2017-04-01

映画『ジェイソン・ボーン』安定感抜群のおもしろさ!ただし、裏を返せばつまらないと感じる作品でもある!

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上映時間124分
製作国イギリス
ドイツ
監督ポール・グリーングラス
音楽ジョン・パウエル
デヴィッド・バックリー
配給ユニバーサル・ピクチャーズ(アメリカ合衆国)
東宝東和(日本)
公開日2016年7月29日(アメリカ合衆国)
2016年10月7日(日本)
主な出演者マット・デイモン(ジェイソン・ボーン)
トミー・リー・ジョーンズ(ロバート・デューイCIA長官)
アリシア・ヴィキャンデル(ヘザー・リー )
ヴァンサン・カッセル(アセット)
ジュリア・スタイルズ(ニッキー・パーソンズ)
リズ・アーメッド(アーロン・カルーア)

どうも、バンコです。

ボーン・アイデンティティー

ボーン・スプレマシー

ボーン・アルティメイタム

の3部作で一旦は幕を閉じたものの、新章となって孤高の暗殺者ジェイソン・ボーンが帰ってきました。

ボーン・アルティメイタム』の公開から9年の時を経て、このシリーズをまた観れるとは思ってもみなかったので、他人の評価が低かろうが予告編を観てなかろうが、自らの目で確かめないと気がすまなかったので鑑賞してみました。

で、シリーズ5作目になる本作を鑑賞してみた感想とはというと・・・。

率直な感想として、安定感抜群な印象を抱きました。

良くも悪くも『ボーン』シリーズらしい内容のもので、これは裏返せば目新しいものが一切なかったという残念な気持ちでもありました。

観ててハラハラさせるほどの内容やアクションを本作には求めていたのですが、安定しすぎてマンネリ化しているといった感じです。

あらすじ

ひっそりと暮らしていたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)の前に、CIAの同僚だったニッキー(ジュリア・スタイルズ)が姿を現す。彼女はCIAが世界中を監視・操作するための極秘プログラムを立ち上げたことと、ボーンの過去にまつわるある真実を告げる。これをきっかけに、再び動き始めたボーンの追跡を任されたCIAエージェントのリー(アリシア・ヴィキャンデル)は、彼を組織に取り込もうとするが……。
引用:シネマトゥデイ

感想

いろいろとおなじみシーンがありすぎて新鮮味に欠ける!

9年ぶりの新作『ボーン』シリーズということで、一体どんな展開を繰り広げるのか、そしてどんな多彩なアクションが観られるのか、期待を膨らませていざ鑑賞してみたところ。

まあ、普通。

普通すぎて退屈に感じられました。

過去のシリーズを切り取ったかのようなシーンばかりで、ところどころで、あれ?このシーンってどこかで見覚えが・・・といったふうに新作なんだけど新作でない感じがしていろいろ勘違いしそうでした。

たとえば、デモ騒動で待ち合わせをするシーンなんかは、『ボーン・スプレマシー』で同じようにあります。

このシーンはあまりにも似すぎて、この作品を一度観てるんじゃなかろうかと、まぢで錯覚してしまいました。

過去のシリーズと共通している部分はまだまだあって、同乗している女性が射殺されてしまうところやCIAの人間模様とかもほんと瓜二つで、これって寄せ集めの映画じゃねえかよ!と、内心穏やかではありませんでした。

なんだろう、この気持。若干、損したような気持ちになりました。

ジェイソン・ボーンお決まりの行動がパターン化されているのも退屈に感じた!

ボクが勘違いしているだけなのかもしれませんが、新章に期待していたのは新たなジェイソン・ボーンの姿であり、今までの常識を覆すのを心のどこかで期待してました。

それなのにジェイソン・ボーンは、必ずといってもいいぐらい今までと同じ行動をとります。

荷物の保管場所に空港や地下鉄のロッカーを利用したり、移動手段に電車を使います。

それにターゲットの姿をビルの屋上からライフルの照準スコープで観察するところも含めて、行動がパターン化されています。

このように期待を裏切られるようなかたちで、こんなんじゃあ今ごろ普通にCIAに捕まっていますよ!と、ツッコまずにはいられませんでした。

行動パターンとは関係ありませんが、左肩にバッグを担ぎバッグのストラップに左手を添えて早歩きをするシーンは、いつまで経ってもジェイソン・ボーンはジェイソン・ボーンなんだなあと、彼の癖みたいなものがわかって妙に安心してしまいました。

いつ聴いてもしびれるぜ!このテーマソングだけは!

『ボーン』シリーズではおなじみのテーマソングとなっている「Extreme Ways」。

今まで散々と批判的な意見を述べてきましたが、でも最終的にはこの音楽が流れると、気持ちが引き締まるといいますかテンションもすごく高まります。

これぞジェイソン・ボーンという気がして、すべてをチャラにする力がこの音楽にはあります。

バイオリンのイントロとともにジェイソン・ボーンが姿を現すシーンは、まぢで鳥肌ものです。

じゃんじゃん聴いてみてください。

『ボーン』シリーズにして最大の美女の登場は驚きとともに純粋に嬉しい!

過去の『ボーン』シリーズには、以下の3名の女性が出演しています。

1作目でボーンと一緒に逃げて2作目で殺される、マリー・クルーツ演じる”フランカ・ポテンテ”。

CIAでボーンたち暗殺者の世話役をしていた、ニッキー・パーソンズ演じる”ジュリア・スタイルズ”。

CIAでボーンのよき理解者となった、パメラ・ランディ、パメラ・ランディ演じる”ジョアン・アレン”。

お三方について、お世辞にも可愛いとか美しいとか言えません。

『ボーン』シリーズには美女の姿なんか期待しちゃいけない!と、そんなふうに思っていました。

が、本作を観てビックリ!いてはるじゃないですか。れっきとした美女が。

彼女の名は、”アリシア・ヴィキャンデル”。

本作では、CIAでキャリアアップしていく野心的な女性エージェントのヘザー・リー役を演じていました。

任務のときも平然とした表情をしていて、どこか人間味にかけているような印象の彼女ですが、このミステリアスな雰囲気が逆に魅力をそそります。

むちゃくちゃ可愛いとまではいきませんが、歴代のなかでも一番綺麗な容姿をした女性であると個人的には思います。

ストーリーの結末を観る限り、続編への出演も期待できそうです。

さいごに

内容がどうあれこのシリーズは、公開されると必ずチェックをしてしまう作品のひとつです。

本シリーズは長きに渡って製作されていることもあり、ボーン自身の肉体的な成長や精神的な成長が垣間みれるのもリアリティがあってすごくいいです。

今回はややマンネリ化した内容でつまらないと感じることもありましたが、次作がもし製作されたとしても観ないという選択肢はボクの中にはありません。必ずチェックはしようと思っています。

だって今まで観ていますし、途中で観るのをやめようとは思いませんから。

まあ、次作がいつになるのかわかりませんけど。

情報のアンテナだけは張っておきたいと思います。

本作を観る前に『ボーン』シリーズのおさらいをしたい方は、公式サイトにて動画が配信されています。

この動画を観るだけでも、本作の世界観にグッと浸りやすくなると思いますのでチェックしてみてください。

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