2023-01-19

『First Love 初恋』ちょっと待った!佐藤健(晴道)の彼女にも希望を与えたくなる作品

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ジャンルヒューマンドラマ
監督寒竹ゆり
脚本寒竹ゆり
音楽岩崎太整
主題歌初恋-宇多田ヒカル
公開日2022年
製作国日本
話数全9話
配給Netflix
主な出演者

満島ひかり(野口也英)

佐藤健(並木晴道)

八木莉可子(野口也英:少女期)

木戸大聖(並木晴道:少年期)

夏帆(有川恒美)

美波(並木優雨)

中尾明慶(河野凡二)

総合評価
『First Love 初恋』:

いやー、よかった、本当によかった。まぢで、也英(たえ)も晴道(はるみち)も最後ハッピーエンドの展開を迎えて、こちらまで幸せムード一色になってしまった……なんてね。

いやいやいや、ちょい待ち。ちょっと違うよね。

確かに、2022年国内最強にして最高であり、究極のラブストーリーと騒がれているだけのことはあった……。

け・れ・ど……ですよ。なにかが違う。喜ばしいことじゃない。この違和感、なんなん。

あらすじ

舞台は1990年代後半の北海道。 高校生の也英(八木莉可子)はクラスメイトの晴道(木戸大聖)と恋に落ちる。 やがて恋人同士となり、かけがえのない思い出を積み重ねていく2人。 だが、悲運の末に也英と晴道は別々の道を歩むことに。

引用元:OPTAGE Inc.

感想

画像引用:Netflix

ちょっと考えてほしい。確かに也英と晴道は、最後思い通りの展開になって、付き合うようになって幸せになれたかもしれない。

でもね、ひとり、喜べない人物がいたよね……うん。也英と過去に一悶着あってから絶望の淵から救い出してくれた晴道の彼女だった有川恒美(ありかわ つねみ)。

ドラマでは婚約までして、ウェディングドレスまで打ち合わせをして。むしろ付き合ってから、お互いが順風満帆に距離を縮めることをしてきたはず。その過去も描かれてて、微笑ましい思い出でもあった。たくさんあった。

両親へのご挨拶は実らなかったかもしれないけれども。まー、終わってみればしなくてよかった状況にはなってしまった。

言っても、恒美の視点で観てしまうと、あまりにも残酷な話だなー、と。

也英と晴道のためのドラマだから仕方ないってのはわかるんですけど、それでも、まるで天国から地獄へ落とされたかのようなことを、恒美は晴道から突きつけられてしまうので、そのときの彼女の表情といえば、それはもう、あかん。思い出してしまうと、心が病む。

何度観てしまってもいろいろな視点で泣けるのだけれども、恒美に限っては悲しみの涙でざーざー振り。

也英と晴道の生き別れてしまった過去のエピソードには、確かに同情はする。

そんなこんなんなことがあっての、再び出会いを果たして、忘れられない思いを断ち切ることができず結ばれていくわけですから。とろっとろの極上のラブストーリー仕立てに、全身から熱いものが感じられるようにはなっている。

2人には幸せになってほしい。心からそう思いながら観れてしまう。なにもかも思い出し、海外まで追いかけてからの空港シーンは、2人の実りがまぢで微笑ましかった。

でも、なぜかな。晴道の嬉しそうな表情を見ると同時に、必ず浮かび上がってしまうのは恒美の悲しい表情。頭の片隅にでも置いておきたいのは山々なんですが、どうにもこうにも出てきてしまう。

恒美はなにも悪くない。むしろ、晴道に対して献身的だったので、いや、本当に晴道にはもったいない彼女だった。だからこそ、彼女にも幸せになってほしいという感情がトリガーとなって湧きだてしまう。

あらゆるところで、鑑賞した方々が高い評価をしているドラマではありますが、ぜひ一心不乱に恒美の気持ちになったあと、ご乱心くださいませ。

最も○ ○で賞

出演者のなかから、個人的に目に留まった人物を勝手にピックアップしてかっこいいで賞&美しいで賞という名目で表彰しています。表彰の基準は様々で、見た目だけでなく役柄も重要視した上での判断となります。

最もかっこいいで賞

晴道は晴道でも少年期役を演じた木戸大聖を選んだ。佐藤健の演技が最高だったのは言うまでもなく、それでも木戸大聖を選んだのは光輝くものがあったから。卵というよりかはダイヤモンド級。

演技もルックスもイケメン。間違いなくモテる顔をしている。個人的に好きだったのは、自衛隊へ入隊する前と後の話。それと、家族が反則級に最高すぎた。

おちゃらけている可愛らしい一面もあれば、ここぞというときに見せる男らしい一面に惚れ惚れしてしまうわー。

プロフィール
名前:木戸大聖(きど たいせい)

生年月日:1996年12月10日 (年齢 26歳)

出生地:日本

身長:173cm

Instagram:@taiseikido

公式プロフィール:トライストーン・エンタテイメント

おすすめ作品3選

  • 紅葉橋(2018年)

「すみだパークスタジオ倉」を舞台に繰り広げられる若者たちの夢や現実、それぞれの生きざまや思いが交差するヒューマンストリー作品。

  • メイヘムガールズ(2022年)

超能力女子高生空中バトル作品。完全なるB級作品ではあるものの、意外にいける。

  • 脱走球児(2022年)

櫻井健人と木戸大聖のダブル主演作品。この二人の愛おしさ、笑いのセンス、どれをとっても最高。キラキラしていない青春を求めている方におすすめ。

最も美しいで賞

問答無用に野口也英役の満島ひかりを選んだ。選んだ理由は、お店で泣きながらナポリタン食べる姿がとにかくやばかったから。完全に、これ、いい意味のほうで。全然泣ける。しかも普通にナポリタンもおいしそうだったので。あのシーンはすべてが完璧。

あえての人間くさい展開にしてくれて、見事に期待を裏切ってくれたことにむしろ感謝したい。一生忘れることはないだろうなー、て思う。

プロフィール
名前:満島 ひかり(みつしま ひかり)

生年月日:1985年11月30日 (年齢 37歳)

出生地:日本

身長:162cm

Instagram:@hikarimitsushima

おすすめ作品3選

大切な人を奪われた家族と、奪った家族の辛く、暗く、重くのしかかる作品。大作中の大作で見応えしかない。むしろ、観ないと損。

脚本は宮藤官九郎、主演は錦戸亮が務めている作品。ストーリー構成が秀逸で、様々な社会問題とかも扱ってて学びも多い。

軽井沢で共同生活を送る大人のラブストーリー×ヒューマンサスペンス作品。松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平の4人の関係性にまぢで憧れてしまう。

さいごに

夏帆(有川恒美)を擁護するような記事となってしまいましたが、2022年を代表する日本のドラマであることは間違いありませんし、Netflixの韓国ドラマに引けを取らないクオリティなのも確かです。

どのサイトにも大抵は、満島ひかり(野口也英)と佐藤健(並木晴道)のベタ褒め記事が書かれていますが、実際その通りではあります。

そして、忘れてはならない主題歌『First Love』と『初恋』が、脳裏にこびりついたまま離れることはありません。それくらい中毒性が高く、リピ確定です。


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