2015年モデルの11インチ型「MacBook Air」と2016年モデルの12インチ型「MacBook」どちらにも良い面や悪い面があるという話
どうも、バンコ(@banco_oc)です。
2016年に11インチ型「MacBook Air」の販売が正式に終了してから、早くも約8ヶ月が経とうとしています。
また2017年の今月6月にはMacBookシリーズの新モデルが発表されたばかりで(とはいっても見た目の大々的な変化はなく、性能面によるマイナーアップデートにとどまりました)、この手のネタは今さらと思われるかもしれません。
でもボクのなかで、どうしても言っておきたかったので話したいことが喉に詰まる前に、きちんと吐き出しておこうと思います。
今から話すことは、2017年6月5日のWWDC 2017でMacBookシリーズの新モデルが発表されたことで、性能面のデメリットはもうすでに改善されています。
そのことをわかったうえで、今回は新モデルが発売される前の2015年モデルの11インチ型「MacBook Air」と2016年モデルの12インチ型「MacBook」について、わざわざひと昔のことを題材に話を行いたいと思います。
何卒ご了承ください。
では、2015年モデルの11インチ型「MacBook Air」と2016年モデルの12インチ型「MacBook」の良い面と悪い面について、順を追って話を進めていきたいと思います。
2015年モデルの11インチ型「MacBook Air」のこと
まずはこちらから。
もうすでにネットには数多くの方が「MacBook Air」の良い面と悪い面について散々と書かれていますが、あえてボクから言わせてもらいます。
良い面
- 軽い(1.08 kg)
- 薄い(0.3〜1.7cm)
- MacBookシリーズでは一番の低価格
「MacBook Air」が2008年に発売されてから2015年に12インチ型の「MacBook」が発売されるまでの7年間は、良い面といえば「軽い・薄い」はこの製品の一番の売りでした。
価格の面においても、学生の方でも手が届きやすい範囲内に設定されててかなり良心的でした。
しかし時が経つにつれて、多くのMacユーザーからは以下のような不満の声があがっていました。
ボクもそのように思っていました。
悪い面
- 画面の解像度が低い(非Retinaディスプレイ)
- ベゼル部が太い
- バッテリーの持ちがシリーズで一番低い
一番のネックは、いつになっても搭載されなかったRetinaディスプレイ。
これには正直、ガッカリの連続でした。
いつになったら「MacBook Air」にRetinaディスプレイが搭載されるのか。
多くのMacユーザーが夢見るなかで期待を裏切るようなかたちで突如として現れたのは、2015年に発表された当初Macの黒船来航とも言われた12インチ型「MacBook」です。
バトンを渡すようなかたちで、続いて12インチ型「MacBook」の良い面と悪い面についてあげていきます。
2016年モデルの12インチ型「MacBook」のこと
12インチ型「MacBook」は、2015年モデルと2016年モデルでいくつか性能面でアップデートが施されています。
今回そちらについてはまったく触れませんので。
良い面
- 軽い(0.92 kg)
- 薄い(0.35〜1.31cm)
- 画面が綺麗(Retinaディスプレイ)
11インチ型の「MacBook Air」を圧倒的に凌駕した軽さと薄さ。
「MacBook」が発表された瞬間、その姿に魅了されてしまった人も多いはずです。
カラーバリエーションも、ローズゴールド・スペースグレイ・ゴールド・シルバーと選択肢も増えました。
この頃から11インチ型「MacBook Air」の崩壊は、ネット上でちらほら噂されるようになりました。
悪い面
- CPUが非力(Intel Core M)
- USB-Cポートが1つしかない
- リンゴマークが光らない
- バタフライ構造のキーボード
ただし、「MacBook」にも弱点というのはありました。
それがマシンそのものの非力さと拡張性がないこと。
と、このように、いちを悪い面としてあげさせてもらいましたが、これについてボク個人の感想としては、まったくデメリットに感じることはありませんでした。
そもそもサブマシン用に購入したものですから、情報収集のためにインターネットを使って検索が行えればいい、Officeソフトが使えればいい、Alternoteで文章が打てればいい、PhotoScape Xで画像や写真の加工が行えればいい、簡単なブログのカスタマイズが行えればいい、などなど。
一度にたくさんのことができないボクにとっては、むしろアプリをたくさん開いておくことのほうが嫌だったりするので(バッテリーの減りもその分早くなりますし)、非力さがネックになることは一度もありませんでした。
拡張性においてもなにを拡張するの?と、逆に教えてもらいたいぐらいです。
リンゴマークが光らないことに関しては、慣れってほんと恐いですよね。
今となっては、光らないリンゴマークのほうがかっこよく見えたりします。
バタフライ構造のキーボードに関しては、確かにはじめの頃は打鍵に違和感はありました。
そこはリンゴマーク同様、慣れで解決しました。
このことから、12インチ型「MacBook」は非の打ち所のない最強のサブマシンと思っていました。
が、が、が。
2015年モデルの11インチ型「MacBook Air」と2016年モデルの12インチ型「MacBook」を使いわけてみて、すごく気になっていたことがありました。
このことは意外にもどのサイトやブログにも書かれていなくて、みんなは気にならなかったのか甚だ疑問でした。
ボクの感覚がズレているだけの話しなのかもしれませんが、実はこのことが一番伝えたかった部分でもあります。
11インチ型「MacBook Air」は12インチ型「MacBook」と比べて圧倒的に安定感が違う
これは12インチ型「MacBook」を膝の上で使ってみるとはっきりとわかります。
タイピングする度に微振動で画面がグラグラと動くことが確認できます。
これは明らかに薄さの代償です。
安定した机の上で使っているときでさえ、微かなグラつきが気になってしかたがありません。
また感覚的な部分で、画面を開く際も11インチ型「MacBook Air」と12インチ型「MacBook」で、安定感の差を感じます。
どちらもしっかりとした作りではありますが、11インチ型「MacBook Air」のほうがより安定した作りになっていると思えます。
「MacBook Air」のデザインこそが最高の美しさを誇っていると思う
もうご存知の方のほうが多いとは思いますが、「MacBook Air」のデザインはヒンジ部からパームレスト部にかけて全体的に段々と薄くなっているのが特徴です。
まさに”Air=空気”を象徴するかのような革新的なデザインであると思います。
「MacBook Air」はジョブズが追求してきた最高傑作であり、いつの時代も飽きることのない素晴らしいデザインです。
あの流れるような曲線的なデザインには、つい魅了されてしまいます。
そんな「MacBook Air」も12インチ型「MacBook」の登場により11インチ型が販売終了となってしまい、残すところ13インチ型となりました。
12インチ型「MacBook」は11インチ型「MacBook Air」よりも確かに薄くなっているかもしれません。
しかし、なんでもかんでも薄ければいいってもんじゃありません。
その分デザインや安定性が犠牲になるぐらいなら、11インチ型のデザインをそのままに、ベゼル部を細くして画面を大きくしてなおかつRetinaディスプレイを搭載したマシンこそがボクの理想形です。
12インチ型「MacBook」はほんとペラペラだし、11インチ型「MacBook Air」のあの厚みが好きだったんだけどな。