映画『ミッドナイト・スペシャル』謎めく展開についつい魅了されてしまう作品!

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上映時間 111分
製作国 アメリカ合衆国
監督 ジェフ・ニコルズ
音楽 デヴィッド・ウィンゴ
配給 ワーナー・ブラザース映画
公開日 2016年
主な出演者 マイケル・シャノン
ジョエル・エドガートン
キルステン・ダンスト
アダム・ドライバー
サム・シェパード
ジェイデン・リーベラー

どうも、バンコです。

テイク・シェルター』(2011)や『MUD マッド』(2012)で知られる、ジェフ・ニコルズ監督の2016年に公開された映画『ミッドナイト・スペシャル』。

予告編を観るなり、この作品の世界観にめちゃめちゃ引き込まれてしました。

まず本作の魅力を挙げるなら、音楽のセンスがめちゃめちゃいいです。それにミステリアスな映像が、観る側の好奇心を上手に煽ってて、もう最高としていいようがありません。

少年の目や手は光っているし、それを見守る大人たちの姿があって、人間の間に生まれた子どもなのに少年の体には一体何が起こったのか?

とにかく謎は深まるばかりで、映画に登場する人物たちはこの世界で一体何を目の当たりにしたのか。

気になる要素しかなかったので観てみました。

あらすじ

超能力を持つ息子アルトンを守るため、彼を連れて追手から逃れる父の姿を描くSFヒューマンドラマ。物語が進むにつれ、なぜアルトンはゴーグルのようなもので目を隠しているのか、なぜ宗教の過激派が彼に関心を持っているのか、なぜ地元の警察から政府関係者までがこの父子を追いまわすのかが次第に明らかになっていく。

感想

ストーリーの展開は至ってシンプル!ただ、引き込まれるなにかがある!

本作のストーリーを簡潔にまとめると、超常的な力を持った一人の少年を巡る追跡劇が描かれています。

さほどひねりのない展開で序盤から中盤にかけて、とにかく地味で静かな印象を受けるのですが、終盤の結末だけは違いました。

神秘的な映像をみせつけられいい意味でも悪い意味でも、なんとも言えない感情が沸き起こりました。

クライマックスの映像美に関しては、確かに素晴らしい世界観が表現されていて、ついつい見入ってしまいました。それにその映像を観た瞬間は鳥肌が立ちました。

今まで見たこともない未知の映像を目の当たりにし、感動とはまた少し違う、どちらかと言えば好奇心が満たされる感覚に近いものがありました。

SF映画について今一度考えさせられるいい機会でした。

その一方で、作中のところどころでSF要素は含まれてはいるのですが、少年らの逃走劇を観ていると途中SF映画であることすら忘れてしまうこともあります。

そんなもんだから、最後の結末でみせつけられた映像美には一瞬戸惑いを隠せませんでした。

おいおい、ありえないだろう。

なんだよ。これ。

確かに映像美は美しいが・・・。

現実の世界が舞台になっているともあって、非現実的なものとの間で気持ちが冷める瞬間というのもがありました。

SF映画ということはわかってはいるのですが、序盤から中盤にかけての作り手の技が光っていました。

謎めいた少年にひと言!

映像とかストーリー展開とか素晴らしいとは思いますが、もちろんツッコみたい要素もあります。

無性にツッコを入れたくなったのは、少年の姿。

君は、リディックかよ!・・・いや違う、サイクロプスかよ!

と、ゴーグルといい光る目といい、体格は違えどもその辺の設定がそっくりです。

リディックよりも体術があるわけでもないですし、サイクロプスのような破壊光線能力があるわけでもないといった感じです。

能力的には、衛星を落としたり家の屋根を破壊したりと、不思議な能力を兼ね備えています。

人間の間に生まれた子どもであるのに、この世界にとって少年は一体どのような存在なのか。

見た目は可愛らしいのに、謎めいた部分が観たい欲求を高めてくれます。

すべてはクライマックスシーンで明らかになりますから、少年の謎を知りたいという方は、ぜひ自らの目で確かめることをおすすめします。

見どころは家族ドラマ!

本作には「家族」をテーマにしたドラマが繰り広げられています。

父親が息子を想う気持ち、母親が息子を想う気持ち、そして息子が両親を想う気持ち、このどれもが心にグッときます。

政府からカルト教団から追われ、息子を守り抜こうとする父親や母親の姿は素晴らしいものがあります。

息子をとある目的地へ連れて行くために様々な壁が立ちはだかりますが、なんとしてでもやり遂げようとする気迫が伝わってきて、マイケル・シャノンもキルステン・ダンストも名演技でした。それにジョエル・エドガートンも。

まあ、お三方以上に、少年のアルトン役を演じたジェイデン・リーベラーの演技力は神がかっていましたけどね。

本作の一番の見せ場でもあるクライマックスの展開には、なんとも言えない心にぽっかりと穴が空いたような気持ちにさせます。

「家族」の存在について改めて考えさせられる、そんなきっかけをくれる作品です。

さいごに

ジェフ・ニコルズ監督の作品をはじめて観てみましたが、正直好みがわかれるかなあと思います。

直球というよりもどちらかといえば変化球でメッセージを訴えてくるため、汲み取る側も油断してしまうとすぐにお陀仏になってしまいます。

映画を観て色々と考えを巡らせるのが好きな方にとっては、ぴったりの作品です。

それにSF映画が好きならさらにいいと思いますので、我こそはその条件に当てはまっているという方は鑑賞してみてください。

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