味っ気のない展開だったのかもしれませんが、その辺は迫力満点のバトルシーンや笑えるシーンで補えていますので。
そんなこともあって、難しいことはなにひとつ考えずただひたすら楽しめる作品です。
挿入歌のせいで映画「○○○」が観たくなる
ソーが無双状態で戦っているときに流れる音楽を聴いて、あれ?これはどこかで聴いたことがあるような…。
そう、あれは映画『ドラゴンタトゥーの女』で使われていた挿入歌のひとつ「Immigrant Song」でした。
実際、本作に使われているのは本家レッド・ツェッぺリン(Led Zeppelin)の「Immigrant Song」で、『ドラゴンタトゥーの女』の作品に使われているのはカバーになります。
で、話を戻しますが、この曲がソーのバトルシーンのイメージに合っているかどうかといえば、やはりボクは『ドラゴンタトゥーの女』のイメージが強くて正直微妙だなあと思いました。
曲自体はめちゃめちゃかっこいいのですが。
どうもしっくりこないというか。ぶっちゃけ「Immigrant Song」は『ドラゴンタトゥーの女』で定着しているって話です。
なのに今さら「Immigrant Song」を使ったのはなぜなんだろう。
短髪姿よりも目にいくのは肉体美
今回、トレンドマークでもある長髪から短髪へとヘアーチェンジを行ったことがなにかと話題となったソーの姿ですが。
個人的に、いや、いや、いや、いや、それよりも視線がいくのは肉体美のほうでしょうよ。と言いたい。
どう考えてもマッスル度が上がっていますから。
上腕二頭筋なんて見るからにパンパンでしたからね。
ボディービルダーでも目指しているのでしょうか、って思えるくらい、ほんとやばいのひと言です。
ロキ役のトム・ヒドルストンが細っそりしているだけに、2人が並ぶとなおのことソーの分厚さが際立っていました。
これはもしかしてもしかすると、いずれはハルクに負けず劣らずの肉体を手に入れてしまうかも…。たぶん、ないと思いますけど。
たとえるなら、キャプテン・アメリカの肉体美はすごいけど、ソーはもっとすごい。じゃ、ハルクは?
超すごいって話です。
全然美女が登場しないのが残念
期待はしていたんですけど、全くです。
過去のシリーズであればナタリー・ポートマンがいたんですけど、本作ではいろいろな事情で彼女の出演は叶いませんでした。
最強のヒロインだっただけに、すごく残念です。
その代わりと言っていいものなのかわかりませんが、今回ヒロイン役としてヴァルキリーを演じたテッサ・トンプソンが出演しています。
素直に感想を述べると、個人的には残念としか言いようがありません。失礼を承知の上ですが。
ヴァルキリーなんだからもっとほかにいたでしょ、と言わずにはいられません。
できればもっと可愛らしさがあるような、もしくは美しいと思えるような女優を起用するべきでしたね。
この点のみ悔やまれます。
さいごに
「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズとして今作で17作目となる本作は、最高の出来栄えだったから観てね、としか言いようがありません。
そのくらい素晴らしい内容でした。
ここでは書かれていない、ハルクとのバトルシーンだとか、ドクター・ストレンジの登場だとか、いろいろとワクワク満載です。