「Amorno iPhone X 防水ケース」2週間使ってみてのレビュー
『iPhoneを持って子どもとおでかけ。場所は「畑貯水池」』の記事を公開した時点では、川遊びには防水ポーチが便利だと思っていましたが、撮影中に万が一落下したときのことを考えて、それならばと防水ケースのほうが手軽だしいいよなーと思い購入してみました。
[box class=”glay_box” title=”総評”] 良かった点- 当たり前だけど、安心安定の防水性能
- iPhone本体の清潔が維持できる
- カバンの中に入れても小傷などから守ってくれる安心感
- 通話に支障がなく、普段通りのやり取りが可能なところ
微妙だった点
- 文字入力に支障を来すことが時々ある
- 重くてズボンのポケットに入れて持ち運ぶのに難がある
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「Amorno iPhone X 防水ケース」を手にしたからといって、なにもすべてがいいことばかりではありませんでした。使っていくうちに、やっぱり微妙に感じる点もありました。
今からはわたしが実際に使ってみて感じたことを紹介したいと思います。
外観レビュー
パッケージが良好な形で送られてきた
パッケージから察するに海外製のモノだと思われますが、この手の商品には珍しくしっかりとした形で送られてきました。
以前購入した「ドライブレコーダーのクールリバー iPhone X クリアケース(スタンド付き)」の商品では、パッケージがややたわんだ状態で送られてきたので、さすが海外製と思うようなことは今では懐かしい思い出。
今回は合格点なのかなと思いました。
取り出してみると、なかには本体ケース2つ、ストラップ、クリーニングクロス、保証書、説明書の計6点入っていました。
ジャストフィットな作りに感動
iPhoneに装着する前に、まずはイメージ図を把握したいとケースを合体して外観をチェックしてみました。
ケースを合わせるときにしっかりと押さえ込まないとうまくはまらないため、思ってたよりも力仕事でした。ただ、しっかりと守られている感があるため安心も増しました。
リアカメラ、インカメラ、スリープボタン、ボリュームボタン、マナースイッチなどの各部はご覧の通り隙間は一切ございません。
マナースイッチは上下可動式ではなくダイヤル式になっています。操作性は劣るものの普段使いにはまったく問題ありませんでした。
スピーカー、気圧調整口に至っても不思議な形をしていますが、水が侵入できるような感じではございません。
Lightningコネクタは開け閉めができるようになっています。硬いかなと思いきや構造上使いやすく作られていました。
開けるときは特に気をつけることはありませんが、閉めるときはしっかりと指でぐっと押し込んでおかないと、そこから浸水してしまう可能性は高くなると思うので気をつけて。
iPhoneに装着する前にやっておいてほしいこと
防水テストのやり方
ひと通り外観チェックが終わったので次は実際に装着……の前に、この手の商品を使うときにはやっておいたほうがいいことで、装着する前に必ず防水テストは行いましょう。
でないと、正しく装着できているかできていないか判断がつかないままなので、万が一大切なiPhoneを水没させてしまったという最悪なシナリオにでもなってしまえば、いろいろな意味で取り戻せなくなります。iPhoneとか、心とか。
面倒な作業かもしれませんが、後悔する前に防水テストだけは行いましょう。(大切なので2回言いました)いや、やるべきです。
では、さっそく防水テストを行いたいと思います。
やり方は至って簡単。浸水の有無が判断できるものであればなんでも構いませんが、わたしはティッシュを折り畳んで防水ケースのなかへ入れました。
このとき浸水しないように、しっかりとケースが閉じていることを確認しましょう。
心の準備が整った段階で、いざ水の中へ。
緊張の一瞬ではありましたが、じんわりと水の中へ浸けていきました。念のため、軽い振動にも耐えられることができるのかもテストしてみました。
結果はご覧の通り、防水ケースの水気をタオルで拭き取り開封してみると、ティッシュは見事にそのままの状態で帰還することに成功しました。
触って確認をしてみましたが、濡れている箇所は一切ございませんでした。
ただし、防水ケースを取り外した際に少量の水滴がついていることがあります。タオルなどで細かいところが拭き取れない場合は、防水ケース自体を振り回せば水滴を飛ばすことができます。
ドキドキの本番
防水テストを終え、大丈夫なのを確認したあとはiPhoneに防水ケースを装着しました。
いくら結果はよくても、いざ本番になるとかなりの緊張。入念に確認を済ませ、いざ水の中へ入れました。
今なところなにか起きたという感じはなく、試しにそのままの状態で数分間待ってみました。
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(3分経過)
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特に変わった様子はなく。さすがに水の中で画面を操作するのは困難なようで、強く抑えて操作しても反応はありませんでした。
水中などで写真を撮る際は、音量ボタンを押して使う形になるということです。
なにはともあれ、大成功を収めることができひと安心しました。お疲れ様でした。
日常使いではどうなの?
良かったこと
その①
防水ケースを装着することによって日常生活上で得られたことは、落下しても大丈夫なんだという安心感です。付属されているストラップは、見た目がダサくなるのでわたしは付けていませんが。
その分枠はシリコンラバーといって滑りにくい材質にはなっているので、よっぽどのことがない限り手から滑り落ちることはないのかなと思います。
その②
ほかにはズボンのポケットには極力荷物は入れたくない派なので、カバンのなかへ気軽に入れられるところです。傷の耐性力がどの程度あるかはわかりませんが、少なくとも小傷などからは守ってくれるかと思います。
その③
それに今まで地味に嫌だったのが、ケースのなかに溜まってしまうホコリです。定期的に清掃は行なっていましたが、そんな手間からも解放されるのは非常にありがたいと感じました。
その④
最後極め付けは、電話をしたあとの画面につく汗や皮脂は気にならなくなりました。以前はiPhone Xにも画面シートを付けていましたが、汗かきなのもあっていくら上手に貼ったとしても汗がシートの隙間から混入してしまい、毎回無様な姿になっていました。
そうなってくると、もう付けないほうがいいよなという考えに至ってしまい、それからは剥がして使っていました。
ただ、やっぱり電話をする度に画面が汚れてしまうのは嫌だったので、防水ケースがあることで物理的な汚れからの解放と精神的な安心感、そして手軽に水道水などで洗うことができるというところは魅力的でした。
その⑤
ちなみに電話関連で、これ、防水ケースを購入するに至って1番気になるところだと思いますが、通話に関してはまったく問題ありませんでした。
声がこもるようなことも、相手に声が聞こえずらくなるようなことも、普段の通話で実証済みです。防水ケースを装着してから一度も声が聞こえずらいと言われたことはありませんし、相手に確認を行なってもまったく普段通りに聞こえているとのことでした。
1番の心配事だっただけに、買って良かったなと思いました。
取付取外についての注意事項
表題にもあるようにケースに本体を入れるときに注意が必要です。iPhone Xは画面のノッチ部分、Lightningコネクターの右側、背面のカメラ部分にマイクがあるようですが、3ヶ所のうちLightningコネクターの右側部分からこちらの声を拾っています。ケースにはここにスポンジのようなパーツがぴったりとカバーすることによって正しくノイズキャンセルされて通話されるようになります。このスポンジが変形してつぶれると通話に支障を来しますので、ケースに収めるときは説明書のように下側から入れるようにしてください。説明書では外すときは下側から外すようになっていますが、スポンジ部分にストレスが無いように上側から外す方がいいと思います。タッパーケースの様にフタをしますが、取り外す時にかなり堅いです。頻繁に取り出す使い方には向かないかもしれません。
引用:Amazonレビュー
商品を取り扱うにあたって参考になるレビューを見つけました。
なるほどそういう仕組みなのかと思い、このことはきちんと守って取り扱ったほうが良いのかなと思います。こういったレビューがあったのも、商品を購入するきっかけにもなりました。いや、本当に感謝しかありません。
微妙だったこと
その①
反対に失ったことは、文字入力の精度と打ちやすさです。防水ケースは外側から内側に向かってくぼんでいることもあり、親指の付け根辺りにケースが干渉してしまい、控えめに言って文字入力する度に不快です。
だからといって少し我慢をすれば打てないこともありませんが。文字入力の間違えをしやすくなったように感じます。
イラっとしてしまいますが、そういうときには少し力?……いいえ、画面に映るキーボードめがけて歯を食いしばりながら力強く入力するようにしています。これが不思議と入力の間違えも少なくなります。
その②
機能、デザインともに個人的には申し分ありませんが、しいて挙げるなら重さをもっと軽くしてほしいと思いました。
防水な分、見た目のゴツさはどうしようもないと思いますし。手に持ったときにフィットするので、逆にゴツいのが良かったりします。
その③
手荷物少なめで、ショルダーバッグも必要ないかなといった場面で、主にベルトなしのズボンのときでポケットに入れておくと気持ち下がってしまうのがすごく嫌です。
着なければいいと思うかもしれませんが、猛暑の季節には半ズボンは履きたい。だってくそ暑いですから。
少しはクールダウンをしないと日々が辛くなってしまいますので。
まとめ
レビューでは書ききれていないこととして、防水ケースを装着したままの画面入力については、反応も自然で普段通りに操作することができています。デザインに関しては高級感はありませんが、使用目的(水中撮影など)がはっきりとしている方であれば妥協できる範囲内なのかなと思います。
このレビュー記事のオチとしては、悲しいかな、水中での子どもの写真をまだ1枚も撮ることができていません……(涙)